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台湾・台北駅五階ホールで、日本の「吟剣詩舞」を披露
第六回ジャパン・カルチャーミーティング台湾大会二〇〇二に「吟剣詩舞代表団」が参加
大会会場の台北車站（駅）へ向かう出演者の皆さん
毎年の恒例行事となったジャパン・カルチャーミーティング（会長 明石康氏＝元国連事務次長）の主催する第六回ジャパン・カルチャーミーティング・台湾大会二〇〇二（財団法人日本吟剣詩舞振興会後援）に吟剣詩舞代表団が参加しました。これは第一回アトランタ大会、第三回ベトナム大会、第四回カナダ大会、第五回ブラジル大会に引き続き吟剣詩舞が参加したもので、今回の大会でも、日本からの参加者総員三十四名の内、吟剣詩舞が十九名を占めることになり、公演の中心的存在となりました。
公演は六月二十三日（日）午後一時三十分から四時までの予定で、台北市の台北車站（駅）五階大ホール（台湾鉄路管理局演藝廳）で開催されました。
吟剣詩舞代表団は、財団の入倉昭星常任理事とその社中（阿部昭馨評議員を含む八名）、小林翠扇参与（長野）とその社中（四名）、田代  心参与（静岡）とその社中（四名）並びに財団少壮吟士の小林北鵬、渡辺桜虎両氏など、別項掲載の十九名のメンバーで参加しました。 当日は好天に恵まれ、といっても台湾では、雨が降らなくて困っていたところ、陽気も日本の盛夏といった暑さでしたが、開演前には地元、台北市の皆さんが大勢来場、六百名収容の大ホールは、ほぼ満席となる大盛況となりました。
吟剣詩舞の公演は『吟剣詩舞・日本の詩歌』、「その一・日本の自然」、「その二・日本のこころ」と題して、宝船（藤野君山作）、富嶽（乃木希典作）、兵児の謡（末松青萍作）、桜花の詞（作者不詳）、月夜荒城の曲を聞く（水野豊州作）など十題の吟剣詩舞を披露しました。
吟剣詩舞の公演時間は約五十分、テンポよい舞台の流れは来場者の目を離さず、たいへん盛り上がった舞台となり、フィナーレで全員が舞台に勢揃いすると、会場からひときわ大きな拍手が湧き起こるとともに、台湾の出演者代表から、入倉昭星、小林翠扇両氏に花束が贈呈されました。
今回の大会には笹川鎮江会長から「祝歌」（本誌冒頭の会長提言に掲載）を頂戴し、大会前日のウエルカムパーティーのセレモニーで朗読披露され、参加者全員に感銘を与えましたが、急拠、当日の舞台でも特別披露されることになり、随行の矢萩財団事務局長が朗詠披露しました。
代表団が泊まったライライ・シェラトンホテル（來來大飯店）は、折りから、サッカー・ワールドカップ（W杯）日韓大会に出場したセネガル選手団（決勝トーナメント八強に進出、日本に勝ったトルコに敗れる）の台湾招待の宿舎にあてられており、ホテルロビーは代表団を含め、選手団と記念写真を撮るやらサインをもらうなど、たいへんなサッカーフィーバーとなりました。
公演終了後の翌日は、花連（かれん）、タロコ渓谷観光のオプショナルツアーに参加、翌二十五日（火）の午前中は買い物など自由行動、午後、中正空港より空路、成田へ、午後七時五十分、全員無事帰国しました。
また、財団主催によるタイ国エイズチャリティーリサイタル派遣事業（期間十月十日〈木〉〜十五日〈火〉）も本決まりとなり、財団ではその準備を進めています。
「月夜荒城の曲を聞く」を舞う、入倉壮心、田中南心、小野田賀心、伊奈輝心、渡辺英心、加藤環心の皆さん
第六回ジャパン・カルチャーミーテイング・台湾大会二〇〇二
日時＝平成十四年六月二十三日（日）午後一時三十分から四時まで
〔旅行日程＝出発、六月二十一日（金）・帰国、六月二十五日（火）〕
場所＝台北市・台湾鉄路管理局演藝廳（台北駅五階大ホール）
主催＝ジャパンカルチャーミーティング台湾大会実行委員会
（出演＝財団法人日本吟剣詩舞振興会・緒方歌子とソングクラブ・松尾流日本舞踊・中華民國太極拳総會至柔分會・中華民國日本舞踊協會菘樺分會 総出演者六十八名）
後援＝（社）日本観光協会・（社）日本旅行業協会・（社）全国旅行業協会・定期航空協会・（財）日本吟剣詩舞振興会・教育新聞社
協賛＝日本アジア航空（株）・（株）JTB
協力＝（株）エアコム
余談／昨年九月の台湾中部大地震の影響で、楽屋の冷房が故障したままで、出演者は汗だくでした。
JCM台湾大会参加者名
▽日本壮心流昭武館総本部
入倉昭星（愛知）＝家元＝
阿部昭馨（静岡）
入倉壮心（愛知）
田中南心（愛知）
小野田賀心（愛知）
伊奈輝心（愛知）
渡辺英心（愛知）
加藤環心（愛知）
▽菊水流日本吟道会
小林翠扇（長野）＝剣詩舞家元＝
小松翠明（長野）
中村翠豊（長野）
桑沢翠虹（長野）
▽聖心流沼津吟詠会
田代 心（静岡）＝会長＝ 村岡東鈴（静岡）
岩崎心幸（静岡）
三浦心礼（静岡）
▽朝翠流北翠会
小林北鵬（茨城）＝会長＝
▽桜風流岳南詩吟社
渡辺桜虎（静岡）＝会長＝
▽矢萩保三（事務局）
総員19名
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