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港湾の観光レクリエーション機能の充実に関する研究

 事業名 港湾の観光レクリエーション機能の充実に関する研究
 団体名 地方自治研究機構 注目度注目度5


(3)港湾の観光レクリエーション活動類型別の展開方策
 港湾の観光レクリエーション機能の充実の方向は、港湾を観光・交流の場のひとつとして位置づけてその役割を高めるとともに、根底において港湾を地域生活に根付かせること(地域化)、がポイントである。
 
港湾の機能充実、周辺地域及び広域観光地域構造との連携促進の概念
 
 各論的には、港湾に直接関連する観光レクリエーション活動を軸にみると、次の2つの枠組みとして整理できる。
 
ア 「港湾それ自体を観光レクリエーションの場」として活用するための施設整備や運営管理方式の充実
イ 陸域、海域を含めて「港湾が周辺地域の観光レクリエーションの基地」として機能するための基地機能の充実
 
 本調査では、港湾の観光レクリエーション機能の充実についてソフト施策を中心に検討することが主旨であるため、港湾のもつ歴史文化や観光・交流機能、施設など既存のストックを再発見し、併せて基地性を活かして周辺地域の観光対象(観光レクリエーション適地を含む)のネットワーク化をはじめ広域の観光地や大量の観光レクリエーション需要の発生地である地方中核都市や大都市圏などとの連携を促進することが重要な方策となる。
 
 以下、港湾の観光レクリエーション機能の充実を検討する前提として、港湾を活かした観光レクリエーション活動別の実態、問題点や対応策の現状と意向を今回のアンケート調査結果から要約して再掲し、活動類型別の展開方策を検討する基盤とする。
 
A 港湾を楽しむ観光
・ 港湾自体が知られていないことがあるが、観光レクリエーション実態に即すると、低利用の要因として「観光資源を活かし切れていない」、「集積が無く、PRしにくい」といった意見が多い。
・ 実施している対応策として、魅力づくりのための観光拠点施設の整備といったハード事業の志向性がかなり強いが、港湾の立地によっては地元産品の出店、体験メニューのPR、インターネットHPでのPRの実施などのソフト事業も散見できる。
・ 今後の対応として、新たな観光資源の発掘、PR活動で港湾を周知させ、情報提供を強化するといった意向がうかがえる。
B 港湾でのイベント
・ 駐車場の確保難、アクセス交通手段の不備、及び良い企画がないといった意見が多い。
・ 対応策としては、港湾開発による駐車場や臨海道路緑地の整備といったハード整備とともに、公共施設の駐車場の借用、近隣の学校グランドの駐車場としての借用、離れた駐車場からの送迎バスの導入などを行っている。
・ 今後の対応として、アクセス利便性の向上、魅力ある公共スペースの提供を通した駐車場の調達などの意向がうかがえる。
C 港湾を基地とする海洋観光
・ 基地としての適性をもつ港湾では、まず駐車場や飲食などの陸上機能の不備、周辺海域の魅力が分からない、利用者・旅行代理店のニーズ情報の不足などが多い。
・ 対応策としては、大型観光船の入港ができないなどを除いて、県との連携による港湾開発での駐車場や臨港道路緑地等の整備、機関誌パンフなどによる情報提供などを行っている。
・ 今後の対応として、インターネットによる情報提供の拡充、施設整備、魅力ある公共スペースの提供・活用を促す意向がうかがえる。
D 港湾や周辺海域での海洋レクリエーション
・ 水域に利用スペースがない、漁業者との調整が容易ではない、利用者や旅行代理店のニーズ情報の不足といった問題が多い。
・ 対応策としては、国立公園外への係留施設の整備、係留に関する船舶間での水域利用調整、夏場に海水浴場を中心としてマリンスポーツの制約を設けるなどの海域利用調整とともに、旅行代理店への広報などが行われている。
・ 今後の対応として、プレジャーボートの係留施設の整備や不法係留の管理強化をはじめ地元協議会と連携した釣り場の確保や地域固有の資源(例えば、捕鯨の歴史・教会群等)を活かした地域のイメージアップなどが挙げられている。
E A〜Dを支援する各種活動
・ 多くが港湾の観光レクリエーション利用の必要性がなかったため支援活動自体の中身がわからないレベルである。そのほかでは利用者や旅行代理店のニーズ情報が不足していることが挙げられている。
・ 対応策として、もっぱら関係機関との情報交換が中心である。支援は環境管理や人材育成などが主なため公的な連携を重視している。
・ 今後の対応として、関係機関との情報交換、必要に応じて対応、利用者や旅行代理店ニーズの把握などを挙げており、今後の充実事項といった実態がうかがえる。
 
 以上の実態とA〜Eの類型的な活動を念頭に置いて、次の枠組みで港湾に関連する観光レクリエーション活動を類型化し、それらの活動を港湾が受け入れる場合の既存機能の充実、機能複合による魅力強化や利便性の向上策、及び各種の魅力づくりや宣伝PRなどを含めたソフト施策を中心とする利用促進方策のポイントを列挙する。
 
●港湾自体を観光レクリエーションの場として利用する活動類型→『港湾の環境を楽しむ観光レクリエーション活動』
●港湾を周辺利用の基地として利用する活動類型→『港湾を基地とする観光レクリエーション活動』
 
■観光レクリエーション活動類型別の魅力向上・利用促進策と参考事例
 
 
 
 







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更新日: 2021年10月16日

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