参考資料2 バス・タクシー事業における業界団体と環境への取組
1. 社団法人 日本バス協会
(1)概要
所在地 |
東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 新国際ビル9階 電話 03−3216−4011、FAX 03−3216−4016 ホームページ http://www.bus.or.jp |
設立 |
昭和23年7月24日 |
目的 |
旅客自動車運送事業の公益性にかんがみ、健全な発展と民主的運営及び経営の合理化に寄与し、且つ、業界の親睦と福祉の増進に努めることを目的とする。 |
会員 |
(1)普通会員 イ.バス事業者で都道府県バス協会に加入した者・・・2,162事業者 (うち民営事業者2,116事業者) 乗合専業者・・・60事業者 貸切専業者・・・1,698〃 兼業者・・・381〃 特定事業者・・・23〃 ロ.都道府県バス協会・・・47協会
(2)賛助会員 6事業者 |
〔事業者数は13年7月末調査〕 |
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(2)環境への取組
○平成10年に環境対策委員会を設置。
○「バス事業における地球温暖化防止ボランタリープラン」の策定(ボランタリープランの内容と第2回フォローアップの状況を以下の表に示す)。
○「黒煙クリーンキャンペーン」、「エコドライブ強化月間」等によるエコドライブの取組。
○運転手向けのエコドライブ推進のステッカーの作成(PR)。
○「バス月報」に環境関連の記事や「エコドライブ実践記録」入賞事業者の取組事例を掲載。運行管理者のための研修教材に資料として活用。
○技術委員会で取り組んでいる発明考案に対する表彰にも環境への取組が含まれている。この結果を報告書として全事業者に配布。
「地球温暖化防止ボランタリープラン」 第2回フォローアップの状況
主なCO2排出抑制対策と進捗 ( )は進捗状況 |
策定した数値目標 |
数値目標の達成状況 |
○ 環境定期券の普及による乗合バス利用促進 (平成13年4月1日現在134事業者が実施) ○低公害車の導入促進 (平成13年3月末現在普及率6.1%) ○エコドライブの推進 (バス業界の「エコドライブ強化月間」として、エコドライブに業界をあげて取り組んでいる) |
【目標年次】 2010年度
【指標】 低公害車の普及率 【目標数値】 10% |
【目標の達成状況】
1998年度末において6.1%普及 |
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2. 社団法人 全国乗用自動車連合会
(1)概要
所在地 |
東京都千代田区九段南4丁目8番13号 自動車会館7階 電話 03−3239−1531、FAX 03−3239−1619 ホームページ http://www2u.biglobe.ne.jp/~zenzyo/ZENZYO.html |
設立 |
昭和37年11月10日 |
目的 |
一般乗用旅客自動車運送事業の公共性に鑑み、健全で調和ある発展と民主的運営並びに経営の合理化に資し、もって社会公共の福祉に寄与することを目的とする。 |
会員 |
正会員 |
第一種会員 各都道府県のタクシー事業者団体 |
47 |
第二種会員 タクシー事業者 |
275 |
第三種会員 タクシー事業者が組織する団体 |
1 |
賛助会員 |
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20 |
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(2)環境への取組
○「ハイヤー・タクシー業界の地球温暖化防止に関する自主的行動計画」(平成10年)の策定(以下、囲み参照)。平成14年5月に改定し、数値目標を設定。
ハイヤー・タクシー業界の地球温暖化防止に関する自主的行動計画
平成10年5月13日制定
平成14年5月8日一部改定
1.行動計画策定について
平成9年12月の気候変動枠組み条約第3回締約国会議(温暖化防止京都会議)が終了し、我が国において温室効果ガスの排出量を2008年から2012年の5年間の平均で1990年より6%削減するという削減目標が設定された。
ハイヤー・タクシー業界においては、既に、CO2排出量の少ないLPGを燃料として使用しているが、地球温暖化防止の重要性に鑑み、引き続き、地球環境問題へ積極的に取り組むため、「地球温暖化対策」及び「循環型経済社会の構築」について、自主的行動計画を策定し、その着実な実施を図ることとする。
2.具体的な計画
(1)地球温暖化対策
国、地方公共団体の施策に連携協力するとともに、ハイ・タク業界自ら、排出ガス、騒音等自動車公害の減少を期すため、下記事項について鋭意推進を図り、エネルギー利用効率等の改善を目指し、地球温暖化対策に資する。
(1) 運行の効率化
・衛星を利用した配車システム(GPS−AVMシステム)の導入を促進し、2010年(平成22年)の普及率が60%となるよう努めること等により運行の効率化を図る。(1998年(平成10年)の普及率28%)
・バス専用・優先レーンへ実車時の乗り入れを関係機関へ要望する。
(2)タクシーの利用促進
・運賃料金の多様化を図る。
・乗合タクシーの促進を図る。
(3)タクシー車両の燃費改善
・タクシー専用車両への低燃費エンジンの導入を働きかける。
(4)代替フロンの回収
・地球の温暖化に影響を与える代替フロンの適切な回収を推進する。
(5)適正運転の実施
・駐停車時のアイドリング削減等の徹底に努める。
・車両の過度の冷暖房の防止に努める。
・急発進・急加速の防止に努める。
・休憩、仮眠、洗車時はエンジンを止める。
(6)事業所、事務所における対策
・事業所、事務所において冷暖房の温度設定を夏は28度以上、冬は20度以下にする。
・整備管理者、運行管理者を通じて、技工員及び運転者に対し環境対策、燃費節減に係る教育研修を実施する。
(7)環境問題に係る推進体制の整備
・全乗連の車両資材委員会を中心に環境対策に係る方策を検討する。
(8)地球温暖化防止キャンペーンの実施
・8月5日のタクシーの日記念行事キャンペーンの一環として、ポスターやタクシー車両に貼付するステッカーに、業界として地球温暖化防止に努めている旨を記載してPRし、一般利用者の意識の高揚を図る。
(2)循環型経済社会の構築
資源の有効活用により使い捨て経済社会を見直し、ハイヤー・タクシー事業者それぞれが、下記事項について鋭意推進を図り、計画的な廃棄物削減、資源のリサイクルに取り組む。
(1)産業廃棄物としての廃タイヤ等の適正処理を図る。
(2)リサイクル製品の積極購入等リサイクルの推進を図る。
3. 社団法人 全国個人タクシー協会
所在地 |
東京都豊島区南池袋2丁目23番2号 池袋パークサイドビル3階 電話 03−3985−7191 ホームページ http://www.kojin-taxi.or.jp/ |
設立 |
昭和57年(1982年)1月29日 |
目的 |
会員相互の団結と協力により、個人タクシー事業の健全な発展を図り、個人タクシー事業者の指導育成を積極的に行い、その資質と自覚を高め、さらに関係官庁、その他の機関に協力し、もって安全輸送の確保とサービスの向上により公衆の利便を増進して社会公共の福祉に寄与することを目的とする。 |
会員 |
10支部 49会員 ※運輸局単位に支部を、原則として都道府県単位に会員を設置。 |
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