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フェスタ審査員のご意見
フェスタ審査員の方に審査結果や運営に関するアンケートを実施したところ、170名の方から貴重なご意見や感想が寄せられました。いずれも大変有意義なものですが、紙面の都合上すべてを掲載することができませんので、主なご意見を箇条書きにまとめました。
 
1. 審査員に参加して
○今回始めての参加ですが、こんなに世界中から参加する高度なコンクール&フェスタとは認識していませんでした。非常にレベルの高い室内楽でプロの演奏家を含めても、めったに聴けるものではないと思います。
○素晴らしい体験をさせて頂き、有難うございました。より一層音楽に興味が湧き、以前習っていた楽器をもう一度始めたくなりました。
○大変有意義な企画で、審査時間も全く苦痛を感じなかった。多彩で密度の高いコンサートを楽しんだ気持ちになりました。
○一般審査員ということ自体、他のコンクールにはありませんので、実に良い経験をさせてもらえて、有難かったと思います。
○素人が「審査」するという責任を感じながら、色々な音楽に出会える楽しさを満喫しました。「フェスタ」は良い企画です。次回も是非開催して下さい。
 
2. 審査について
○今回始めて審査員させていただき、大変な事だとわかりましたが、大変なりにとても勉強になったし、国際コンクールの貴重な体験をさせてもらいました。
○一日にたくさん音楽を聴くことができて幸せでした。どのグループも素敵な演奏で、順位をつけなければならないのが、少々辛い作業です。
○通常の演奏会で聴くような室内楽とは違う多種多様な室内楽を聴け、それを審査するのが、このフェスタの楽しさであると思いますが、多彩すぎて審査基準をどこにおけばいいのか考えさせられました。
○本当にバラエティーに富んでいたので、審査をするのが難しかったのでもう少しジャンルを絞ってもいいかな?と思いました。
○自分で採点基準を決めずに望んだので、とても難しかった。審査をする上でのヒントとか、ポイントのようなものをアドバイスしておいて頂けると審査しやすかったのでは?
 
3. 運営について
○審査結果の集計を後日、一般審査員にも知らせてもらえるのは大変参考になり有意義だと思います。今後も是非続けて下さい。
○一般審査員の人選面及び審査判定面について、審査レベルアップにつなげるような工夫をお願いしたい。ある程度、専門家を交えたアドバイスフィルターをかける必要があるのでは?
○予選審査の結果発表をもっと早く出して欲しかった。集計に時間がかかりすぎていたと感じました。
○クラシックだからか審査員の平均年齢が高いように思いました。次回はもっと若い年代の人達をもっと加えて頂けたらいいのにと思います。
 
 
4. 観客数について
○通常のコンクールと違って、フェスタはいろんなジャンルの音楽を楽しむことができて、あっという間に時間が過ぎていくように感じます。コンクールとフェスタの両方を聴いて、こんなに質の良い演奏を聴けるのに、席がうまっていないのが不思議です。
○通常のコンクールではない、室内楽の国際的なイベントとしてもっと盛んになってほしいと思います。高校・大学の音楽関係のサークル、愛好家達にも参加(聴く方)するよう更にPRして下さい。
○アマチュアがプロを審査する独自の発想に感心しました。大阪に新しい音楽文化を創造するため更なる充実を願っています。
 
5. その他
○このフェスタは、大阪よりも海外の方がよく知られているのではないかと思うぐらいの応募があって、PRも大変だったと思います。
○非常に立派なコンクール&フェスタだと思いました。3年毎の開催とのことですが、ずーっと続けていって欲しいと思います。
○前回より今回の方が出場団体も多岐に渡っていて、楽しめました。特に優勝した団体(ロシア)のドームラの演奏に感動いたしました。この様な素晴らしい演奏こそアンサンブルの極地だと思いました。
○各国の方々の演奏に、その層の厚さ、土壌の違いなどを感じ、日本人の演奏に何が足りないのかがよくわかりまして、大変良い勉強になりました。
○間違いなくこのコンクール&フェスタは(世界有数の)日本を代表するコンクールであり、コンサートであり、音楽祭です。この3年間楽しみに待っていました。
 
 
(銀賞:クラシック・ドムラ)
 
(銅賞:ミカレフ・イナンガ・ピアノ・デュオ)
 
(フォークロア特別賞:楊静&結アンサンブル)
 
入場券発売
〔入場料〕
予選  全席自由席各日  ¥1,000  (前売¥800/学生¥500)
本選  全席自由席各日  ¥2,000  (前売¥1,500/学生¥1,000)
記念演奏会  全席指定 1部2部各々  ¥3,000  (前売¥2,000/学生¥1,200)
 
〔前売発売場所〕
 チケットぴあ、いずみホール、阪急プレイガイド(三番街店)、フォルテ音楽事務所
 
集客活動
〔学校へのアプローチ〕
 コンクールに真剣に取り組む演奏家の姿を、近畿一円の大学、高校に音楽授業の一環として室内楽の鑑賞を取り入れるよう働きかけました。その結果、帝塚山学院高校、府立夕陽丘高校、同志社女子大、神戸女学院大学等、合計9校303名が来場し鑑賞しました。
 
 
〔ペア無料招待の実施〕
 期間中毎日ペアで50組(100名)を無料招待する旨新聞等で希望者を募りました。更に、協賛企業のホームページに掲載していただきました。この結果542組の応募あり、500組に招待券を発送しました。
 
〔協賛企業の協力〕
 本事業の趣旨に賛同いただいている協賛企業の中で、主に広報部門の方々のご協力を得て、職員とその家族、OBの方々にPRしていただきました。
[大阪ガスいきいき市民推進室、関西電力地域共生広報室、住友生命調査広報部、松下電器社会文化グループ、読売テレビ社友会]
 
入場者数
月日 区分 有料 招待 合計
5月14日(火) (第1部門)1次予選 30名 51名 81名
15日(水) (第2部門)1次予選 33 147 180
16日(木) (第1部門)2次予選 43 204 247
17日(金) (第2部門)2次予選 57 82 139
18日(土) (フェスタ)予選 51 189 240
19日(日) (フェスタ)予選 97 178 275
20日(月) (第1部門)本選 53 90 143
21日(火) (第2部門)本選 67 129 196
22日(水) (フェスタ)本選 64 302 366
23日(木) 記念演奏会1部・2部 228 413 641
合計 723名 1,785名 2,508名







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