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第17回国民文化祭・とっとり2002
「ふるさと ふれあい 夢づくり」
全国吟詠剣詩舞道祭
−因幡伯耆のふる里に 鳥飛ぶ如く 吟じ舞う−
時:平成十四年十一月三日(日)
場所:鳥取県民文化会館梨花ホール
主催者:文化庁・鳥取県・鳥取県教育委員会・鳥取市
鳥取市教育委員会・財団法人日本吟剣詩舞振興会
鳥取県吟剣詩舞道総連盟・鳥取県詩吟連盟
第十七回国民文化祭鳥取県実行委員会
第十七回国民文化祭鳥取市実行委員会
 
会場となった鳥取県民文化会館梨花ホール入り口
 
故郷を思いて吟じ、明日に舞う
いろいろな文化活動の成果を全国的な規模で発表し、文化交流を深める国民文化祭。なかでも、全国吟詠剣詩舞道祭は多くの愛吟家、剣詩舞愛好家の注目を集め、毎年その期待に応える充実した舞台を見せています。今年もその期待通りの感動的な舞台でした。
 
 幕開けは中国、韓国、ウズベキスタン、日本の国旗を持った少年少女(鳥取大学付属小学校四年生)が登場。そして、日本をはじめ、韓国、ウズベキスタンの鳥取大学留学生が流暢な日本語で挨拶を行なったあと、「砂丘」を少年少女、留学生が立派に合吟したのには驚かされ、舞台への興味が一段と高まりました。
 つづいて、祝賀吟剣詩舞では、財団でご活躍の女流吟詠家の方々による「祝賀の詞」が披露され、その艶やかさ、吟の美しさに圧倒されました。さらに、平成十三年度全国吟詠コンクール決勝大会青年の部と一般一部の部優勝者、同年度剣詩舞コンクール決勝大会青年の部優勝者が披露する吟詠剣詩舞が行なわれました。はじめに林綾香さんの吟、大岡史帆さんの剣舞で「那須与市宗高」が披露され、つづく「越中覧古」では吟を長山祝子さん、詩舞を原歩さんで見せてくれました。それぞれ優勝者らしい熱演で、その吟詠剣詩舞にかける情熱が伝わってきました。
 第一部では全国吟詠各流合吟が行なわれ、出場団体四十六組、総人数千百五十名の壮大なスケール感で聞く人を圧倒していました。
 昼食をはさみ、全国吟詠剣詩舞道祭式典が行なわれ、国歌斉唱のあとご来賓挨拶があり、平井伸治鳥取県副知事がはじめに壇上に立ち、つづいて竹内功鳥取市長が、そして挨拶の最後は河田神泉会長職務代行副会長が行ないました。
 
式典に列席した財団役員並びに地元役員諸氏
 
式典で挨拶する竹内功鳥取市長
 
式典で挨拶する平井伸治鳥取県副知事
 
オープニング・ステージで祝賀吟剣詩舞「祝賀の詞」(河野天籟作)を合吟する女性吟士の皆さん
 
財団を代表して挨拶する河田神泉会長職務代行副会長







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