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演奏家のプロフィール
飯森範親(指揮)
Norichika Iimori
(撮影/林 千秋)
 
 1986年、桐朋学園大学指揮科卒業後、ベルリンヘ留学。1989年から文化庁派遣芸術家在外研修員として、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場で、当時の芸術総監督W. サヴァリッシュ氏の下で研鑽を積む。1994年東京交響楽団の専属指揮者に就任し、同楽団のポルトガル演奏旅行で成功をおさめた。又、同年、CD録音での成功が評価され、モスクワ放送響特別客演指揮者(1994年〜1998年)となる。1995年、オペラハウス管弦楽団常任指揮者(2001年4月より首席指揮者)、広島交響楽団正指揮者に就任。1996年東響創立50周年記念欧州演奏旅行で指揮し、特にミュンヘン公演での南ドイツ新聞では、「今後、イイモリの名が世界で注目されるであろう」と絶賛された。
 海外では、フランクフルト放送響、ケルン放送響、チェコフィル、プラハ響、モスクワ放送響などの世界的なオーケストラから度々招かれている。
 1999年には、北ドイツ、ブラウンシュヴァイクでの音楽祭(Musikfestivals Braunschweiger Kammermusikpodium)のオープニング・コンサートで北ドイツ放送ハノーファーフィルを指揮し大成功をおさめた他、ヴュルテンベルク・フィル(ドイツ)の定期公演と、同オーケストラとのオーストリア演奏旅行、フランクフルト放送響、ポーランドのルービンシュタイン・フィル等の定期公演を指揮した。
 2000年〜2001年にかけて、プラハ響(チェコ)、ルービンシュタイン・フィル(ポーランド)、ドルトムント歌劇場(ドイツ)、バーゼル響(スイス)に客演した。
 2001年5月には、ケルン放送響による放送録音が行われ、大好評を博した。
 2000年9月より、ポーランドで2番目に古い歴史を持つ、アルトゥール・ルービンシュタイン・フィルハーモニック管弦楽団の首席客演指揮者に就任し、2001年9月よりドイツ、バーデンヴュルテンベルク州ロイトリンゲン市のヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団(1945年創立)芸術総監督兼首席指揮者(GMD)に就任した。
 現在、東京交響楽団指揮者、ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督兼首席指揮者(GMD)、いずみシンフォニエッタ首席指揮者、アルトゥール・ルービンシュタイン・フィルハーモニック管弦楽団首席客演指揮者。
 ディスコグラフィー
〈ストラヴィンスキー作曲三大バレエ〉
●『春の祭典』と『ペトルーシュカ』
●『火の鳥』全曲版(いずれもモスクワ放送交響楽団)
〈チェコフィルとの名曲集〉
●チェコフィルプロムナードコンサート
以上ポニーキャニオン・クラシックより
●シューベルト歌劇『家庭戦争』(オペラハウス管弦楽団)
オクタヴィアレコードより
 
 
山口多嘉子(マリンバ)
Takako Yamaguchi
 
 東京芸術大学器楽科打楽器専攻卒業。同大学大学院修了。藤井むつ子、高橋美智子、有賀誠門の各氏に師事。
 1982年NHK交響楽団との打楽器コンチェルトでソリストデビュー。芸術祭優秀賞受賞曲となり、LP発売、1995年CD化。以後「シグナルズ フロム ヘブン」内のマリンバコンチェルト(ラウダコンチェルト/伊福部昭作曲)のソロをはじめ「現代の音楽展」、「サントリー現代音楽祭」、「浜松国際アカデミー音楽祭」、NHK−FM「午後のリサイタル」「FMリサイタル」他数々の演奏会に出演。また準ソリストとして、読響・新日本フィル・ハーモニア管弦楽団(ロンドン)・日本フィル・大阪フィル・名古屋フィル・関西フィル他と共演。
 「山口多嘉子パーカッション・ランド」を率いてのアンサンブル活動も行い、1995年CD「バードリズム」を東芝EMIよりリリース。
 本年、ユーフォ・ピアノ・パーカッションの「トリオ デ ジャンボウ」を結成。ますます活動の場を広げている。
 
 
沖なほみ(ソプラノ)
Nahomi Oki
 
 昭和63年武蔵野音楽大学音楽学部声楽科卒業。
 平成2年武蔵野音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻修了。
 平成3年二期会オペラスタジオマスタークラス修了。同年ニッカウイスキーオペラ新人賞受賞。
 平成4年劇団四季40周年記念オーディション合格。平成11年退団に至るまで「オペラ座の怪人」「美女と野獣」など年間270ステージを努める。
 現在、日本演奏連盟会員、二期会会員。
 岩崎常次郎、リーゼロッテ・エッガー、河瀬柳史の各氏に師事。
 
 
大森一英(バリトン)
Kazuhide Oomori
 
 神奈川県出身。昭和音楽大学声楽科首席卒業。国立音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻(オペラ)修了。二期会オペラスタジオ第36期研究生修了。1990年大学院修了オペラ「ドン・ジョヴァンニ」のレポレルロ役でオペラデビュー。その後「フィガロの結婚」、「椿姫」、「ポッペアの戴冠」、「こうもり」などに出演。これらのオペラレパートリーの他にも「メサイア」、「カルミナ・ブラーナ」、「第9」、モーツァルト、ヴェルディ、フォーレ、デュルフレの「レクイエム」、バッハの「カンタータ」、「ミサ曲」「受難曲」、シューベルト、シューマンの歌曲、日本歌曲のソリストとしても幅広いレパートリーを持ち、コンサートシンガーとして活躍中。中村健、桑原妙子、仁田ちさ、太田実、シュテファン・アルトナー、白石卓也の各氏に師事。現在、東京音楽大学研究員。中央大学音楽研究会混声合唱団ヴォイストーレナー、エリカ混声合唱団常任指揮者。東京オペラシンガーズメンバー。二期会会員。







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