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■代表者に訊く
和田 重宏さん
●寄宿生活塾 はじめ塾代表
●団体の特徴
 家族参加型の雑木林教育。それがはじめ塾という団体を一言で表していると思います。はじめ塾では、不登校などの問題を抱える子もそうでない子も、社会のバランスの中の1人と考えています。決してその子1人だけを受け入れるのではなく、家族での参加を呼びかけています。
 社会で自立して生きてゆくためには多くの経験を積み、様々な人に出会うことで自分が成長していかなくてはなりません。それに年齢は関係ありません。大人も子供も同じです。はじめ塾では、親と子、地域の人々が雑木林的に集まり、様々な活動を行うことで子供たちに「自立するための準備」と「やりたいことを見つける」機会を与えることができることを目標にしています。
●卒設の基準
 年代に関係なく、自立の準備ができたり、やりたいことが見つかればいいと思っています。
 
塾のすぐ右隣にも寮があり、ここには現在6人の男子が共同生活を通じて生活する力を養っている。
 
入寮生・通所生とも食事当番があり、食事作りを通じて、生活力を身につけていく。食事は全員で食べる。
 
車で10分ほどの場所にある自然に囲まれた研修所。子供たちが好きなときに活動できるように開放されている。
 
部屋は共同で。許可なく人の物に触れないなど社会性を身に付けるルールをしっかり守り、みんなで楽しく生活する。
 
研修所の建物。地域の大工さんと子供たちの手作りで建てた。「創造して「創る」ことに意義がある」と和田代表。







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