日本財団 図書館


聴覚障害者アンケート【21】
属性 年齢 不明
性別 不明
1. 障害の状況等について  
2. 鉄道の利用状況について JR東海道本線守山駅、彦根駅
守山駅〜彦根駅
通勤で毎日
ほとんど無し
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について  
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近)  
(2)ホーム上  
(3)車両内 ・車内放送が聞きとれない
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・列車運行の遅延状況、遅延理由、運転再開予定時刻
・駅員に聞くが駅員もパニックになっていてまともな説明がもらえない。また早口でまくしたてるのでさっぱり内容が聞きとれず、聞き返すと向こうもイライラしているからよけいに怒らせてしまい聞きそびれる。
・いつ電車が来るかわからずホームで待ちたいが、いつ来るのかどれくらい遅れるかが分からず上の改札口まで上がって駅員に聞きに行く間に電車が行ってしまいそうでハラハラする。
6. 総合的な評価について ・電車の遅延があり、1時間に2本くらいしかない路線では1本が遅れるだけで会社に遅刻になるような支障が出る。きちんとした情報を得られないと会社にも説明が出来ず困る。
 
聴覚障害者アンケート【22】
属性 年齢 不明
性別
1. 障害の状況等について 5〜6歳頃から「進行性感音難聴」。病気の際の高熱のため(はっきりした原因は不明)平成8年7月に2級となりました
2級
手話、筆談、読話
2. 鉄道の利用状況について 仙台市営南北線勾当台公園駅
勾当台公園駅〜五橋駅
月に2〜3回程度
里帰り:新幹線仙台〜東京、JR東海道東京〜横浜、相鉄横浜〜湘南台(2〜3ヶ月に1度)
旅行:新幹線東京〜京都、近鉄京都〜学園前(年1回程度帰省のため)
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・コンピューター案内表示が全ての電車にあると良い(相鉄はいくつかありました)。また、事故や故障の場合も表示されたら良いと思う
・FAX、ホームページ、冊子、TVニュース、携帯電話(知人)、新聞
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・サイン、可変式情報提供装置
(2)ホーム上 ・ホームまでの誘導、列車ドア位置、列車接近・通過状況、列車運行情報
・サイン、可変式情報提供装置
・電車が遅れているとき詳しく分かるようにして欲しい。事故のため止まった時、そのことが近くの人に聞いて分かったが、ホームに出たとき、どの電車に乗ればよいのかの案内表示があれば(事故の事も)よかった
(3)車両内 ・車両番号、トイレ位置、列車運行情報
・サイン、可変式情報提供装置
・全ての電車にサイン、情報装置がない。また、混雑時は見えにくく到着した時の駅名もサインも分からないときが以前あった。仕方ないが。
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・列車運行の遅延状況、遅延理由、運転再開予定時刻
・可変式情報提供装置、駅員による対応近くの人に聞く携帯電話は禁止されているが、トラブルの時はやむをえず使用している。
・遅延状況や遅延理由等の情報がスムーズでない。
・駅員さんの放送等を可変式情報提供装置にそのまま表示されるようになればと思う。
6. 総合的な評価について ・情報提供が豊富な路線は安心できる。
 
聴覚障害者アンケート【23】
属性 年齢 46
性別
1. 障害の状況等について 22歳ではじめて障害認定(6級)を受け、徐々に聴力低下
1種2級
手話、読話、補聴器使用。それでも分からない時は筆談
2. 鉄道の利用状況について 常磐線逢隈駅
逢隈駅〜長町駅、逢隈駅〜仙台駅
月2〜3回
帰省:新幹線仙台〜秋田 年2〜3回
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・乗り換え案内、運行状況
・冊子、健聴者に電話を頼み駅に確認してもらう
・最寄り駅のFAXが分からないので、聞きたい、調べたいことがあっても手段がない
・主要駅では、FAX又はメールでの問い合わせが可能になってほしい
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・緊急時の情報構内全体の地図と現地点、ステーションビルの営業時間
・慣れない駅ではうろうろするばかりで遠くに出かけたときは方向すら分からない。○○方面というのも分からない
・緊急時には文字で表示板を出して下さい。駅員は常に筆談に応じられるように筆談の練習をして対応に心がけてほしい
(2)ホーム上 ・車両種別、停車駅(行き先)、電車の遅れ、事故の原因
・表示物。電車の遅れ、事故の原因を想像するばかりで手だてなし
・いつもの発着場に変更がある場合、放送では聞き取れずうろうろするばかり。電車の遅れなどもあとどのくらい待てばいいのか、音声情報が入らないのでその後どうすればよいかの判断ができず、不安ばかりつのる。
・電光掲示板を設置して文字で情報を流してほしい。駅員は筆談でも対応できるよう心積もりを。
(3)車両内 ・ドア開閉位置(右手か左手か)、乗り継ぎ列車案内、行き先
・目にはいる物で確認
・急いで下車したい場合、出入口に早めに立って、降りる準備をしていてもドアがどちら側が開くのか分からず恥をかく時がある
・全車両に電光掲示板による情報提供を
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・トラブルの理由と遅延状況。運休になった場合のJR側の対応策(ex. バスが出るとか)
・人にも聞くに聞けずうろうろするばかり。周りの状況から察するほかない
・すぐに文字による情報を
6. 総合的な評価について ・窓口の駅員が聞こえないと言っても筆談してくれなかった
・聴覚障害者のことを正しく理解して下さい。そして常に筆談できるよう、筆談に慣れておいて頂きたい
 
聴覚障害者アンケート【24】
属性 年齢 69
性別
1. 障害の状況等について 感音性難聴。47歳の時「突発性難聴」罹患により、健聴からいきなり失聴。中途失聴となる
1種2級
1. 手話
2. 読話
3. 筆談
4. 要約筆記者のノートテーク
2. 鉄道の利用状況について 中央線国立駅、都営三田線三田駅
1. 東京都中途失聴・難聴者協会の会合(東京都障害者福祉会館)土日休日は国立駅〜新宿駅、平日の夜は新宿駅〜三田駅
2. 上記の会合(新宿事務所)平日の昼・夜 国立〜新宿〜新宿3丁目駅
・東京都難聴者協会の会合→月に10〜13回
・趣味(ゴルフ・囲碁)→月に7〜8回
ゴルフ:国立駅〜青梅線福生駅
囲碁:国立駅〜武蔵境駅
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・運行時間、乗換案内、運賃
・JR又は交通会社の時刻表、旅行ガイドブック、ホームページ
・駅に時間等問い合わせしたくても電話できない(聞こえない)駅のFAX番号が分からない
・駅構内案内、発車時間等のパンフ、チラシ等の設置(自由に持っていけるよう目立つところにおく)
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・駅構内案内、券売機の位置、運賃、改札口の位置、トイレの位置
・電光掲示板、案内板、張り紙等
・電車が止まってしまい動かない、放送が聞こえないので対応策が分からない。(もうすぐ動き出すのか、動く予定がないので他社の振替切符をどうやって貰うのか等)これが一番困る
・事故等で電車が来ない、電車が動かない等の時ホームの電光掲示板に原因、開通予定等流して欲しい
(2)ホーム上 ・列車運行状況、発車番線、行き先、停車駅、緩急列車接続
・頼るものがない。どうしてもその情報が必要なときは駅員に筆談で教えてもらう。
・情報は主として放送で行われるので出来るだけ文字情報を考えて欲しい。ホーム上の電光表示板を増やし、情報量を増やして欲しい。ホームに駅員が少ないので聞けない。
・電光掲示板のワイド化、情報の細かい説明の文字化。
(3)車両内 ・列車運行状況(発車時刻)、停車駅、次駅名、行き先
・案内標示(電光、液晶による)
・放送が聞こえないので一切情報が入らない。従ってどうしたらよいのか、対応策が分からない。
・初めての路線で降車駅までいくつ駅があるのか分からないので、駅へ着くたびにホームの駅名の書いた案内板を探すが、最近ホームの駅名案内板が少ない。車内でキョロキョロ探している中に電車が発車してしまい降り損なう事が多い。
・新型車両で(1車両の出入口が6つあるもの)扉の所に液晶TVの文字放送(字幕)が取り付けられている路線があるが、ここに事故等の情報を流して欲しい。全ての電車の扉又は近くに液晶TVをつけてほしい。
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等につい ・列車運行の遅延状況、遅延理由、運転再開予定時刻
・駅員に聞き、紙に書いてもらう。(駅員がホームに少ないので、車掌の所へ行って書いてもらったりしている)
・ともかくどういうトラブルなのか分からないのが一番困る。例えば電車が止まってしまい半数近くの人は降りないで車内に留まっているようなケース。降りるべきか、留まるべきか
・ホーム上の電光掲示板にトラブルの原因、発車見込みの時間等を表示して欲しい。電光掲示板の数を増やして欲しい
6. 総合的な評価について ・耳の不自由な人に聞くと、一番困っているのが病院と駅。この二つに情報保障がないということ。現在の鉄道駅・車内の情報提供については100点満点で10点ぐらい。
・新型車両は、扉の上に次駅名と出口が進行右側か左側かの液晶表示が出るのは助かる。これを全ての車両に付けて欲しい。
・一度初めての路線に耳に耳栓をして乗ってみてほしい。如何に聞こえない人に不安があるか分かると思う。







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