日本財団 図書館


NPOしろい環境塾2〜3月の事業
一 第6回「平塚の里」保全・子どもの環境教育事業
日時
  
3月9日(土)10時〜15時(雨天時 17日(日))
場所
 
平塚の里(平塚・延命寺)
内容
 
大人(高校生以上) 竹林の総仕上げ(炭焼も) 30人
 
 
親子(小四以上はひとりでも可) 竹細工、秘密基地作りほか 30組
参加費
 
大人 300円
 
 
親子 500円
 
 
子どものみ 300円
持物
 
昼食、シート、軍手、防寒用の服装
申込先
 
柳澤(491−1140)、上西(491−0660)
 
二 第20回白井環境ウオッチング
名称
  
総べてを回ろう白井の雑木林(車使用)
日時
 
3月23日(土)10時集合 15時解散(雨天時 30日(土))
集合
 
白井市役所
内容
 
白井の主な雑木林を車で回ります。ブランデー工場付近の雑木林では、中を散策したいと思います。予定箇所は以下の通りです。
 
 
(1)運動公園(昼食) (2)ブランデー工場付近 (3)沢山の泉
(4)富塚地区 (5)折立 (6)平塚
服装
 
昼食、シート、飲み物、林に入れる靴
予約・問合
 
乗り合いで回りますので、車の有無も含めて申し込んで下さい。
柳澤(491−1140)上西(491−0660)
共催事業
一 まちづくりフォーラム
 
講演会「NPOと行政の協働」
講師 安藤雄太氏 (東京ボランティア・市民活動センター副所長)
 
日時
2002年3月2日(土)13:30〜16:00
場所
白井市保健福祉センター3F
交通
白井駅下車徒歩10分
参加費
300円
主催
NPO法人しろい環境塾
NPO法人北総コラボレーション
共催
サークルなごみ 白井介護ステーションあい・あい
白井国際交流協会 白井子ども劇場
白井稲門会 白井の自然を考える会
協賛
白井社会ボランティアの会
後援
白井市
問合せ
柳澤(491−1140)
 
竹林整備作業要領
工程
作業内容等
備考
 
確認事項
1
作業地 延命寺東および北側の竹林、約1,500m。
(別図参照)
2
集合場所 延命寺山門前広場。
 
3
作業基準
 
 
a  作業単位は縦横各10mを基準とする。
(起点は別途指示)
 
b  作業順序は最下部の道路際からスタートし、順次頂上へ移る。
 
 
竹林整備作業
1
倒竹木の整理(10/12開始予定)
(推定作業日数6人/日)
 
a  倒竹木を道路へ搬出。
 
 
b  枝の切り落とし作業。
 
 
d  幹部の採寸、切断。燃料用竹は長さ1m、工作用木は2mとする。
(種別は別途指示)
 
e  枝および幹部を指定の集積場に搬入。
 
2
古い立竹木の整理作業(11/23開始予定)
(推定作業日数15人/日)
 
a  マーキングされた古竹を伐採する。
(マークは別途説明)
 
b  伐採は傾斜竹林の下部から行う。
(上部から開始すると伐採竹が倒れず搬出も困難となる)
 
c  伐採材を道路へ搬出。
 
 
d  枝払い並びに幹部の採寸、切断作業
(幹径3cm以下は枝と見なす。幹の長さは4mで切断する)
 
e  枝および幹部を指定の集積場に搬入。
 
3
密生若竹の間伐作業 (12/16開始予定)
(推定作業日数21人/日)
 
a  マーキングされた竹の伐採。
(1.マークは別途説明。2.竹の再生を勘案して指定してあるので勝手な伐採は禁止。)
 
b  枝落し、並び幹部の採寸、切断作業。
 
 
c  枝および幹を指定の集積場へ搬入。
 
 
遊歩道兼作業用通路の整備作業
1
ゴミ飛散防止柵設置(1/12開始予定)
(推定作業日数11人/日)
 
a  宅地、墓地周りと竹林の境界線にゴミ飛散防止柵を設ける。 仕様:竹柱を3m間隔打ち込み間伐竹を横に積んでワイヤーで固定する。
 
2
遊歩道の整備作業(2/9開始予定)
(推定作業日数22人/日)
 
a  幹線路を竹林の中央部に、傾斜地を切り欠いて通す。
 
 
b 幹線路の幅は50cm以上とし、急傾斜地は階段式とする。*階段は廃材を利用する。
 
 
c  補助路は一本、竹林内の平坦地と美観スポットを結び幹線路に接続する。
 
3
フィールドの仕上げ作業(3/9開始予定)
(推定作業日数5人/日)
 
a  市道との境界柵設置作集。
(柵柱は高さ50cmとし柱間にロープを張る。)
 
b  作業屑、落ち葉等の清掃作業
 
(以上の推定作業日数累計80人/日)
 
作業参加者への注意事項
1 作業参加者
a 服装は動きやすい厚手の衣類を着用のこと。
b 靴は厚底のもの、又は長靴を履くこと。
 
2 動力機械取り扱い希望者
a 希望者は事前に取り扱い講習を受け、傷害保健に加入済みの人とする。
*保険加入は当日でも受け付け。また動力機械の取り扱い講習は各作業日に実施。
 
3 伐採作業
a 動力機械取り扱い受講者以外は、手鋸、斧、太枝切り鋏で小竹木の伐採および枝落しを手作業で行います。
b 伐採作業者の編成は、伐採。搬出・枝落し。集積所への搬入担当の3人編成。その他の作業者は正・補助の2名編成とし、単独行動は作業は危険防止のため禁止します。
c 手作業者は動力機械の運転中には、その下手および左右3m以内には運転者の指示がない限り絶対に近づかないこと。
d 作業地は急傾斜地を含むため、備え付けの足場固定材を必ず使用すること。
 
スケジュールの調整等
 
1:作業所要日数は、伐採材を諸行事用の工作材、炭材、燃料等に活用するため、行事スケジュールおよび規模により若干変動します。
2:竹木の伐採作業と通路整備作業は工程を工夫して、出来る限り並行作業ができるようにする。
3:参加者不足でスケジュールを消化できない場合は、環境塾メンバーが平日に随時これを補完調整します。
 
以上
(拡大画面:55KB)
5. 竹林はどのように管理すればいいのですか
(1)里山林を脅かす竹林
 かつて竹林は、筍(たけのこ)の生産をはじめ・農業資材や工芸材料の調達に欠かせない存在でした。ところが、最近では、代替材の進出により竹が利用されず、筍生産も、海外産との価格競争の結果、以前ほど生産されなくなってきたため、管理が行き届かない竹林(モウソウチク)が密生化するようになっています。竹はわずか3ヵ月で高さ10m以上の成竹になるといわれ、あらゆる植物の中で最も速い成長力を持っています。このため、新しい地下茎が竹林の外へと進出し、里山林の存続を脅かすまでになっています。
 モウソウチク林を整備することは、筍の生産にとって好条件であるとともに、周囲の里山林を守るためにも役立ちますから、適切な密度管理作業を行うようにしましょう。
 土壌の肥沃度の太さによっても違いがありますが、モウソウチク林の場合、一般的に100m2(10m×10m)当たり15本〜30本程度(傘をさしてスムーズに歩けるくらい)の本数(竹林密度)にすることが望ましいとされています。
35本/100m2のモウソウチク林
(横浜市港北ニュータウン)
 
(2)竹の伐り方
 竹の伐り方の基本は、樹木の伐採と同様です(→P74)。径の小さな竹であれば倒す反対側から、太いものは倒す側に受け口をナタやノコギリでつけておき、反対側の少し高い位置を追い口としてノコギリを入れます。
 竹は、地面から1m程度の高さでいったん切り落とすと、安全で楽に作業できます。その後、地ぎわに沿って低く伐り倒し、株をナタで割っておきます。こうすれば竹林内での踏み抜きの危険を防ぐことができるとともに、切り株に水が溜まらず、ヤブ蚊の発生も防止できます。
 
●竹の切り方−1m切りと地際切り
約1mの高さで切る
 
地際で切る
 
株をナタで割ってお<
(3)モウソウチクの間伐
 前述の竹林密度を得るためには、筍の発生量が減退する5年生以上の古竹と不良竹を伐倒し、5年計画で毎年20%ずつ更新を図っていきます。(竹は3年生〜5年生のものが、利用に際しては、丈夫で長持ちするといわれています。)また、竹を伐る適期は10月〜12月までの秋期とされています。この時期は、竹の活動が低下し、竹稈の水分も50〜60%に減るため、質が良く加工にも適した竹が収穫できます。
 竹の年齢を色・つやだけで判断するのは難しいのですが、基本的な見分け方は、根元に竹の皮が付いていたり、稈の緑色が濃厚で白い産毛のようなものが覆っており、みずみずしいつやがあるものは、1年生の竹です。2年生からは、産毛はなくなり、徐々につやも消えていきますが、節の溝だけが白く残ります。3年から5年までの間にこれが黒くなり稈も黄色味を帯びてきます。
 竹の年齢を把握していると、計画的な管理作業に役立ちますので、8月〜9月頃に、新しい竹に生年を記入しておくと便利です。
1年生
 
2〜3年生
 
4〜5年生
 
※モウソウチク:
孟宗竹。中国からの渡来種で江南竹、毛竹ともいう。適地で生育すると、高さ10〜15m、直径20〜30cmに及ぶ。筍は食用にされる。
※地下茎:
地中にある茎。毎年6月頃から11月頃にかけて伸長する。
※肥沃度:
地味が肥えて植物の生育に適する度合い。一般的に天然の養分補給で、10g当たり毎年200〜250kgの筍ができる。
※稈:
竹や稲などの、イネ科植物の中空な茎。
※産毛:
子どもの産まれたときから生えている毛のように、柔らかく薄く生えている毛。
(拡大画面:81KB)







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION