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聴覚障害者アンケート【5】
属性 年齢 46
性別
1. 障害の状況等について 感音性難聴。3歳の時からストマイによる薬の副作用が元で聴力が低下。 聴覚障害3級 補聴器、読話
2. 鉄道の利用状況について 名鉄、名古屋市地下鉄「上小田井」駅 地下鉄:鶴舞線(時々通勤利用、休日も所用等で利用) 地下鉄:東山線(休日利用) 週に2、3回程度 新幹線名古屋駅〜東京駅・・・年1回の団体の総会出席のため
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・行先、乗車先、乗り換え先、運賃、乗り換え時間、乗車時間
・時刻表、インターネットホームページ、携帯電話ウェブ
・いざという時の問い合わせで、電話では聞き取れない。聞いても聞き違いがあるかもしれないので、正しい情報であるか確認出来ないこと。
・緊急時に聞くものでなく、目で見える連絡方法を考えて欲しい。携帯電話のメールでホットライン式にやってくれると、耳の聞こえない者としては助かる。
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・時刻表、行き先案内
・サイン
・アナウンスで何時何分何号の列車が発車するのかがよく分からない。
・アナウンスと同時に電光掲示板による情報をフラッシュかペンライトで介し案内信号で示してから文字を流すのが良いかと思う。
(2)ホーム上  
(3)車両内 ・次駅名、行き先、停車駅名の案内
・サイン
・緊急アナウンスでは、何を発信したかったのか情報が少ない
・駅名、行き先、停車駅の案内
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・列車の運行の遅延状況等
・可変式情報提供装置
・すぐに何があったのかの情報を流せるような電光指示板が少ないこと
・電光掲示板の数を増やして欲しい
6. 総合的な評価について ・まだ相変わらず聴覚者に対する配慮が遅れている
・あまりにありすぎて、すぐに思い出せない
・電光掲示板をもっと増やし、伝える情報も色分けして区別させること
 
聴覚障害者アンケート【6】
属性 年齢 61
性別
1. 障害の状況等について 10歳の時、高熱等の理由による両耳高度難聴となる。 普通会話可。筆談、手話等も可能。
2. 鉄道の利用状況について 京浜急行線大森町駅
・京浜急行線大森町駅〜JR品川駅〜JR渋谷駅
・京浜急行線大森町駅〜都営新橋駅〜営団赤坂見附駅〜営団新宿御苑駅(平日・休日)
平日:会議等週に2回以上
休日:週1回程度 会議等:JR蒲田駅〜東京駅(JR京浜東北線)〜長野駅(JR新幹線)年2回程度
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・時刻表、駅構内案内(掲示板(臨時、増発等))、インターネット
・時刻表、インターネット(ホームページ)
・詳細な計画を立てる時の資料入手
・旅行アドバイザーを置いて相談に乗ってもらう。
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・駅構内の案内、駅員による対応
・指定席車、自由席車等のホーム待機の位置がまぎらわしい。
・可変式情報提供装置は便利であるが、その電車で大丈夫か?等、不明なとき心配である。上記の装置を出発時間他にも幅広く設置して欲しい。(目で確認できるよう)
(2)ホーム上 ・通過状況(2つ前の駅位より状況をしっていると準備等安心感がもてる)停車駅(特急等、自分の望む下車駅が停車するか)
・駅員による対応 ・誘導掲示板のある場所を探す
・スピーカーでは聞こえない人のために電光掲示板を置く
(3)車両内 ・列車運行情報(停車駅名、次駅名、経過駅名等)
・可変式情報提供装置
・文字表示式装置が備わっていない車両
・突然停車した場合、理由、時間等全く不明な場合は不安感を増します。このような時文字装置であったらと思う
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・遅延理由、再開予定時刻
・あれば可変式情報提供装置
・さっぱり分からないままでは不安だし、関係先に正しく説明できない。無駄な出費をする。
・特に聴覚障害者の場合、目で見て確認するために可変式情報提供装置は不可欠だ。
6. 総合的な評価について ・新型車両においては文字装置を備付した車両が増加しているのは有りがたい。しかしまだ旧型の車両が多いので、それに対する対処方法も考慮して欲しい
・多くの人が利用する駅は、聴覚障害者のみを対象とは出来ないかもしれないが、高齢化社会で聴力が遠のいていく高齢者も多い現在、アナウンスだけで理解が出来ていると思わないで欲しい。音声入力装置など、将来的に検討してほしい
 
聴覚障害者アンケート【7】
属性 年齢 53
性別
1. 障害の状況等について 聴覚障害(30歳半ば頃から) 手帳2級 筆談、手話、口話
2. 鉄道の利用状況について JR北小金駅、JR海浜幕張駅、千代田線新御茶ノ水
平日 北小金〜新松戸(常磐線)〜〔南船橋〕(武蔵野線)〜海浜幕張 週に5回
講習会北小金〜新御茶ノ水(千代田線)幕張本部〜水道橋(JR総武線)
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・事故等の時の運行状況、停車駅
・ホームページ、Eメールウェブ
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・乗り換えにあたって分かりにくい場合がある
(2)ホーム上 ・快速、急行の停車駅案内(京浜急行品川駅の電光掲示板が最高)
・車掌も忙しいので筆談してくれない
(3)車両内 ・停車駅、次駅名
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・遅延状況、理由、再開予定、乗り換え案内
・誰も筆談してくれない。会社に理由説明の携帯メールが出来ない
・どの電車も(JRも)車内電光板を付けて字幕説明が欲しい
6. 総合的な評価について ・駅名表示が多いと安心できる
・振り替券を発行する場合はホワイトボードに書いて掲示板で見せて欲しい
 
聴覚障害者アンケート【8】
属性 年齢 43
性別
1. 障害の状況等について 聴覚障害 語音明瞭度不明瞭
39歳から補聴器を装用しても、会話は分からない。TVもTELも分からない。TELのベル、玄関チャイム、クラクション等の音は分かる
4級
補聴器を使っての会話より、用件は筆談、手話磁気ループ(マイクの音声を聞く)
2. 鉄道の利用状況について JR藤枝駅、JR静岡駅
土・日・祭日・JR藤枝駅〜JR静岡駅
週に1〜2回程度
帰省:JR藤枝駅〜小田原駅、小田急線小田原駅〜相模原駅(年3〜4回)研修・他:JR藤枝駅〜静岡駅、新幹線静岡駅〜東京
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について ・運行状況、行き先の駅の出口の確認(北口とか南口とか)
・PCによる検索
・障害者の割引料金が、JRと私鉄とでは違うと、その確認。都内の自販(キップ)に、障害割引のボタンが有る線とない線がある。
・情報入手について、わかりやすい方法で知る手法を考えて欲しい(標示板とか)
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について  
(1)駅構内(改札口付近) ・駅構内案内、バス乗り場の表示、運賃(例えば子ども料金と同じように障害者料金)
・100kmを超えると半割になるので、距離(km)も駅名の下に表示して欲しい。 表示板など目で見て分かるもの。窓口の駅員
・音声によるアナウンスが聞こえないので、視認に頼るのだが、ほとんどが音声中心(音声のみ)
・何両編成で来るのか・定刻通りに来るのか
・行き先が分かる分離式の電車の場合に乗る位置
・電光掲示板、足示ランプでドアの位置、急行とか準急とか、普通列車の区別、停まる駅の表示等を目で見て分かるようにして欲しい
(2)ホーム上 ・列車ドア位置、列車の運行情報、分離式で行き先が分かる列車の行き先別乗る車両、停車駅
・駅員に聞く(書いてもらうか合図のようなもので分かるように教えてもらう)、電光掲示板
・列車の停車位置(何両編成か)、ドアの位置、遅れているのか正常なのか
・主要駅のホームだけでなく、全てのホーム上に電光掲示板と足下お知らせランプを設置してほしい
・東京駅〜新橋に行く場合の例:向かい側の列車と、どちらが先に出発するのか分かるように(どこの車両に乗っても)掲示板を増設するのか、聴覚障害者にとって、見やすい位置を掲示
(3)車両内 ・次の駅名、発車到着時刻、緩急列車接続
・文字による情報
・アナウンスによる音声中心で、聞き取れず分からない
・文字放送、表示板の設置
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について ・遅延状況、再開予定時刻、急ぎの時の替わりの足となる交通手段の有無
・駅員の対応、近くにいる人
・音声による連絡が聞こえないので、駅員を頼りたいが、緊急時はなかなか対応してもらえない。(難しい)書いて教えてもらうのは、なおさら難しい
・文字による伝達、駅に障害者対応の窓口を仮設して欲しい(主要駅)
6. 総合的な評価について ・音声中心で、大変不自由している。一人で出かける用事(仏事等)で、慣れない所へ鉄道を使って出向くのは、大変不安である。
・足元ランプを始め、バリアフリーのサービスは手本となる駅もあるが、逆に、乗り換えが多いわりには不親切な表示しかなく、いつも困る駅もある。
・文字による情報提供共は、高齢化社会にも適し、全ての人にとっても有益なサービスだと思うので、とりわけ聴覚障害者の為というのではなく、促進事業として義務づけるよう、お願いしたいと思う。







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