(3)後退(リバースストローク)
リバースストロークとはカヌーを後ろ向きに進める漕ぎ方です。カヌーを止めたり、曲がるときにリバースの漕ぎ方を応用したパドリングをすると有効な場合があります。
上半身を腰からひねり、うしろを振り返りぎみにして、パドルを後方の水面に差し込みます。このときパドルは持ち替えず、ブレードの裏側〈バック)で水をキャッチするようにします。なるべく後方の水をキャッチしたら、そのまま前方に押し出すように漕ぎます。漕ぐ側のひじを伸ばすことで、長いストロークができます。フォワードストロークよりは、少しカヌーから離れた位置をブレードが通過するように漕ぎましょう
後方の確認は左右どちらか一方を決め、パドルを後ろに入れる際に済ませておきましょう。左右両方を漕ぐたびに振り返っていたら、方向感覚を失ってしまうので注意しましょう。
上半身を回転させるとき、左右にふられてバランスを崩さないよう、腰、ひざの外側、足の裏でカヌーをしっかり支えて行なうようにします。
艇の動きとブレードの軌跡
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