危険な海の生物はサメばかりではない
大きな石にはえた海草は、すべりやすくて危険だし、岩場にはフジツボやカメノテなど、先がするどくとがった貝がついていて、足や手を切りやすいので、こうした場所では十分気をつける必要がある。
また、海底の海草のしげみの中には毒をもったオコゼがいたり、ムラサキウニやガンガゼなどの、するどいトゲのはえたウニ類がいるので、ふみつけないように用心して歩かなければいけない。
クラゲの仲間にも毒のある刺胞をもったアンドンクラゲ、アマクサクラゲ、カツオノエボシなどがおり、とくにエボシ型の浮ぶくろをもち、アイ色をしたカツオノエボシは毒性が強く、これにふれるとはげしいいたみをともなって皮膚がはれあがるので、もしみつけたらよけて泳ぐ。もしさされた場合は、真水でよくあらってからアンモニア水をつけるといい。
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海の中には、人の目には見えないほど小さいプランクトンから、体の長さ30メートル、重さが130トンもあるシロナガスクジラまで、ものすごくたくさんの生物がすんでいる。また、潮がひくと干がたとなってほしあがってしまうところにすんでいる生物もいれば、なんと1万メートルもの海底にすんでいる生物もいる。
ひき潮のとき、磯の岩のあいだに海水がとりのこされた潮だまりをタイドプールとよぶが、海水といっしょに小さな魚たちもとり残されていて、よく観察してみるととてもおもしろい。ヒザぐらいの深さの海で、いろんな魚の子どもをみつけることができるので、みつけたら図鑑でしらべてみよう。魚だけでなく、ヤドカリやカニやウニなどもみつけられるが、カニもウニもたくさんの種類があることに気づくだろう。
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