5 資料編
1. 実施事業(サポート資源開発プロジェクト)概要
地域のボランティア団体・市民活動団体・NPO(以下、NPOと総称する)が必要とする様々な経営資源(物品・場所、パソコン・情報、資金、人材・ノウハウなど。以下、サポート資源)を、地域の企業・団体や市民等から提供する「サポート資源提供システム」の開発と試験運用を行った。
前年度の研究会およびワーキングの成果を継承し、事業期間の前半では、関係企業・団体とのワーキングを継続、物品・中古パソコン・資金についての資源提供システムの検討・開発を行った。並行して、NPOの活動情報を公開する「NPO情報ライブラリー」の整備を進め、2001年秋より、サポート資源提供システムの試験運用を開始した。
2001年7月以降、資金・資源提供者のためのセミナー(1回)、ボランティア・市民活動団体へのシステム説明と登録推進のためのセミナー(2回)、システム試験運用の成果発表シンポジウム(1回)、東北各地への巡回フォーラム(5ヶ所)といった一連のセミナーの開催や、リーフレットの配布などで告知に務めた結果、2002年4月までの試験運用期間中に、当初目標を大きく上回る資源提供を実施することができた。
さらに、2002年夏以降のシステムの自立的な運用を図るため、2002年2月よりシステム運用ワーキングを開催、システム自体を資金的に支える協賛企業・団体の仕組みづくりなど、細部の検討を行った。
また、プロジェクト全体を統括するために、システム開発にかかわる企業・団体が参加する研究会(5回)を開催、外部講師による講演や、システム開発・運用状況の情報共有の場とした。
図1−1 (参考)サポート資源提供システム 概念図
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