1.事業目的
不登校・ひきこもりの青少年が急増する中、10月に厚生省が実態調査をするという方針を出し、今後不登校・ひきこもりの青少年を支援する施設が増加する可能性が出てきた。しかし、家庭訪問、施設入寮という根幹のプロセスは、医療・保健所関係者にとっては、未経験のものである。しかも、当センターの長年の実績から判断して施設内における青少年の生活指導をするスタッフも、既成のケースワーカーやカウンセラーとは違った独自の要素が必要である。不登校・ひきこもりを経験した青少年と共に活動し、目線を同じくすることが、信頼関係を築く第一歩となる。そのためには、机上の学習以上に経験の積み重ねが重要となってくる。今回の事業は、当センターを実習現場として、新たに誕生する諸施設において、即戦力となるスタッフを養成すべく、計画されている。
不登校・ひきこもりの青少年の心を十分理解できるスタッフを養成し、行政指導による家庭訪問、支援施設建設などが具体化した時、施設が円滑に運営されること。
講座カリキュラム
・総合講座 不登校・ひきこもりの青少年の自立支援のプロセスの紹介・保護者面談
・家庭訪問・本人へのアプローチ・センターにおける生活、自立への指導
管理指導講座 保護者対応・事務処理指導・実習報告指導
・実習指導 センターのカリキュラムに沿った実習指導
・家庭訪問指導 家庭訪問実習指導
・講師講演 他施設の状況・行政の取組み
・講習 社会学者・臨床心理士・精神科医・カウンセラー
月日/期間 |
事業項目 |
事業内容 |
備考 |
2月中旬 |
広告 |
開講のお知らせチラシ作成・インターネット施設送付 |
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3月初旬 |
講座計画 |
講座・実習スケジュール・講師選択・施設選択 選抜課題選択・予算設定 |
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3月中旬 |
募集要項 |
希望者へ送付 |
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3月中旬 |
講師依頼 |
各講師への依頼書送付・各施設への依頼書送付 |
テキスト選択 |
4/15−5/初旬 |
テキスト調達
・受講生選抜
・合否通知 |
出版社注文・コピー作成・課題による添削 合否確定・ハガキ通知 |
順次・添削基準設定 |
5/15 |
テキスト発送 |
納付確認後一括発送 |
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5/15−6/10 |
講座準備 |
会場設定・スタッフ役割確認・出席簿・リポート提出手順・評価表・施設研修記録
宿泊等希望届案・実習記録・訪問記録・施設スケジュール案
実習スケジュール案・訪問スケジュール案 |
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6/10 |
11.00開講式
(全員出席) 1.00総論 |
9.30会場設定・書類準備
11.0開講式井上・工藤・事務説明 工藤 |
昼食各自持参 |
6/10 |
課題 |
通学リポート提出6/24期限
通信リポート送付6/24期限 |
7/1返却 7/1返却 |
6/17 |
10.0 1.00 |
社会学概論 三橋修 社会学概論 三橋修 |
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6/17 |
課題 |
通学リポート提出7/1期限
通信リポート送付7/1期限 |
7/8返却
7/8返却 |
6/24 |
10.00 1.00 |
HR概論 滝川修三
臨床心理学概論 工藤剛 |
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6/24 |
課題 |
通学リポート提出7/8期限
通信リポート送付7/8期限 |
7/15返却
7/15返却 |
7/1 |
10.00 1.00 |
家庭訪問解説
河野久忠
保健概論
小林啓子 |
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7/1 |
課題 |
通学リポート提出7/15期限
通信リポート送付7/15期限 |
7/29返却
7/29返却 |
7/8 |
10.00 1.00 |
女子対応解説
三好朋子
カウンセリング概論
尾崎裕 |
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7/8 |
課題
施設研修計画 |
通学リポート提出7/22期限郵送
通信リポート送付7/22期限
希望期間書類再確認・通信希望再確認 |
7/29返却
7/29返却
研修計画作成 |
7/15 |
10.00
1.00 |
医療1
河合洋
医療2
佐藤俊晴 |
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7/5 |
課題 |
通学リポート提出7/29期限
通信リポート送付7/29期限 |
8/5返却郵送
8/5返却 |
7/29 |
1.00−5.00 |
講演
現場報告
研修計画決定
懇親会 |
最終調整 |
8−11 |
実習 |
1週間×2人×10コマ |
訪問各1回 |
8−11 |
実習記録 |
実習終了後1週間以内に郵送 |
担当スタッフ感想 |
8−11 |
施設研修 |
3泊4日×2人×3ヵ所 |
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8−11 |
施設記録 |
研修後1週間以内に郵送 |
施設代表感想 |
12/2(全員出席) |
1.00 |
終了式・資格授与・今後の活動計画
懇親会 |
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12-2 |
報告書作成 |
講師・日本財団・受講生 |
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