日本財団 図書館


神戸高速鉄道高速神戸駅 調査結果概要
 
調査対象としたルート
○ルート1(R1):14、15、D、E出口から東改札からホーム
○ルート2(R2):8、9出口から西改札からホーム
○ルート3(R3):東改札から西改札(地下通路)
 
  総評
移動の
しやすさ
○車いす使用者の主動線:R1、R2の外部から改札は階段のみのため移動困難。R1の改札からホームは車いす対応エスカレーターが利用できるが、駅員の介助が必要。R3は水平移動できる。
○垂直移動:各ルートともエレベーターなし。R1はエスカレーターが設置。
○階段:階段は手すりが設置されているが、踏面の端の区別がない。一段手すり。
○誘導ブロック:主要な経路に不連続な箇所がある
○警告ブロック:階段手前、エスカレーター、ホーム際、曲がり角に警告ブロックが不足している
○列車とホームの隙間・段差:大きい箇所がある(車いす使用者は駅員が対応)
案内情報の
わかりやすさ
○経路案内、設置の位置案内、列車の運行情報:基本的な案内は設置
○料金表:点字運賃表あり。文字が小さく読みづらい
○バリアフリーの経路情報:エスカレーターの位置情報などバリアフリー、ルートへの誘導案内が不足
○点字・音声:点字案内や音声案内、盲導鈴がない
○緊急情報:緊急時や危険を知らせる音声以外の案内情報が不足
○ソフト対策:職員の研修、マニュアル、介助体制は一通り整備されている
施設設備の
使いやすさ
○券売機への誘導ブロックが敷設されてあるが、有人改札までの誘導ブロックがない。車いす使用者は券売機を利用しづらい。
○改札は各対象者とも通過が可能な幅員で、誘導ブロックで誘導されている。
○一般トイレがあり、手すりが設置されたものもある。洋式トイレなし。
○車いすで利用できる電話がある。
○FAXなど設備が不足。
 
特記事項・事業者コメント
 
 
  移動のしやすさ 案内情報の
わかりやすさ
施設設備の
使いやすさ
高齢者 R1 BC
R2 BC
R3 A+
総 BC
・各ルートともエレベーターなし
・R1には基準を満たしたエスカレーターあり
・階段の端の区別がない
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
・料金表の文字が小さく読みづらい
AB ・券売機に荷物置きあり
・改札利用可
・手すりのついたトイレあり
・洋式トイレなし
肢体不自由者
(非車いす)
R1 BC
R2 BC
R3 A+
総 BC
・各ルートともエレベーターなし
・R1には基準を満たしたエスカレーターあり
・階段の端の区別がない
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
・料金表の文字が小さく読みづらい
AB ・券売機に荷物置きあり
・改札利用可
・手すりのついたトイレあり
・洋式トイレなし
肢体不自由者
(車いす使用者)
R1 C
R2 C
R3 A+
総 C
・R1の改札からホームヘは車いすエスカレーターを利用できるが、駅員の介助が必要
・列車とホームの段差が大きい場所がある
B ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
・料金表の文字が小さく読みづらい
・バリアフリールートに関するサインが不足
B ・券売機は利用しづらい
・拡幅改札利用可
・車いす用トイレなし
・車いすでアクセスできる電話機あり
視覚障害者 R1 BC
R2 BC
R3 C
総 BC
・各ルートとも主要な経路に誘導・警告ブロックが不足
・階段端の色の区別がない
・列車とホームの隙間が大きい箇所がある
BC ・料金表の文字が小さく読みづらい
・点字運賃表あり
・音声は全般的に不足
AB ・券売機への誘導ブロックあり
・有人改札に誘導ブロックなし
・設備の音声案内が不足
内部障害者 R1 BC
R2 BC
R3 A+
総 BC
・各ルートともエレベーターなし
・R1には基準を満たしたエスカレーターあり
・階段の端の区別がない
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
・料金表の文字が小さく読みづらい
AB ・券売機に荷物置きあり
・改札利用可
・手すりのついたトイレあり
・洋式トイレなし
聴覚及び
言語障害者
  B ・緊急時の音声以外の案内が不足
・手話対応は不可
B ・FAXなど設備が不足
・音量調節付電話を設置
知的障害者 AB:基本的な案内サインが図記号で提供
外国人 AB:基本的な案内サインが図記号及び英語・ローマ字で提供







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION