日本財団 図書館


 
『思い出』
『障害のある子とふれあって』
 わたしは、石川県立平和町養護学校の中橋君と竹垣さんと交流を深めました。まるで障害のないふつうの子みたいに、笑い合ったり、話し合ったりできて、とても楽しかったです。
 はじめ二人の顔を見たときは、どちらかというと、本当にわたしがやっていけるか、仲良くなれるのかの不安でいっぱいでした。
 でも、水族館の「イロワケイルカ」のところで、話してみました。「イルカって、好き?」と聞いてみると中橋和泉君は「うん。」と言葉を返してくれました。それがきっかけで、なんだかうれしくなって、いろんなことを話したり、聞いてみました。話していると和泉君が「ぼくすごいことできるよ。」と言って親指のかんせつを逆に折りました。わたしは「すごいなあ」と、感心しました。名づけて『親指折り』だそうです。わたしは和泉君とふつうの子みたいに笑ったり、しゃべったりできて本当に良かったと思います。
 竹垣佑里那ちゃんにも何度か話しかけてみたけど、ちょっと重い障害なので、みんなとしゃべれないということが、かわいそうだなあと思いました。もし、佑里那ちゃんに障害がなく、もしくは話せたら、わたしはいろんなことを話せたのになあ・・・。だけど、何かがなんとなく伝わってくる感じがして、うれしかったです。
 和泉君と佑里那ちゃんについていた養護学校の先生方とも学校のことなどをたくさん話しました。みんなと会えて、とても楽しい夏の思い出ができました。
 この交流活動をもとにもう少し障害者の身になって、自分のできることは甘えず、自分でしなければと思いました。
 わたしが石川県に住んでいたとき何度も、「能登島水族館」や「いこいの村」に行ったけど、今までより一番楽しかったと思います。二人にまた会いたいなあ。
(福井市東安居小学校6年 野澤 沙綾)
 
『ふれあい交流の話』
 ふれあい交流で福井の子たちと、ともだちになれたのでうれしかったです。また会えたらいいなと思いました。また会えたら、またいっしょに交流したいなと思いました。
(石川県立養護学校6年 小島 絵里佳)
 
『ふれあい交流に行って』
 一番楽しかったことは、2日目のゴーカートに乗ったことです。あと、おふろで、佐々木先生にサウナに入れてもらいました。特にドアがあつかったです。ぼくは、おばあちゃんにアイスをかってもらいました。東安居小学校の木下君と林君はとてもやさしい子で、ぼくは2日目のときにメッセージカードをもらいました。それは野球をイメージしたカードでした。
(石川県立平和町養護学校5年 西江 大)
 
『ふれあいこうりゅうのかんそう』
 8月20日、ふれあいこうりゅうがありました。はじめにのとじますいぞくかんにいって魚や、いろいろなものをみてきました。イルカしょうは、イルカがとんだり、はねたり、いろいろなげいをみせてくれました。途中あめが、ふってきました。つめたかったです。そのあとは、もうじかんがなかったので、すぐさまおふろにはいりました。1じかんほどかかりました。なぜかというとサウナや、いろいろなおふろに、はいっていたからです。そのあとは、まっかになって、おふろからあがったらだいぶすずしくみえました。
(石川県立平和町養護学校5年 堀 浩彰)
 
『ふれあい合宿』
 さいしょに、つばさ号にのってけんようまで行って、けんようの校長先生がおはなしをしてくれました。そして高松インターまで行きました。それからのとじま水族館へ行きました。お子さまランチをたべたあと、グループを作って水族館をまわりました。おじさんが水の中でそうじをしていました。それから、いこいの村へ行きました。おふろへ入って大ちゃんのところへ行くとじかんになったのでごはんに行きました。ごはんをたべました。おいしかったです。チョコレートケーキをたべました。そしてキャンプファイヤーをしました。ぼくはさいごにあたってしまいました。ぼくのすきなテレビばんぐみは、「ウルトラマン」です。
 朝、お母さんが加賀屋へいくまえにおみおくりしました。そしてゲームをしました。東あご小学校の3人と、としちゃんがグループでした。それから、東あご小の友だちと外へ行ってきました。東あご小のともだちがよびにきて、おわかれのつどいがはじまりました。ぼくは、さいごに、りんごの形をしたメッセージカードをもらいました。東あご小の友だちがじゅんびしてバスにのりました。ぼくはバイバイといいました。次に中へ入ってゴーカートのけんをもらいました。ゴーカートにのりました。高くわ先生がはやくうんてんしました。おもしろかったです。次は、自てん車にのりました。そしたら高くわ先生が「おぼたいな」といいました。田辺先生も手つだってくれました。そしておふろに入り上がったらお母さんがもうきていました。そしてゲームセンターへいってぼくは、パチンコと名しをつくりました。それからへやへいきごはんまでまっていました。ごはんもおいしかったです。おみせはけっきょくいきませんでした。合宿にいってうれしかったです。
(石川県立平和町養護学校5年 成田 勝)
 
『ふれあい交流活動に参加して』
 8月下旬好天に恵まれ、二泊三日の能登でのふれあい交流活動に元気に参加でき、たいへん良かったと思います。
 初めて福井の東安居小学校の生徒たちを紹介された時、その子たちは何のためらいも迷いもない様子で息子たちの車いすを押し始めたので、すぐに安心してお任せすることができました。あとから聞いたところによると、彼らは地元の養護学校の子たちと交流をしているとか。「それでなのか?」とハッと思いあたったのですが、息子とペアを組んでくれた子が、初対面の息子の顔を少し中腰になってのぞき込んだ時の顔が、とても優しく自然な表情だったのです。何事も経験値イコール行動や勇気なのだなあと実感させられた瞬間でした。このふれあい交流を通して、東安居小学校の生徒たちの心の中に何かが芽ばえ、それが彼らの今後の人生や心の成長のための栄養素となってくれることを望みます。
 私たち親子もこのような機会に恵まれ、楽しい想い出づくりができたことを、ご協力下さったたくさんの方々にこころより感謝したいと思います。
(石川県立小松瀬領養護学校 保護者 竹田 葉子)
 
バルーンゲーム
 
一人一人にメッセージカードのプレゼント







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