写真6
写真7
2.2 YME使節員(海外研究集会派遣) 青木使節員(写真5)はASIATRIB 2002(10.21〜24、韓国済州島)において、ポスターセッションの中で「Comparison of Friction Modification Function of Lubricating oils under Boundary Lubrication Condition」のタイトルで研究発表した。トライボロジーに関する会議であり、トレンドとしては摩擦摩耗の基礎やコーティング・薄膜の研究が多いとのことであった。
田中使節員(写真6)はASME/STLE International Joint Conference(10.27〜30、メキシコカンクン)において、「Molecular Dynamics Simulation of Vibrational Friction Force Due to Molecular Deformation in Confined Lubricant Film」のタイトルで研究発表を行った。会議では機械要素、表面の接触現象、弾性潤滑などの発表が多いとのことであった。
岸使節員は現在英国に留学中のため、地引国際交流委員の代読をもって報告とした。第48回海洋環境保護委員会(MEPC48)(10.7〜11、英国ロンドン)に出席し、CO2の排出規制に関する条約の制定、NOx、SOxの排出規制についての審議を行い、通常の国際会議発表と違い、出席者は全員本国の国益を直接背負うことになり、貴重な経験ができたとのことであった。
波津久使節員(写真7)は6thASME-JSME Thermal Engineering Joint Conference(AJTEC 2003)(3.16〜20、米国ハワイ島)において「放射線誘起表面活性(自励活性による濡れ性)」に関する研究発表を行った。注目のトピックスは熱交換器の高効率化・信頼性向上、マイクロ・ナノスケール熱交換器、高効率・環境負荷低減型燃焼システム、新エネルギー技術(燃料電池、太陽光エネルギー、バイオマス等の再生可能エネルギー)等で、エネルギー開発についての意識は他国も日本も類似している、とのことであった。
*原稿受付 平成15年4月7日
**正会員 東京商船大学(江東区越中島2−1−6)国際交流委員会委員
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