属性 |
年齢 |
74 |
性別 |
女 |
1. 障害の状況等について |
左115dB:20年位前より徐々に低下
右70dB:7年位前突発性難聴から 6級 手話勉強中、補聴器使用による会話 |
2. 鉄道の利用状況について |
山手線、西武新宿線、東西線高田馬場駅
買い物・習い事:高田馬場〜新宿 習い事:高田馬場〜九段下、中野 月に20回ぐらい 墓参:東北新幹線上野〜宇都宮 年2回その他2、3ヶ月に1度各方面旅行 |
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について |
・運賃、乗換、混雑度など
・ホームページ、鉄道案内図、電話(音声増幅用電話) ・旅行などの際の各線の連絡がスムーズにいくように |
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について |
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(1)駅構内(改札口付近) |
・今の駅、特に大きな駅は外に出るまで全く迷路のような感じがする。障害者でなくても迷うこと大いにあると思う。また地下鉄などは特に各線の入り組みが多いため迷うことが多い。駅構内案内、券売機の位置、運賃、改札口の位置、トイレの位置すべて必要。
・一番頼っているのは標識。駅員さんはほとんど頼りにならない。なぜなら駅員さんをつかまえるのは容易でないから。
・標識の認識がしづらいこと。もっと簡単、明確に。 |
(2)ホーム上 |
・ホームまでの誘導、列車ドア位置、列車接近・通過状況、列車運行情報、緩急のある列車の停車駅などの表示。
・ホーム上ではなお一層駅員さんがいないことが多い。(混雑しているホームだと殆ど不可能)やはり可変式装置が頼りになる。標識
・ホームが長いので急いでいる時などそういう標示が非常に少ない。あっても前後(車両の)の識別が困難なものが多い。 |
(3)車両内 |
・聴覚障害者にとって車両内での案内はほとんど役に立っていない。停車駅、次駅名など1車両の中央、高い所に両面標示がされるといいなと思う。
・可変式装置、路線図など。
・次駅などを認識する際、車両内の音声はだめなので、停車した駅での駅名認識標で確認しようとするのですが、老人には早くて分かりづらい時が往々にしてある。混雑時などは一層困難。 |
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について |
・列車運行の遅延状況、遅延理由、運転再開予定時刻、自分の目的地へ行くのに可能な方法。
・現状で頼るものは改札口に行って書かれている情報を目で確認するしかないが、これも確実な情報はなかなか得難い。 ・全ての情報を入手することが現状ではなかなか困難で、急ぎの用事を持っているときは泣きたいようです。 ・ホーム上又は車両内の高い所に目で確認できるような情報を速やかに掲示して頂きたい。 |
6. 総合的な評価について |
・聴覚障害者にとって頼りになるのは視覚である。簡単明瞭に視覚で確認できる情報提供が少ないと思う。特に路線が増え、駅構内が複雑化している現状では目的地に行くのが構内の中でも容易ではなく疲れる。
・鉄道案内所をはじめ改札口、ホーム上などはっきりと的確な話をしてくれる人に出会うと心底ほっとありがたいと思う。尚、障害者運賃など一様ではないので(ことに私鉄)それぞれの駅の案内所などでお尋ねするわけではないが、その時の人によって違うことがある。各社での統一した対象、内容、利用方法など全員に浸透させて頂くようお願いしたい。 |