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営団高田馬場駅 調査結果概要
 
調査対象としたルート
○ルート1(R1):1、2、3出口からJR口政礼からホーム
○ルート2(R2):4、5出口から中央口改札からホーム
○ルート3(R3):6、7出口から戸塚口改札からホーム
○ルート4(R4):JR口改札から中央口改札
 
  総評
移動の
しやすさ
○車いす使用者の主動線:R1〜R3は階段のみのため、移動困難で駅員の介助が必要。R4は水平移動。
○垂直移動:各ルートともエレベーターなし。R1の改札からホームにエスカレーターが設置。
○階段:階段は手すりが設置され、踏面の端の区別されている。一段手すり。
○誘導ブロック:主要な経路に連続して敷設されている
○警告ブロック:階段手前、エスカレーター、ホーム際、曲がり角に警告ブロックが敷設されている。
○列車とホームの隙間・段差:大きい箇所がある(車いす使用者は駅員の介助で対応)
案内情報の
わかりやすさ
○経路案内、設備の位置案内、列車の運行情報:基本的な案内は設置
○料金表:点宇運賃表あり。文字が大きく読みやすい
○バリアフリーの経路情報:エスカレーターの位置情報などバリアフリールートヘの誘導案内が不足
○点字・音声:点字案内や音声案内がない。盲導鈴あり。
○緊急情報:緊急時や危険を知らせる音声以外の案内情報が不足
○ソフト対策:職員の研修、介助体制は一通り整備されている
施設設備の
使いやすさ
○券売機への誘導ブロックが敷設されてある。車いす使用者の利用に配慮した券売機がある。
○改札は各対象者とも通過が可能な幅員で、誘導ブロックで誘導されている。
○一般トイレがあり、手すりが設置されたものもある。洋式トイレあり。
○車いす対応トイレがあり、広さ、扉、手すりの基準を満たしている。
○電話機は車いすで利用できるものもある。
○FAXなど設置が不足。
 
特記事項・事業者コメント
・平成13年度中に階段の2段手すり化及びトイレの点字案内設置を行う。
 
  移動のしやすさ 案内情報の
わかりやすさ
施設設備の
使いやすさ
高齢者 R1 BC
R2 BC
R3 BC
R4 A+
総 BC
・各ルートともエレベーターなし
・R1には基準を満たしたエスカレーターあり
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
AB ・券売機に荷物置きあり
・改札利用可
・手すりのついたトイレあり
・洋式トイレあり
肢体不自由者
(非車いす)
R1 BC
R2 BC
R3 BC
R4 A+
総 BC
・各ルートともエレベーターなし
・R1には基準を満たしたエスカレーターあり
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
AB ・券売機に荷物置きあり
・改札利用可
・手すりのついたトイレあり
・洋式トイレあり
肢体不自由者
(車いす使用者)
R1 C
R2 C
R3 C
R4 A+
総 C
・R1〜R3においては駅員の介助が必要
・R4は水平移動
・列車とホームの段差が大きい場所がある(簡易スロープなし)
B ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
・バリアフリールートに関するサインが不足
AB ・券売機に蹴込みがあり利用できる可能性あり
・車いす使用者に対応した発券カウンターあり
・拡幅改札利用可
・車いす用トイレがあり広さ、扉、手すりの基準に適合
・車いすでアクセスできる電話機あり
視覚障害者 R1 BC
R2 BC
R3 BC
R4 A+
総 BC
・各ルートとも主要な経路に誘導・警告ブロックが敷設されている
・列車とホームの隙間が大きい箇所がある
AB ・音声案内は全般的に不足
・盲導鈴あり
・点字運賃表あり
AB ・券売機への誘導ブロックあり
・有人改札に誘導ブロックあり
・設備の音声案内が不足
内部障害者 R1 BC
R2 BC
R3 BC
R4 A+
総 BC
・各ルートともエレベーターなし
・R1には基準を満たしたエスカレーターあり
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
AB ・券売機に荷物置きあり
・改札利用可
・手すりのついたトイレあり
・洋式トイレあり
聴覚及び
言語障害者
  B ・緊急時の音声以外の案内が不足
・手話対応は不可
B ・FAXなど設備が不足
・音量調節付電話を設置
知的障害者 AB:基本的な案内サインが図記号で提供
外国人 AB:基本的な案内サインが図記号及び英語・ローマ字で提供







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