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審査委員紹介
池田 庄作
(財)日本太鼓連盟副会長
 
1921年石川県に生まれる。
1960年御陣乗太鼓保存会を設立し、国内外で演奏活動を行う。1979年に全日本太鼓連盟設立に発起人として参画し、設立後は代表世話人に就任する。
1985年石川県太鼓連盟を設立、理事長に就任する。同年、石川県文化活動奨励賞を受賞する。
1992年全日本太鼓連盟の組織変更に伴い、副会長に就任する。
1996年社団法人石川県太鼓連盟を設立、理事長に就任する。
1997年財団法人日本太鼓連盟の設立に伴い、副会長に就任する。
1998年財団法人日本太鼓連盟特別公認指導員に認定される。
2000年北國風雪賞を受賞する。また同年、文化財保護功労者として文部大臣から表彰を受ける。
 
岡田 知之
洗足学園音楽大学教授
 
1960年東京芸術大学音楽部打楽器専攻を卒業、NHK交響楽団楽器奏者となり1992年定年退職。
 その間、1963年日本最初の打楽器グループ「東京パーカッションアンサンブル」を結成し演奏会を開催。1967年N響派遣によりベルリンで研修。1970年打楽器リサイタル、1975年岡田知之打楽器合奏団結成、定期公演、海外公演、学校の鑑賞会などを実施、その活動に対し文化庁芸術祭優秀賞や音楽之友社賞などを受賞。1990年より打楽器アンサンブルの国際交流を目的に「ムジカコスモアンサンブルの響宴」を年1回開催。著書に「打楽器事典」「ティンパニ教本」「小太鼓100曲集」。執筆に「ニューグローブ世界音楽大辞典」「新編音楽中辞典」などがある。日本管打楽器コンクール、各地の吹奏楽コンクール審査員。国立音楽大学の講師、助教授、教授を歴任。現在、洗足学園音楽大学教授、音楽学部長、大学院音楽研究科長、付属打楽器研究所所長。名古屋音楽大学教授特別講師。N響団友。
 
小口 大八
(財)日本太鼓連盟副会長
 
特別公認指導員・課題曲作曲者
 1951年諏訪大社の太々神楽の復元をし、爾後日本の風土から生まれた和太鼓の伝統的な大小様々な音色の異なった太鼓を集めて、オーケストラ方式による独創的な組太鼓スタイル(複式複打法)を創案完成した。新次元の太鼓音楽として世界に冠たる民俗芸能を作り上げ、全国各地の公演と指導、たび重なる国際公演に絶賛を博し、国際親善文化交流にも大きく貢献した。'98長野オリンピック「日本の祭り」に出演、絶賛の2,000人揃い打ちを作曲指揮「勇駒」「信濃田楽」「万岳のひびき」は、世界36億人に強い感銘を与え、改めて日本太鼓の素晴らしさを知らしめた。また、日本全国534チームに及ぶ太鼓連を指導育成したほか海外はサンフランシスコを始め全米8チーム、カナダはトロント他5チーム、その他シンガポール・クウェート、など全世界に御諏訪太鼓指導チームを持ち、弟子の数7,000名を数えている。
 著書には「日本の太鼓」(1980年)、「日本太鼓基本打法」(1981年)、「天鼓」(1986年)、「複式複打法教本」(1994年)がある。1991年には、国際アカデミー賞も受賞している。
 
喜多郎
演奏家
 
 1953年愛知県豊橋市で生まれる。高校卒業と同時にロックグループを結成し、音楽活動を開始。
 1978年ソロとしてアルバム・シンセサイザー組曲「天界」を発表。1980年にはNHK特集「シルクロード」のテーマ曲を担当し、アルバム「敦煌」をはじめさまざまなアルバムを発表。
 民族音楽と宇宙的な電子音楽を組み合わせた新しいシンセサイザー音楽で、世界的な人気を獲得。
 10年前から米国コロラド州デンバーに居住。93年には、オリバーストーン監督映画「天と地と」にてゴールデン・グローヴ作曲賞、01年にはグラミー賞を受賞。その国際的音楽活動はめざましい。







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