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聴覚障害者アンケート【12】
属性 年齢 47
性別
1. 障害の状況等について 幼少時より
6級
会話
2. 鉄道の利用状況について 名鉄常滑線豊田本町駅、地下鉄名城線久屋大通駅
通勤→名鉄豊田本町駅〜金山駅〜地下鉄久屋大通駅または地下鉄名城線伝馬町駅〜久屋大通駅
通勤→週に1度か2度
出張→名鉄豊田本町駅〜名古屋駅〜新幹線東京
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・スピーディーな運行状況報告
・テレビニュース
・遅延、駅以外で停車するときのスピーディーな状況報告、今後の見通し報告
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・サイン
・場内アナウンスをする場合は、文字で示して欲しい
(2)ホーム上 ・遅延しているときのスピーディーな状況報告、今後の見通し報告
・音声が聞き取りにくいことがある
・万一、線路に落ちたとき、「出来る限り奥の方へ」と書いてある場合があるが、奥とはどっちのことかよくわからない。ホームの下なら「手前」と言うべきだし、2車線あってその中央部なら「奥」とは言わない。真ん中だ。わかりやすい表示を。「黄色い線の内側に」というアナウンスも、ふと考えてしまうことがある。遅延しているときのスピーディーな状況報告、今後の見通し報告
(3)車両内 ・ドア開閉位置、次駅名、到着駅名
・音声が聞き取りにくいことがある
・文字情報で表示して欲しい
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・スピーディーな列車運行の遅延状況、遅延理由、運転再開予定時刻
・案内放送が聞き取りにくいことがある
・文字情報で表示して欲しい
6. 総合的な評価について ・案内放送があっても、内容のない情報であったり、遅い情報であったりする。鉄道に限らず、高速道路でも何でもそうだが、情報伝達が異常に遅い。情報の意味がない。音声案内が遅いぐらいだから、道路の文字情報にいたるともう話にならない。文字情報に切り替えていただくことはありがたいが、それが遅い情報であれば、まるで意味のない投資になってしまうことを理解して欲しい。
 
聴覚障害者アンケート【13】
属性 年齢 70
性別
1. 障害の状況等について 中途失聴(40歳で失聴)
1種3級 簡単なことなら読話も出来るが主としては筆談
2. 鉄道の利用状況について JR東海道本線彦根駅
彦根駅〜京都駅
休日(役員会)
平日(私用)
月に4〜5回
年に4回ぐらい旅行のため
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・運行状況、運賃 ・時刻表
・問い合わせ先電話番号が記入されているが音声情報が受け取れず、聴覚障害のためのFAX番号記入がないこと
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近)  
(2)ホーム上 ・列車接近、通過状況等、アナウンスが聞こえないので電光点滅等で知りたい
・可変式情報提供装置
・列車の遅延など音声による情報が受け取れず何故列車が来ないのか分からず不安
・素早く看板などに文字で記入した情報をホームに掲示してほしい 掲示板を持って駅員が移動する
(3)車両内 ・路線図、トイレの位置、停車駅、特に次駅名を電光表示してほしい
・可変式情報提供装置は付いていない列車がある
・車内販売。値段が分からず買うのをためらう。車掌に尋ねたいことがあっても聞くことが出来ない
・車掌は聴覚障害者に対し気持ちよく筆談に応じてほしい
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・列車運行の遅延情報、遅延理由、運転再開予定時刻など
・駅員に尋ねても聞き取れないので余程の時はメモ用紙を差し出し書いてもらう。駅員は忙しいので遠慮してしまう
・音声情報(放送)が聞き取れないこと
・文字による情報提供して下さい
6. 総合的な評価について ・車両内の電光掲示板の位置について、ドア上部にある場合座席から見えにくい。駅を発車したらすぐに次に停車する駅名を知らせてほしい
・駅の中に時間待ち、休憩する椅子が全くない駅
 
聴覚障害者アンケート【14】
属性 年齢 58
性別
1. 障害の状況等について 子供の頃から少しずつ聞こえが悪くなり今から25年前2種6級、その後出産と共に聴力が下がり4級から2級になった
1種2級
手話、筆談、ループ、口話
2. 鉄道の利用状況について JR湖西線小野駅
平日休日共に小野駅〜京都駅、小野駅〜草津駅、小野駅〜大津駅
月に1〜2回程度
年に5回位役員会議で東京へ行く
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・運行状況、乗り換え案内、運賃
・冊子、駅に直接行き聞く、ホームページ
・窓口がガラス(プラスチック)でへだてられているので相手の話を聞くのに苦労する
・筆談して欲しい
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・駅構内案内、券売機の位置、運賃
・駅員による対応、可変式情報提供装置、表示板
・目を頼って移動しているがなかなか目的の場所にたどり着かない表示がある時(表示位置が分かりにくい時や表示の表現の方法)
・可変式情報提供装置を増やしてほしい。目で見て分かりやすい標示を増やして欲しい
(2)ホーム上 ・目で見て判断できる表示を取り入れて欲しい
・可変式情報提供装置、駅員による対応(駅員が”はい”、”いいえ”と答えが出るような質問の仕方をする)
・時間により車両の数が少なくなり、乗車場所まで走っていかなければならない時(アナウンスされていると思うが)
・出来るだけ目で見て分かる情報機器を取り入れて欲しい。電光掲示板、可変式情報提供装置など
(3)車両内 ・車両によって行き先が表示されていないことがある。車両の横には必ず表示して欲しい。車両番号、運行情報、停車駅、次駅名、行き先
・可変式情報提供装置、車掌による対応
・長い時間停車している場合の状況が分からない時、知らない人に聞けない時もある。テロップなどで表示されればよいと思う
・情報を即座に流せるようにテロップを全車両に付けて欲しい
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・全てにつながるが、駅員の方が手話や筆談をして下さると助かる。可変式情報提供装置
・可変式情報提供装置、駅員による対応、ホワイトボードなどの状況説明
・今何がおきているのか、どのくらい待たねばならないのか、連携の状況
・車両であればテロップを流して即時対応して欲しい。テロップのある電車を増やして欲しい
6. 総合的な評価について ・新幹線など先端を行く車両などはテロップなど流れて状況が把握しやすいが、ローカル線は車掌などに聞かなければ分からない、アナウンスは聞こえない。多くの車両をテロップ付きにして欲しい
・その時々で状況や駅員が違うので同じ駅でも駅員の親切な場合と無愛想な場合があります。聞こえないことで切符を買う時にも時間がかかる
・身障手帳で買う場合、詳しく分かっていない駅員もいる。研修や教育の見直しをして欲しい







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