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(2)地域特性に適応した団活動の在り方の検証事業
(1)アンケート調査 調査結果の分析
イ. 保護者・一般の回答 回答数:129人
 回答者の60%が千葉市外の在住者であり、年令層も30代〜60代が殆どであった。
 千葉市以外が多く、調査の半数以上がイベント会場や駅前等であった為と思われる。
 性別は56%が男性であるが50〜60代の高齢層が多かった、女性は30〜40代が多かった。職業については、会社員と専業主婦、無職、パート・アルバイトが略同数で39%を占めている。
 行事を何で知ったかについては、新聞とパンフレットが略同じで70%を占めている。
 他の父兄と子供を合せても17%である。イベント等に出かけ当方のアンケートに応じたものと思われる。
 海洋少年団については、良く知っていると名前程度は知っているで57%であった、海洋少年団の名称を半数以上が知っていると思われるが、このうち良く知っているは15%であり、この割合をもっと高める必要があると思われる。イメージ的には、楽しそうで自由な雰囲気があると思っている人が33%近くある。その反面しつけや規律が厳しいそうだと感じている人も28%あり、楽しそうだが厳しそうでもあると感じていると思われる。
 イメージが沸かないと解答した人が18%近くいる事は、海洋少年団活動を知らないと解答した人(42%)よりは少ないが、PR・啓蒙活動をより強化し、知名度を上げる必要が有ると思われる。
 海洋少年団に対し学校で出来ない野外や自然体験を期待する人が30%あり、非常に期待度が高い。国際感覚、しつけ教育、環境・社会奉仕、いきる力等が16〜12%で社会生活に必要があると言われている点に期待している、これは現在の社会に不足している又はこれから必要になることへの期待と思われる。10%の人が友達づくりに期待しているが、もっともっと多くても良いのではないか、子供達が成長して行く段階で相談できる友達を得られるのは、この時期が多いように思う。以外に少なく感じられた。
 子供を海洋少年団に入れたいと思うかに対して、入れたいが15%、本人次第が83%と本人の自主性に任せる回答が非常に多かった。自主性を重んじる事は必要だが、単に自主性に任せるのではなく、保護者・大人から多方面のアドバイスを与え、体験させた上での本人の選択となることが、必要ではないかと思われる。
 
ロ. 児童・生徒の回答 回答数:151人
 千葉市内在住者が65%、体験事業等の参加者が多かった為と思われる、又男女比は男6:女4の割合であった。行事を何で知ったかは新聞37%、パンフレット24%、学校14%、友達からが12%であった。
 行事に参加した子供達の67%が楽しかったと回答し、楽しさの内容については普段出来ない事が出来たが一番多く、又新しい友達が出来たと言う感想が多く聞かれた。
 海洋少年団の認知度について、良く知っているは22%で、一般の大人を含めた大人よりも高かったが、知らないが43%もある事は、海洋少年団の活動を進めて行くには、大きな大きな問題点であると思う。少なくとも良く知っているを30〜40%に引き上げる事を考える必要があるのではないかと思われる。
 調査対象の約半数の子供達が、親・友達・学校の先生から海洋少年団について聞いた事が有ると回答しています、小学校高学年の児童の80〜90%以上が、知っている状態にする必要があると思われる。
海洋少年団のイメージについて、半数が楽しそうで自由な雰囲気と制服がかっこよいと回答しています。又、高度な技術や専門知識が必要と感じた子供が10%近くいる事はPR・啓蒙を通じて理解を深めてもらう必要があると思います。
 制服がかっこよい、一般的には制服に対する抵抗感があるように見うけられますが、子供達は1人ではちょっと恥ずかしいけど、皆が着てるとかっこよいと、それ程の抵抗感は無いように見られます。
 グループ活動が好きだと回答した子供達が50%、個人活動のほうが好き24%、とどちらとも言えないが26%であった。この結果からすると、半数の子供達が団体活動に参加する事は可能であり、又出来るだけ参加しやすいように、PR・周知する必要があると思われる。
 海洋少年団に入団したいかとの問に、27%の子供が「したい」と回答しており、11%が今後入団を考えると回答しています。PR・啓蒙をより活発に行い、知名度があがれば海洋少年団活動も活発になり、参加者の増加も十分考えられると思います。
 
(2)地域指導者会議
第1回 地域指導者会議
【会議概要】
日時 平成14年7月7日 15:00〜16:00
場所 稲毛ヨットハーバー会議室
会議内容 団員拡充事業の説明、協力依頼、実施についての協議
参加人数 合計8名
  大石 久捷 稲毛ヨットハーバー 事業係長
  中島 孝志 千城台市民センター(元小学校長)  
  向井 祥二 千葉新宿海洋少年団 団長
  田山 成夫 千葉中央海洋少年団 団長
  岡本 政之 千葉北部海洋少年団 団長
  秋元 亨一 日本海洋少年団千葉県連盟 事務局長
  渡辺 英司 日本海洋少年団千葉市連盟 事務局長
  丸山 一郎 千葉新宿海洋少年団 顧問
 
協議内容
イ. 主管団千葉新宿団団長より日本連盟より団員拡充モデル事業の実施地区に指定された旨、報告し協力の要請。
ロ. 実施責任者の千葉新宿団丸山顧問より詳細説明と実施の概略予定の説明。
 
協議結果
1 事業対象層をどの辺に置くかという問題について協議した結果今年度は初年度でもあり、小学校を卒業すると、自動的に退会となる子供達「子供会」に働きかけたらどうか、となった。
2 募集方法については、地域公民館、指導者の住居地の子供会に声をかけ、呼びかけていくこととした。
3 募集の取りまとめを「公民館に依頼しても具体的内容について、説明できず困るのではないか」との事で、取りまとめについては案内した指導者を窓口として行う事とした。
4 稲毛ヨットハーバーとしては、出来る限りの協力はする、7/20と10/10の「マリンフェスタ」と「ハーバー祭り」で協力頂くことになった。
5 この事業全体について、教育委員会に対し「後援」を依頼した方が良いのではないか、との意見があり後日教育委員会と協議する事となった。







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