第3分科会
(6階・孔雀の間)
『小規模作業所から小規模授産施設への移行』
司会者 |
徳島県家連 |
杣友 詩郎 |
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徳島保健所 |
中井知恵子 |
助言者 |
さんかく広場 |
武田廣一施設長 |
2県代表・実践報告者
高知県土佐あけぼの会 |
野村みちよ |
徳島県あっぷる |
山下 安寿 |
第3分科会『小規模作業所から小規模通所授産施設への移行』
土佐あけぼの会(高知県)の活動報告
事務局 野村 みちよ
社会福祉法人土佐あけぼの会 設立経過
1.3つの小規模作業所の課題
香美地区あけぼの共同作業所:稼げる仕事がしたい。相談援助職員が欲しい。
サポートぴあ:パソコン技術を高め事業を発展させたい。職員が少な過ぎる。
野いちごの場所:作業所運営のしんどさ(事業発展、職員体制)、継続への不安。
↓
作業所運営の限界が共通→組織を拡大する力不足を実感→3つの協力で実現しよう
2.設立委員会結成と設立活動
(1)地域の応援隊を増やし、一緒に考えていく(お互いに知り合う)
保健医療関係者との協議〜地域生活支援における小規模授産施設の役割と活用
(2)資金づくりの過程の大切さ
(3)法人としての基本理念『支え合う心』
3.作業所利用者の思い、家族の思い
利用者: |
賃金や環境の向上への期待と変化への不安 |
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自分にとって何がよくなるのか? |
家族会: |
作業所開所と運営に携わってきた家族の不安(自分達のものでなくなる) |
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利用者の家族としての立場へ |
4.事務局として見えてきたもの
(1)法人認可申請事務の負担は力になる
(2)基盤をもって事業(サービス)を行うための計画的な事務処理
(3)やりたいことをうまく実現するための事務管理
5.社会福祉法人って何だろう
・小規模作業所の感覚から福祉事業という意識(責任)へ
・福祉という大枠で方向性をもつこと
6.今後の展望
・サービスの基本姿勢を共通とし、3つの特色ある授産事業と地域交流事業を行う
・授産事業から地域生活支援への事業拡大
・社会福祉法人といえども1100万での運営→運営の知恵と要望
●地域活動の発展のために、小規模通所授産施設を運営する社会福祉法人という経営基盤を活用するのも一つの方法
小規模作業所から小規模通所授産施設ヘ・・・野いちごの場所の振り返りと転機
1.小規模作業所運営
・利用者の状況の変化
・職員体制(質と量)
2.「作業」の捉え方
・働く場所、訓練場所としての強いイメージ
・賃金保障をするためには最小限の運営体制が必要
・作業所レベルの賃金保障
・作業は手段か目的か
・通過施設として意識する
3.利用者にとっての作業所
・作業所にはつきあいと役割という、当たり前の生活がある
・人とのつきあいから自分に気づき、ストレス対処を一緒に考える(職員の役割)
・生活の広がりへのきっかけづくり
4.地域住民にとっての作業所
・障害者の生活への理解(作業所の地域活動)
・住民として活用してもらえる施設づくりが今後の大きな課題
5.今後の展望〜地域生活支援と就労支援
・「働くことへの支援」だけでなく「利用者の日常生活への関わり」
・「施設近隣住民との交流」による相互の意識変化
・やっぱり『連携』
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<法人運営組織図>
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<会計処理の流れ>
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精神障害者小規模通所授産施設事業計画
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