属性 |
年齢 |
43 |
性別 |
女 |
1. 障害の状況等について |
聴覚障害 語音明瞭度不明瞭
39歳から補聴器を装用しても、会話は分からない。TVもTELも分からない。TELのベル、玄関チャイム、クラクション等の音は分かる 4級 補聴器を使っての会話より、用件は筆談、手話磁気ループ(マイクの音声を聞く) |
2. 鉄道の利用状況について |
JR藤枝駅、JR静岡駅
土・日・祭日・JR藤枝駅〜JR静岡駅 週に1〜2回程度 帰省:JR藤枝駅〜小田原駅、小田急線小田原駅〜相模原駅(年3〜4回)研修・他:JR藤枝駅〜静岡駅、新幹線静岡駅〜東京 |
3. 外出前(外出計画時)の情報入手方法等について |
・運行状況、行き先の駅の出口の確認(北口とか南口とか)
・PCによる検索 ・障害者の割引料金が、JRと私鉄とでは違うと、その確認。都内の自販(キップ)に、障害割引のボタンが有る線とない線がある。 ・情報入手について、わかりやすい方法で知る手法を考えて欲しい(標示板とか) |
4. 鉄道利用時(平常時)の情報入手方法等について |
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(1)駅構内(改札口付近) |
・駅構内案内、バス乗り場の表示、運賃(例えば子ども料金と同じように障害者料金)
・100kmを超えると半割になるので、距離(km)も駅名の下に表示して欲しい。 表示板など目で見て分かるもの。窓口の駅員 ・音声によるアナウンスが聞こえないので、視認に頼るのだが、ほとんどが音声中心(音声のみ) ・何両編成で来るのか・定刻通りに来るのか ・行き先が分かる分離式の電車の場合に乗る位置 ・電光掲示板、足示ランプでドアの位置、急行とか準急とか、普通列車の区別、停まる駅の表示等を目で見て分かるようにして欲しい |
(2)ホーム上 |
・列車ドア位置、列車の運行情報、分離式で行き先が分かる列車の行き先別乗る車両、停車駅
・駅員に聞く(書いてもらうか合図のようなもので分かるように教えてもらう)、電光掲示板 ・列車の停車位置(何両編成か)、ドアの位置、遅れているのか正常なのか
・主要駅のホームだけでなく、全てのホーム上に電光掲示板と足下お知らせランプを設置してほしい
・東京駅〜新橋に行く場合の例:向かい側の列車と、どちらが先に出発するのか分かるように(どこの車両に乗っても)掲示板を増設するのか、聴覚障害者にとって、見やすい位置を掲示 |
(3)車両内 |
・次の駅名、発車到着時刻、緩急列車接続
・文字による情報 ・アナウンスによる音声中心で、聞き取れず分からない ・文字放送、表示板の設置 |
5. 鉄道トラブル発生時(異常時)の情報入手方法等について |
・遅延状況、再開予定時刻、急ぎの時の替わりの足となる交通手段の有無
・駅員の対応、近くにいる人 ・音声による連絡が聞こえないので、駅員を頼りたいが、緊急時はなかなか対応してもらえない。(難しい)書いて教えてもらうのは、なおさら難しい ・文字による伝達、駅に障害者対応の窓口を仮設して欲しい(主要駅) |
6. 総合的な評価について |
・音声中心で、大変不自由している。一人で出かける用事(仏事等)で、慣れない所へ鉄道を使って出向くのは、大変不安である。
・足元ランプを始め、バリアフリーのサービスは手本となる駅もあるが、逆に、乗り換えが多いわりには不親切な表示しかなく、いつも困る駅もある。 ・文字による情報提供共は、高齢化社会にも適し、全ての人にとっても有益なサービスだと思うので、とりわけ聴覚障害者の為というのではなく、促進事業として義務づけるよう、お願いしたいと思う。 |