日本財団 図書館


瀬戸内海海洋環境体験学習
 
6 第9回セミナー
生きている化石カブトガニの観察と海水浄化船の見学!
 
6.1 はじめに
 
 カブトガニは今から2億年前より形を変えず生息している「生きている化石」と言われる生物です。日本では、一昔前までは瀬戸内海から九州北部の海岸で数多く生息していましたが、最近では海岸の埋立や水質悪化のためにごく一部の地域でしか見ることはできない絶滅危惧生物となってしまいました。
 本セミナーでは生きているカブトガニの観察や飼育・放流している施設の見学の他、船を使って海水を浄化している実験を見学した。具体的には以下の3つの項目を目的にセミナーを実施した。
 
(1)カブトガニの生息環境と生態を知る
(2)環境浄化の取組み〜浄化船〜とその仕組みを知る
(3)カブトガニの保全について考える
 
6.2 セミナー概要
 
(1)プログラム
■日時:平成14年10月12日(土)9:00〜18:00
■場所:岡山県笠岡市立カブトガニ博物館(カブトガニ生態、飼育施設の見学)
岡山県笠岡湾(浄化船による海水浄化実験・東海大学)
■テーマ:生きている化石カブトガニの観察と海水浄化船の見学!
参加者数:50名(内小中学生27名)
■当日スケジュール:
 
9:00
 
兵庫県以東の人はJR山陽本線姫路駅に集合、貸切バスで出発
11:00
 
岡山県以西の人はJR山陽線笠岡駅に集合、
 
 
貸切バスでカブトガニ博物館へ移動
11:30〜12:30
 
カブトガニの保護活動について講義、昼食
12:30〜13:30
 
博物館見学
13:30〜14:00
 
カブトガニの飼育施設の見学
14:00〜15:30
 
浄化船による海水浄化実験の見学
15:30
 
退館
18:00
 
JR山陽本線姫路駅にて解散
 
(2)講師・スタッフ名簿
 
No. 名前 所属 役割
1 森田 謙介 笠岡市立カブトガニ博物館館長 講師
2 惣路 紀通 笠岡市立カブトガニ博物館主任学芸員 講師
3 山崎 正一 青木マリーン(株)常務取締役 講師
4 古閑 久義 青木マリーン(株)技術開発部長 講師
5 小柳 忠次 青木マリーン(株)営業部部長 講師
6 湊 太郎 青木マリーン(株)技術開発部 講師
7 上月 康則* 徳島大学大学院工学研究科助教授 総合進行
8 中西 敬* 総合科学(株)海域環境部長 進行補佐
9 石川 潤一郎 (財)国際エメックスセンター企画調査課課長 受付・撮影
10 大辻 清治 (財)国際エメックスセンター企画調査課課長補佐 受付・撮影
11 内藤 豊 (財)国際エメックスセンター企画調査課主任 受付・撮影
*生態系工学研究会会員
 
(3)参加者名簿
 
No. 名前 年齢 性別 No. 名前 年齢 性別
1 Y.Y 7才 23 U.T 11才
2 Y.Y 44才 24 U.M 9才
3 S.Y 10才 25 U.K 39才
4 S.M 40才 26 B.M 8才
5 M.S 13才 27 B.R 8才
6 M.A 13才 28 B.S 42才
7 M.H 42才 29 F.A 12才
8 K.R 10才 30 K.T 13才
9 K.Y 8才 31 M.K 8才
10 K.R 38才 32 M.S 8才
11 N.M 58才 33 M.S 11才
12 H.T 9才 34 M.S 36才
13 H.N 40才 35 T.K 13才
14 M.K 45才 36 M.K 12才
15 M.J 12才 37 S.K 12才
16 N.M 38才 38 S.S 45才
17 N.H 10才 39 I.N 10才
18 N.N 8才 40 I.A 8才
19 I.K 43才 41 I.B 3才
20 I.S 8才 42 I.N 1才
21 K.M 66才 43 I.Y 39才
22 K.K 10才 44 N.T 9才
 
写真6.1 第9回セミナー・参加者







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION