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ご挨拶
財団法人 全日本なぎなた連盟
理事長 河盛敬子
 きびしい暑さの中、東北三大祭りの一つ“たなばた”で有名なここ仙台市の仙台市体育館に、北は青森から南は沖縄までの全国各地から300名余の元気あふれる中学生の皆さんを迎えて「JOCジュニアオリンピックカップ第10回全国中学生なぎなた大会」を盛大に開催できますことを皆様とともに喜びたいと思います。
 これも本大会開催の趣旨に深いご理解をお寄せ下さいました文部科学省をはじめ宮城県、仙台市ほか関係諸団体のお力添えによるもので、衷心より厚く御礼申し上げます。
 今年度より学校における完全週休2日制が実施されました。その余暇を有効に活用し日本の伝統文化であるなぎなたを学び、多くの仲間と心を通わせ、健康を育み、自らを高める努力をつづけることは、現代社会において有意義なものと思います。
 来年は、アメリカにおいて第3回世界なぎなた選手権大会が開催され、皆さんの先輩選手の方々が出場されます。皆さんも近い将来に日本を代表する選手になれるよう、お稽古をつづけて行かれますことを心より期待いたしております。
 本日出場されました選手の皆さんは持てる力を十分に発揮し、中学生らしいさわやかで若さあふれる競技を展開していただくとともに、今日の出会いを大切に中学生活の思い出深い大会となりますよう願っております。
 終わりに、本大会開催に格別のご尽力を賜りました宮城県なぎなた連盟の皆様に深甚なる敬意と謝意を表しましてご挨拶といたします。
祝辞
文部科学大臣 遠山敦子
 JOCジュニアオリンピックカップ第10回全国中学生なぎなた大会が、盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。
 中学生の時代は、心身ともに大きな成長を遂げる大切な時期であり、仲間と共に汗を流し、活気あふれる生活を送ることは、健康な体と豊かな人間性を培うためにも大変重要なことであります。なぎなたに打ち込み得られた経験は、皆さんのこれからの生涯においてもかけがえのないものとなるでしょう。
 本大会は、我が国の中学校におけるなぎなたの普及・発展に大きな貢献をしてきており、皆さんの先輩方が幾多の感動のドラマを繰り広げてきた大会でもあります。
 選手の皆さん、どうか日ごろの練習の成果を存分に発揮し、中学生らしくはつらつとした競技を展開してください。
 そして全国各地から集まった仲間や、大会を支えて下さる地元の皆さんとの交流の輪を広げ、よき思い出をたくさんつくり、本大会が心に残るものとなるよう願っております。
 終わりに、本大会の開催に御尽力された財団法人全日本なぎなた連盟をはじめ、開催地及び関係の皆様に深く敬意を表しますとともに、本大会の成功となぎなた連盟のますますの発展を祈念して、お祝いの言葉といたします。
祝辞
宮城県知事 浅野史郎
 このたび、全国から多数の選手や関係者の皆様をお迎えして「JOCジュニアオリンピックカップ第10回全国中学生なぎなた大会」が、仙台市を会場として盛大に開催されますことは誠に喜ばしく、県民を代表して心より歓迎申し上げます。
 ご存じのとおり「なぎなた」は、日本古来の武道として国内はもとより、世界でも多くの方に愛好され、広く普及・発展しているところです。
 宮城県では、昨年の「新世紀・みやぎ国体」や先月開催されました「ワールドカップサッカー」と大規模な大会が続き、県民のスポーツに対する関心も非常に高まりを見せております。このような中、心身ともに調和のとれた青少年を育成することを目的に、本大会が開催されますことは、「県民総スポーツの推進」を目指す本県のスポーツ振興に大いに寄与するものと確信しております。
 どうか選手の皆様には、日頃の練習の成果を十分に発揮されますとともに、選手相互の交流と友好の輪が広がることを期待しております。
 また、この機会に是非、宮城の文化・名所に触れていただくなど、本大会の思い出のひとつに加えていただければ誠に幸いであります。
 終わりに、本大会の開催に当たり御尽力いただきました関係各位の皆様に深く敬意を表しますとともに、大会の御成功を祈念いたしまして、お祝いのことばといたします。







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