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◇正職員・常勤は恵まれているのか
1)月給
 事務所から「もっと働けもっと働け」と言われ続けられた状態。
 健康診断で全く異常がなく、5月の連休もほとんど仕事をしていたが、突然、身体の具合が悪くなり受診したところ、危険な状態で即入院となり、1ヶ月以上も入院した。ドクターの話では、ストレスと過労の可能性とのことだった。現在は自宅療養しているが、まだ不安定な状況だ。
 事業所の上の人達は、見舞いどころか電話もない。このまま退職すればいいと思っているのだろうか。なんだかスッキリしない状態。私が健康を害したことで、家族にも負担を掛けてしまった。労災にはなっていない。
 
2)月給
 この仕事に就いてから、昼休みをきちんとした形でとれたことがありません。現在常勤だが、パートさんも同じ状態です。昼といいながら、移動時間に費やしたり電話処理という状況です。身体を休めず疲れが溜まるのは、良いヘルパー活動が出来ないように感じます。
 
3)月給
 常勤職(正職員)は、困難ケース(精神障害、重介護や代行不可)を担当することが多いため、休暇を取りにくい。先輩ヘルパー(永年勤続)していると、年休を使い切れず毎年捨てている。多少具合が悪くても、利用者にばれないよう我慢し、無理して働かざるを得ない。年末年始・ゴールデンウィーク・お盆は、全く休暇を取れない。余程のことがないと連休は無理である。
 通常稼働(ヘルパー活動)以外に、介護保険の請求、事務、受給調整、個別援助計画、会議とその準備があり、毎日残業をしないと仕事がこなせない。仕事内容は年々きつくなるのに、定員削減で悲鳴を上げている。残業手当も定額で頭打ち(実際は20〜30時間、多いときは40時間)なので、タダ働きを強いられている。
 会社は赤字を理由に、人件費・事務費削減を強めており、そのしわ寄せは現場で働くヘルパーに直接ひびく。「家事労働、介護は女であれば、誰でも簡単にできる」との前提の元に低く見られて、賃金も安く、しかもパートでまかなおうとしている厚生省の考え方に腹が立つ。
 どこの世界に、9割がパートの「専門職」があるのだろうか。名ばかりで生活が成り立たない職業には、将来性がないのではないか。男性が進出するような賃金体系を切に望んでいる。
 
4)月給
 生活のために仕事を続けている。利用者と上司の板ばさみになっていて毎日苦痛だ。辞めれるのなら今すぐ辞めたい。上の人は実際(現場)をわかっていない。机上の空論ばかりだ!
 
5)月給
 主任ヘルパーとして働いているが、現場の契約書作り、その他必要書類を全て作らされ、事業主は何もしてくれない。ヘルパー専用車もない。利用者探し、ヘルパー探し、ヘルパーとして現場のサービスも行っており、プレッシャーとストレスで心身症にかかっているが、事業主は関知せずの態度で、全くの無責任さに非常に腹が立ち、辞めることも考えている。
 
6)月給
 介護保険導入から、会社の経営が大変だ。ヘルパーにそのしわよせが来ている。常勤は辞めたら補充しない。非常勤も簡単には雇用せず、そのため時間に余裕がなく、なかなか休みにくい。苦情についても、利用者の言うことは「絶対」みたいなところがあり、仕事しにくい。
 
7)月給
 十分な休息日がほしい。(賃金が低いので)心身共にリフレッシュな気持ちが大切なことだと思うから。
 
8)月給
 ホームヘルパーとして正社員であるため、収入はまあまあだと思っているが、サービス残業が多く、肉体的にも非常に疲れる。休みの日でも出勤しなければならないこともある。朝8時まで出勤し、夜9時を過ぎてしまうと、子どものことが心配。
 また、利用者が制度を理解せず、ヘルパーに多くの事を頼んでいたり、理解を求めようとしても無理があったり、正当だと思われないような苦情もあり、対応に苦慮している。精神的にも本当に大変。
 現場で接するあたたかさもあり、楽しい仕事でもある。
 
9)月給
 立場上(主任)しかたがないのかもしれないが、精神的に疲れることが多く、いつも仕事に追いまくられている気がする。余裕がなく肉体的にもキツイ。通院をしながらの仕事に、将来の不安もある。
 ただし、好きな仕事なので、できるだけ頑張りたいと思うが。サービス残業も多く、自分の能力にも限界を感じる時もある。
 
10)月給
 サービス残業が多く、家に帰っても遅く、家族との関わりに支障がある。
 
11)月給
 サービス提供責任者の体制をもう少し考えてほしい。
 
12)月給
 早出・遅出があり体調が整わない。通院したいが時間がない。マッサージ等には、お金がかかり過ぎて行けない。
 短時間で、移動時間が多い。カルチャー等に行って気分転換したいが、時間がない。夕食がキチンと作れず、食生活も崩れてきた。
 
13)月給
 活動の中で時間的にゆとりがなく、いつも忙しい。
 ヘルパーの活動外の事務的な仕事が増えて、年齢的にもとても大変になってきている。
 
14)月給
 現在、常勤として働いているが、ここ数年、年々事務仕事等、本来のヘルパーとしての仕事内容以外のものを、勤務時間にしなければならなくなってきている。そのような状況の中で、今後どのように変化していくのかという不安と、年齢的なものもあり、何時までヘルパーとして働いていけるのかと思う時がある。
 
15)月給
 現在の事業所の保証も待遇も良好なので、特に問題はありませんが、これから事業拡大に伴い休日・日曜出勤も増えそうな気配です。
 
◇その他の意見
1)時間給/4年
 ホームヘルパーは、今、車で訪問する人達が大半だと思う。駐車スペースのある家は良いが、そういう好条件の場所ばかりとは限らない。道路に置ける許可がほしい。
 
2)月給/7年
 46(11)の問題は、永遠の課題である。
 
3)月給/
 自分の身内は、ホームヘルパーの訪問には反対である。義父母はまだ元気だが、あたり前のように身内は、介護が必要になった時は嫁が・・・と思っている。
 もう少し世間的にも高齢者自身も、ホームヘルパー、ある意味、介護保険制度への偏見を捨ててほしい。
 
4)時間給/1年
 自分の勤務している事業所は、とても良くしてくれていると思う。
 
5)月給/2年
 苦情に対しては、提供責任者がきちんとヘルパーの仕事を聞いてくれるので、一方的に責められることがなく働きやすい。
 休日出勤が辛い。ヘルパーの車をどこに駐車しても違反にならないようにしてほしい。
 
◇施設内で働くヘルパーから
1)月給/1年
 施設勤務なので特に不満はなく、しいてあげれば人間関係や会社のやり方などについて、もう少し余裕があって仕事をしたいと思ったことはあります。
 毎日が機械的なように時が流れていくので、あまりケアが行き届かないところもあり、人間関係もうまくいかず退職を考えています。
 在宅勤務のヘルパーさんから比べれば「ヘルパー2級での正社員」ではぜいたくな悩みかも知れませんが、もう少し自分の意見を聞いてもらって、「一人一人に自分の納得できるケアがしたい」のと、「ヘルパー1級」の資格を取得したいので、一度退職をしたいと思います。
 
2)月給/
 私の事業所での雇用体制は恵まれていると思います。同じヘルパーの仕事をしていて、パート雇用で働いている人たちの労働状況、賃金等と比べたら、本当に何も文句はないのですが、行政で雇用しきれない経済状況の、今のパートヘルパーが多い体制の中で、働き続けていけるのか不安を感じます。
 現在、知人は身体をこわしながらも、生活のため働かざるを得ないでいます。私の常用職員としての雇用も、あと何年続けてくれるかわからない状況ですが、常に利用者に、ゆとりを持った心でサービスを提供していきたいと思います。
 そのためにも、働くヘルパーにもゆとりが必要と思います。行政ヘルパーとして、町民へのサービス低下をまねかないよう、当事業所の組合にも働きかけ力になってもらい、長く行政で仕事ができるようにがんばりたいと思っています。







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