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(21)犠牲量モデルを用いた国内フェリーRORO航路需要のネットワーク解析手法に関する研究
久保 登・勝原光治郎(海技研)、菅 直往(日通総研)、金 相賢(海洋システム安全研究所)、李 永雨(パパビーン)
 
 モーダルシフトの掛け声の下、フェリー・RORO物流の一層の活躍が期待されているが、必ずしも成功していない。新規航路の設置や既存航路の建て直しに際して需要予測の方法が得られる必要がある。
 本稿では、計算機上に国内物流経路ネットワークを設定し、犠牲量モデルと最短経路探索手法(ダイクストラ法)を用いた、各物流経路の需要量を推定するシミュレーション手法の構築について報告する。
本手法で用いた国内物流ネットワーク
(22)船型設計のための自由曲面データ圧縮
古川慈之、増田 宏、大和裕幸、白山 晋(東大)
 
 3次元CADの利用が進み、船型設計で作成・利用される形状データとして曲線・曲面の割合が増加している。今後、過去のデータの閲覧や利用をネットワーク経由で行うことを考えると、転送データ量を抑える必要がある。本研究では曲線と曲面を対象とした形状データ圧縮法について述べる。曲線では端点を結ぶ線分、曲面では境界曲線から得られる内挿曲面を利用して、それぞれの差分表現を定義する。差分表現に対して離散コサイン変換を用いた損失のある圧縮を行い、許容誤差の指定により目的に応じたデータ量の調整を可能とする。
境界曲線と差分表現を利用した曲面圧縮の概念図と形状データ例
(23)タンカーの主要構造部材に対する設計荷重の実用的設定法に関する研究
―第1報 設計海象―
重見利幸、朱 庭耀(NK)
 
 強度評価に用いる設計荷重は従来標準荷重としての意味合いが強かったが、設計荷重を長期予測値あるいは実現に船舶が遭遇する海象と合理的に関連付けることができれば、船舶の合理的設計及び安全運航に結びつくと期待される。このような観点から、タンカーの主要構造部材を対象として、設計荷重の実用的設定法を提案する。その内、第1報ではタンカーの主要構造に生じる応力の長期予測値(超過確率Q=10-8)と等価な応答値を発生させる短期海象を設計海象として提案する。さらに、シリーズ計算により設計海象の簡易算式を提案する。
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長期予測値(超過確率Q=10-8)を生じさせる短期海象の有義波高と波浪テーブルから推定した有義波高の最大値分布の比較
(24)タンカーの主要構造部材に対する設計荷重の実用的設定法に関する研究
―第2報 設計規則波及び設計荷重―
重見利幸、朱 庭耀(NK)
 
 強度評価に用いる設計荷重は従来標準荷重としての意味合いが強かったが、設計荷重を長期予測値あるいは現実に船舶が遭遇する海象と合理的に関連付けることができれば、船舶の合理的設計及び安全運航に結びつくと期待される。このような観点から、タンカーの主要構造部材を対象として、設計荷重の実用的設定法を提案する。その内、第2報では設計海象下で生じる不規則波中の応答値と等価な応答値を発生させる規則波を設計規則波として提案すると共に設計規則波中において船体構造に加わる荷重を設計荷重として提案する。さらに、シリーズ計算によりこれらの簡易算式を提案する。
(拡大画面:37KB)
提案手法による応力と応力の長期予測値の比較







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