属性 |
年齢 |
69 |
性別 |
男 |
1. 障害の状況等について |
感音性難聴。47歳の時「突発性難聴」罹患により、健聴からいきなり失聴。中途失聴となる
1種2級 1. 手話 2. 読話 3.
筆談 4. 要約筆記者のノートテーク |
2. 鉄道の利用状況について |
中央線国立駅、都営三田線三田駅
1. 東京都中途失聴・難聴者協会の会合(東京都障害者福祉会館)土日休日は国立駅〜新宿駅、平日の夜は新宿駅〜三田駅 2.
上記の会合(新宿事務所)平日の昼・夜 国立〜新宿〜新宿3丁目駅 ・東京都難聴者協会の会合→月に10〜13回 ・趣味(ゴルフ・囲碁)→月に7〜8回 ゴルフ:国立駅〜青梅線福生駅 囲碁:国立駅〜武蔵境駅 |
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について |
・運行時間、乗換案内、運賃
・JR又は交通会社の時刻表、旅行ガイドブック、ホームページ ・駅に時間等問い合わせしたくても電話できない(聞こえない)駅のFAX番号が分からない ・駅構内案内、発車時間等のパンフ、チラシ等の設置(自由に持っていけるよう目立つところにおく) |
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について |
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(1)駅構内(改札口付近) |
・駅構内案内、券売機の位置、運賃、改札口の位置、トイレの位置
・電光掲示板、案内板、張り紙等 ・電車が止まってしまい動かない、放送が聞こえないので対応策が分からない。(もうすぐ動き出すのか、動く予定がないので他社の振替切符をどうやって貰うのか等)これが一番困る ・事故等で電車が来ない、電車が動かない等の時ホームの電光掲示板に原因、開通予定等流して欲しい |
(2)ホーム上 |
・列車運行状況、発車番線、行き先、停車駅、緩急列車接続
・頼るものがない。どうしてもその情報が必要なときは駅員に筆談で教えてもらう。
・情報は主として放送で行われるので出来るだけ文字情報を考えて欲しい。ホーム上の電光表示板を増やし、情報量を増やして欲しい。ホームに駅員が少ないので聞けない。
・電光掲示板のワイド化、情報の細かい説明の文字化。 |
(3)車両内 |
・列車運行状況(発車時刻)、停車駅、次駅名、行き先
・案内標示(電光、液晶による) ・放送が聞こえないので一切情報が入らない。従ってどうしたらよいのか、対応策が分からない。
・初めての路線で降車駅までいくつ駅があるのか分からないので、駅へ着くたびにホームの駅名の書いた案内板を探すが、最近ホームの駅名案内板が少ない。車内でキョロキョロ探している中に電車が発車してしまい降り損なう事が多い。
・新型車両で(1車両の出入口が6つあるもの)扉の所に液晶TVの文字放送(字幕)が取り付けられている路線があるが、ここに事故等の情報を流して欲しい。全ての電車の扉又は近くに液晶TVをつけてほしい。 |
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について |
・列車運行の遅延状況、遅延理由、運転再開予定時刻
・駅員に聞き、紙に書いてもらう。(駅員がホームに少ないので、車掌の所へ行って書いてもらったりしている) ・ともかくどういうトラブルなのか分からないのが一番困る。例えば電車が止まってしまい半数近くの人は降りないで車内に留まっているようなケース。降りるべきか、留まるべきか ・ホーム上の電光掲示板にトラブルの原因、発車見込みの時間等を表示して欲しい。電光掲示板の数を増やして欲しい |
6. 総合的な評価について |
・耳の不自由な人に聞くと、一番困っているのが病院と駅。この二つに情報保障がないということ。現在の鉄道駅・車内の情報提供については100点満点で10点ぐらい。
・新型車両は、扉の上に次駅名と出口が進行右側か左側かの液晶表示が出るのは助かる。これを全ての車両に付けて欲しい。
・一度初めての路線に耳に耳栓をして乗ってみてほしい。如何に聞こえない人に不安があるか分かると思う。 |