日本財団 図書館


61, 普通の中国人の生活が見れる教職員アパート暮らし
長春税務学院 659 光永勝郎
 本学院の位置は、長春駅から南へ直線に延びるメインストリートの真ん中あたりにあり、便利この上もない。買い物は、フリーマーケット、スーパーマーケット、デパート等、何でも揃っていて、歩いて行ける。公園も、児童公園、動植物公園、牡丹公園等、散歩、ジョギングの場所に事欠くこともない。文化活動センターは目と鼻の先で、コンサート、展示即売会と暇にまかせて出かけている。
 住居は専家楼ではなく、本学院の教職員アパートの一角を外教用に割り当てたもののようで、朝晩、普通の中国人の暮らしを垣間見ることができ楽しい。断水、停電、暖房の故障など、日常生活の不平不満も、こちらの日常生活の一般として受け容れることができるのも、特権的な専家楼暮らしではないからと、却って喜んでいる。
 
62, 十月からすぐに冬
長春外国語学校 919 早川裕子
 新校舎内の東角が宿舎である。室内は広いが未設備の所が幾つかある。古いタンス、冷蔵庫、洗濯機がある。シャワーだけで風呂桶はない。近くにスーパーが出来、買い物は便利である。市内道路はだいたい碁盤の目になっていて分かり易い。
 10月に入るとすぐ冬になった。11月にならないとスチームが入らないので室内は寒く凍りそうだった。中国では両面白色の葉書が全く手に入らずとても困っている。
 12月3日夜、突然NHKテレビを見ることができなくなった。寂しい思いをしている。昼食は校内の食堂で食べさせてもらえる。
 
63, 魚槽を浴槽に
黄山日語職業学校 926 上野容子
 朝夕、学校前に市が立ち、20分も歩けば繁華街に出られ、たいていのものは揃う。故障個所等はすぐに改修してくれ、一応ホテルなので不便はない。ただシャワーを浴槽にして欲しいという要求は容れられず、仕方なく大きい魚槽を買って入っている。9月末に電球の暖房機が設置された。
 
64, 食事は外国人専用食堂で
河南師範大学 857 須田三郎
 赴任当初は埃と黄砂に悩まされたが、2年目を迎え最近は慣れてきた。
 宿舎での生活は、突然の断水、停電にももうビックリすることなく、あまり不便は感じない。乾燥地帯であることから、室内での熱器具の使用を禁じられており、炊事も不可。食事は原則として外国人教師専用食堂で取ることになっている。長年の外国人相手の経験から、コック氏の味付けは良好で、油っこくなく食べやすい。この国の特色で、何でもすぐ壊れるが、その都度外事弁公室スタッフがすばやく対応してくれる。
 
65, 大学は一つの市なみ
武漢大学 911 吉田道昌
 住居は快適です(居間、書斎、寝室、バス・トイレ、厨房)。冷暖房完備。大学は350ヘクタールの敷地があり、緑の樹におおわれています。すぐ横が東湖で、ゲストハウスの裏は山です。大学内にスーパーも小売店も、レストラン、理美容、郵便局、銀行も揃っていて、大学が一つの都市になっている感じ。実際、学生4万人、教職員や従業員などを入れると、日本の市なみ。外事処の人たちも親切です。妻が市場から食材を買ってきて、準日本式の食事を作ってくれます。味噌はないが、醤油は手に入ります。
 
66, 至れり尽くせりに感謝
上海市工商外国語学院 786 大中紀元
 現在、上海市はご存じの通り、急速に発展しているところです。高層ビルが立ち並び、道路は大幅に拡張・整備され、地下鉄は延長、拡強され、立ち並ぶデパート群(徐家付近)の壮大さ等たいしたものです。郊外に延びる高層ビル街もすごい展望です。
 私の居住している所は、上海の中心ではないのですが、中心部まで最新のバスが走り、便利が良く、商業地も近く、何かと便利な所です。学校の待遇も良く快適な部屋です。学校関係者が親切で、「何か困ることはありませんか」とよく聞いてくれます。修理を依頼したことはすぐ対処してくだします。本当にありがたいです。部屋の清掃に1度、係りの人が来てくれますし、綺麗に清掃してくれ、至れり尽くせりで深く感謝しています。
 
67, 気配りは十分
龍岩師範高等専科学校 936 山田隆之
 はじめの1週間ほどは招待所での生活であったが、その間に2名の日本人教師用にそれぞれ部屋を改装してくれた。その際、自炊用の調理具などもそろえてくれており、まず不自由はない。学生の食堂で食べることも無論可能である。校門のすぐ前にも簡単な食事の店は十分ある。自炊用の食材も道を隔てた市場で簡単に揃えられる。バスで中心街へ出れば大きなスーパーもあり、比較的新鮮な海の魚も手に入る。
 福建は南ではあるが、12月に入るとやはり寒い日もある。しかし、部屋はエアコンの暖房が使え、さらに別室用にはヒーターを買ってくれた。時々に気を使ってくれ、中秋ひは月餅を届けてくれたり、年末には事務室からと、新しい手鍋を届けてくれたりもする。
 学生も時折、数人で調理をしに来てくれたり、冬至の日には”湯園”を作りに来てくれたりした。時には一人で退屈だろうと、食事に誘い出しにきてくれたりもする。又、私は中国語もだめなら英語も不十分であるが、新任の日本語教師がほとんどのことは通訳してくれる。飲料水・プロパンガスの交換まで指示してくれる。職員の会食の際などは常に同席してくれ、まず不自由はないといっていい。
 
68, バケツで浴槽
黄山日語職業学校 874 早川 薫
 部屋は、ホテルの1室を与えられている。隣に共同のキッチンとシャワーがある。冬はとても寒いので、去年から暖房を頼んでいたのが、今年やっとついた。もともとついていたが、それは壊れていて使用できなかった。しかし、それだけでも寒いので、同室の先生と相談して、大きなバケツを買ってきて、浴槽を作った。これが思いのほか温かく、今年は風邪を引くこともなかった。
 買い物は、ホテルの前に毎朝朝市が開かれ、野菜などもすぐに手に入るし、日用品もそろっている。最近、新しいスーパーがたくさん出来て、昨年よりも買い物の便がよくなった。食べ物やもホテルの前にたくさんあって、2〜4元で、食べることが出来る。味もそんなにしつこくなく食べやすい。
 
69, 病気入院、学生が病室に詰めてくれた
龍岩師範高等専科学校 850 平山禮二郎
 今年度は、全面改装した部屋に移り、家具・生活用品も一新してくれた。昨年度は、殆ど一日中太陽が当たらない部屋で、隣の音楽教師のピアノやソプラノに悩まされていたが、それもなくなった。新任の日本語科の女教師で、私たちのホステス役の先生が、週末には我が家で栽培した新鮮な無農薬野菜を差し入れてくれる。
 学部の宴会にもよく招待されてご馳走になるし、時には英語科の先生の結婚式にも出席する。週末には、近郊の学部の先生の家を訪れたり、先生や学生と観光地に行ったり、また、最近は国際免許を取って学部の先生方と一緒に郊外へツーリングに行ったりした。大変皆さんのご親切に感謝している。
 しかし、今年度はあまりいい年ではなかった。学部の宴会の後、夜中に激痛があり、正露丸を飲んだが益々痛くなった。結局、夜中に救急車の世話になった。朝まで点滴をして帰宅したが翌日も痛みが治まらず、再度検査をしてもらったら尿管結石だった。数日入院したが、その後通訳として学生が病室に詰めてくれて、三度の食事も学校から差し入れてくれ恐縮であった。
 
70, 生活環境の充実へ
青島濱海学院 872 小倉 充盛
 昨年と比べると停電、断水の回数が少なくなった。去年は12月になっても入らなかったスチームも今年は11月中旬から入り温かな冬を迎えることが出来た。
 中国の高い経済成長が今日より明日への確実な成長につながり、青年たちが努力し夢をかなえていく姿が大変印象的である。
 
71, 住み心地は最高
延辺大学農学院 817 阿部公一
 11月中旬、専家楼は、内装や家具類が新装なり、快適な生活を送っている。
 買い物は、学院周辺の市場やスーパー、商店で殆どが調達でき、バスで10分位の龍井市中心部に行くと、すべての物が購入できるので何ら不便を感じない。
 専家楼には、外事処の方が、日中(7;30〜16:30)常駐し、即対応してくれるので大変助かっている。管理人の方々も、皆、とても親切です。
 食事は、学内の食堂を利用しているので、食費は1日10元位で、とても安価で助かります。調理が不得手な私には。
 学内、学外とも、日本人にはとても好意的で親切にしてくれるので、住み心地は最高です。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION