日本財団 図書館


塩見 和子
(財)日本太鼓連盟理事長
 
 1965年国際基督教大学(I.C.U)教育学部(構造言語学を専攻)在学中より、通訳として活躍する。
 卒業後も、政治、経済、金融、医学等の技術分野において日本で初めての女性日米同時通訳グループを結成し、活躍を続ける。
 1968年アメリカ国務省、カナダ政府と契約して、政府交渉及び国際会議等の同時通訳としてアメリカを中心に国際的な活動の場を広げる。
 1979年帰国し、世界最大・最古のオークション会社サザビーズの日本代表に就任する。
 1989年サザビーズジャパンの社長に就任し、美術品オークション制度や、日本でのサザビーズの名を定着させた。1991年サザビーズロンドン本社経営委員会のメンバーに就任するも1992年に退社する。
 1997年財団法人日本太鼓連盟の副会長、2003年に理事長に就任、現在に至っている。また、(財)日本音楽財団の理事長としても活躍している。
 著書としては、1992年「いい女、いい仕事」(主婦と生活社)、1994年「女ひとり世界の歩き方」(講談社)がある。
 
ジョージ・川口
ドラマー
 
 1927年京都府に5人兄弟の次男として生まれる。
 1933年満州に渡り、ジン・クルーバーのドラム・ソロに感激、その日からドラムのとりこになる。
 1940年大連実業学校に進学。終戦後しばらくの間、大連市内の父親のバンドに席を置き、ダンス・ホール、ソ連司令部などで演奏をする。
1955年浅草国際劇場において第1回リサイタルを開催、その後1958年ビデオホール、1965年、1974年サンケイホール、1976年郵便貯金ホールで、いずれも満員盛況となる。
 1980年日本ジャズ界で最もめざましい功績を残したジャズマンに贈られる「南里文雄賞」を受賞し、1981年には「芸術選奨・文部大臣賞」を受賞。また、1988年には日本ジャズ界から初めて「紫綬褒章」を受章した。
 1996年11月「勲四等旭日小授章」を受章。
 今後は、ジャズ音楽を通じて世界各国と交流を深め、世界平和に少しでも貢献できるよう積極的に推進していくべく心あらたにしている。なお現在、財団法人日本太鼓連盟評議員としても活躍している。
 
西角井 正大
実践女子大学教授
 昭和7年(1932)生まれ。さいたま市。國学院大学大学院修士課程。文化財保護委員会文部技官を経て、国立劇場へ。芸能部に属し、22年間民族芸能と琉球沖縄芸能のプロデューサー・ディレクターを務める。この間昭和52年に「日本の太鼓」公演をスタートさせ、12年間担当。以後調査養成部長、芸能部長を歴任、平成10年定年退職。
 現在、実践女子大学教授(文学部美学美術史学科)。民俗芸能、日本芸能史などを講ずる。國學院大學大学院日本大学大学院講師。国立劇場おきなわ運営財団理事。日本太鼓連盟理事等。太鼓に関して「太鼓・打芸」(『芸能』)、「日本の太鼓」(『大塚薬報』)、「伝統打楽器の音楽的視座」(『音楽の友』)などの論文がある。単著書に『日本の音楽芸能』、『民俗芸能入門』、『祭礼と風流』、『大衆芸能資料集成第8巻』。本年『文化としての民俗芸能と民俗芸能からのメッセージ』(仮題)の出版予定。
 
古屋 邦夫
(財)日本太鼓連盟 技術委員会委員長
 1級公認指導員、長野県太鼓連盟事務局長
 1948年9月14日岡谷市に生まれる。
 1967年6月御諏訪太鼓に入門、宗家小口大八氏に師事、以来今年で太鼓暦35年を数える。
 1970年より宗家小口大八氏と共に岡谷太鼓の指導を始める。信州太鼓連盟(現在の長野県太鼓連盟)の発足に携わる。
 1978年10月長野県やまびこ国体で集団演技太鼓の部で県内チームを指導する。以降、各地の団体を指導し、その数170チームを数えている。また、海外でも数多くの公演を行い、多くの海外チームを指導している。
 1998年2月に開催された長野冬季オリンピックにおける閉会式の太鼓演奏や2千人太鼓等の指導を行った。
 現在、財団法人日本太鼓連盟技術委員会委員長として活躍している。
 
(五十音順・敬称略)







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION