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29. 雨鳴太鼓保存会(あまなりだいこほぞんかい)(山梨県)
演奏曲 雨鳴(あまなり)
代表者 秋山 冨一
 
深沢 光貴 塩沢 礼司 青木 沙織 依田美津穂
小野 智愛 新津 真巳 田中 綾香 大久保美咲
石川 哲大 石川 捺月 新沼 芳梨 中村木乃実
川口 桃奈 前橋 瑠佳 望月 千滉 
 
 甲斐国史に「雨将づるとき山鳴りて声を発す」の一節が記されています。甲府盆地西部にある雨鳴山の言い伝えであります。今からさかのぼること約八百数余年の昔、甲斐源氏秋山太郎飛田守光朝公は、山深いこの地に館を構え、京の都より平重盛の娘を娶り、やがてその子孫は全国に広がっていきました。秋山姓の祖となる。地域の史実には、戦に際しては「竹や鉦を打ち鳴らして軍を鼓舞した」と記され、その打法は「今津打ち」として伝えられてきました。
 地域の明日を担う子供たちが、小さな手でバチを削り、皆で力を合わせて太鼓の皮を張り、自分たちの音を創り出しながら、先人たちが遺してくれた音の文化を大切に継承していきます。
 
30. おおむら太鼓連くじら太鼓(おおむらたいこれんくじらだいこ)(長崎県)
演奏曲 鼓打舞(こだま)
代表者 田中 俊己
 
一瀬 紀子 原 千鶴 高尾 飛円 高尾 奈央
渡木 裕里 渡司百合子 酒井 翔平 村瀬紗弥香
谷川 有花 冨永ちひろ 林由 利恵 田崎 弘洋
久保田あゆみ 
 
 大村市は1,000年の歴史を持つ城下町であり、城主がキリシタン大名であったことから、4人の天正少年使節をローマに送り、ローマ法王と謁見したという事は歴史的にも有名です。
 その時代と同じ頃、大村に捕鯨の基地があり、その網元で深沢義太夫という人物がおり、捕鯨で得た財産をすべて大村藩のために使い、自らは生涯質素な生活を送り、その一生を終えたそうです。
 おおむらくじら太鼓は、深沢義太夫の遺徳をたたえると共にその当時の勇壮な鯨獲りの様を太鼓の響きに変え、400年の歴史を越えて現在に誕生しました。
 
31. 山梨園芸高等学校(やまなしえんげいこうとうがっこう)すいれき太鼓部(たいこぶ)(山梨県)
演奏曲 櫟風(れきふう)
代表者 小林 則嗣
 
三ツ石 梢 望月健士郎 岡 まゆみ 丸山 奈美
池田 良恵 池田 良美 小林 由嘉 村上 賢太
小河原靖之 坂本 将太 塩沢 大和 日原 拓弥
雨宮 宏和 遠藤あゆみ 小川 勇也
 
 山梨県立山梨園芸高等学校は、明治28年山梨養蚕教習所として創設され、今年106年を迎える県下最古の専門高校です。我が「すいれき太鼓部」は、平成9年2月、本校で最も新しいクラブとして誕生しました。「すいれき」とは新緑の櫟林(くぬぎばやし)をさし、校歌の一節、「みどりしたたる櫟原」から採ったもので、櫟林開拓の苦難を偲び、伸びゆく櫟の新芽若人の未来を重ねています。
 本日の演奏曲は、「櫟風」です。校訓「道を拓くひととなれ」のごとく、先輩諸氏の心意気を胸に、夢と希望を表現します。
 
 
32. やまばと太鼓(やまばとだいこ)(秋田県)
演奏曲 はばたき
代表者 大友 勲
 
大友 航生 大友 澪 高野知奈美 藤原 有香
高野由佳利
 
 「心のふるさと やまばと太鼓 それは幼い日の思い出」「太鼓の音 それは お母さんのお腹の中で聞いた懐かしい音」
 秋田市にあります「やまばと保育園」を母体として活動している太鼓団体です。ふるさとを大切にして欲しい、自分が生まれ育った地を愛する心を忘れないで欲しい、そんな思いから1986年(昭和61年)「この子らに 心のふるさとを」と地域の子ども等の健全育成の願いを込めて始めた太鼓です。
 地域の活性化に協力し、古い文化の中に新しい文化を取入れ、調和を図りながら、自分たちのふるさと創りに励んでいるところです。
 保育園で、日常の遊びとして太鼓と共に育った園児たちの中で、卒園してからもやりたいと集まり、週1回、1時間の練習を粘り強く続けております。
 今日は、2年生1人、3年生3人、5年生1人、5人で力一杯叩きます。







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