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0220
石橋大我
 ぼくは、『あこがれ』のって、いろいろなことをしてたのしかったです。最初に見たときは、「中にみんなはいれるのかな?」と思っていました。けれど、中にはいったら、へやがたくさんあっておどろきました。
 最初にみんなにあったときは、しらない人ばかりで心配でした。乗ってから、ちょっとたったら、ふなよいをしてしまって、ちょっとはいちゃいました。よってきもちわるくても、やらなきゃならないこともあって大へんでした。
 ひものいろんなむすびかたもならいました。すごいなあと思いました。ひもでボールをつくるのがむずかしかったです。そのあと、ちょっとしたゲームをやりました。「ベガ」チームは、1回目はけっこう点をとれたけれど、2回目はあまりとれなくて3位になりました。
 佐渡についた後、マストにのぼるといわれたけれど、ぼくはのぼりませんでした。さかなつりもしました。ふぐがつれたけれど、だれもめんきょをもっていないので、食べれませんでした。そのあと、夕食を食べて、シャワーをあびました。デッキにでたら、ガがたくさんとんでいました。
 次の日は、6時まえに目がさめました。むかいの人がねていたので、「まだねていてもいいのかな」と思ったけれど、おきてみたら10人くらいの人がおきていました。そして、デッキみがきがはじまりました。ヤシの実でみがくとは思いませんでした。クルーの人に「おなじ場所を30回こすって」と言われて、何回もこすりました。それがおわると、誰かが見つけたカブトムシをクルーの人がつかまえてくれました。
 朝食を食べたあと、マストのぼりをしました。とちゅうまでくると、こわくなりました。でも、さいごまでのぼったら、すこし安心しました。マストからおりてほをはりました。最初はかんたんにひっぱれたけれど、もうすこしというところになったら、おもくなってひっぱりにくくなりました。
 その日も、ふねのうえでゲームをしました。ぼくたちのチームは4位でした。でも、とちゅうで雨がふりはじめて中止になりました。ふねは、いつもより大きくゆれました。クルーの人が、「ほをたたむから、あまぐをきてデッキにあつまってください」と言いました。ぼくは、よっていなかったので、あまぐにきがえてデッキに行きました。
 風がふいていて、ほをもとにもどすのがたいへんでした。ぜんぶおわってから中にはいったら、ちょっときぶんがわるくなりました。知り合いからよいどめをもらったら、夕食はたくさん食べられました。
 つぎの朝も、起きてからデッキをみがいたり、シーツなどをもとにもどしたりしたあとに朝食を食べました。きかいがあったら、また『あこがれ』にのりたいです。
 
0220
大久保貴史(16)
 僕はこのあこがれに乗り航海できたことは、本当に良かったと思います。初めにこの船のことを知った時、僕はやっぱり帆船だから風まかせでのんびりと、ゆったりとした航海をイメージしていました。でも実際に乗ってみた帆船あこがれは、イメージとはまったく違うものでビックリでした。
 まずは、あの揺れ、僕は船といったらカーフェリーとか、ジェットフォイルとかのでっかい船にしか今まで乗る機会がなく、小さな帆船のあの揺れに逢ったときは、もうどうにかなるんじゃないかってほど気持ち悪くなって、すぐにデッキに飛び出してしまっていました。でもデッキに出るとそこには、広くてきれいな青い海があってすごくいい風があったりして、サイコーに気持ちがよかったです。船内の揺れは、気持ち悪くなるのにデッキの揺れは逆に気持ち良くなる揺れでした。それに、帆船では自分たちの力で帆を開いたり畳んだりをやらなきゃだから、それをやったりと大変でした。
 でも、そんな大変なことも有ったけれど、それって言うのは僕にはすべて喜びでとても楽しかったし、いい体験でした。その他にも、マスト上りだとか、運動会とか、いろんな楽しいプログラムも有ったし、空き時間とかには同じトレーニーの仲間や、スタッフの人、クルーの人なんかと、いろんな話をしたりして、とてもいい仲間もできたし、みんな本当にいい人でした。
 まだまだここには書ききれないほどたくさんのことを体験できたし、思い出もできました。あの3日間は本当にあっという間で、もうおしまい?って思ってしまうくらいでした。だから、また機会があったら絶対に乗りたいし、ここでお世話になった人にはすごく感謝しています。皆さん本当にありがとうございました。必ずあこがれに乗りに行くので、その時はまたいい体験といい思い出を一杯ください。楽しみにしています。
バウスプリット巡りは気分爽快







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