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創流二十五周年「吟生、意気に感ず」岳精流全国大会
 岳精流日本吟院の創流二十五周年全国吟道大会が、去る四月二十一日(日)川崎市教育文化会館で開催された。
 当日会場をうめつくした人は約二千名。大会は午前九時半から午後五時半すぎまで、厳粛のなかにも熱気に包まれ盛会裡に終了した。
 午前は全国の会、支部、教場の会員の合吟と“合吟コンクール”が行なわれ、式典では時に宗家横山岳精先生が挨拶の中で、改めて今日こそ真善美の追求が大切と強調された。
 そのあと(財)日本吟剣詩舞振興会の笹川鎮江会長からの祝電と祝歌が披露された。祝歌は
 
花ひらく卯月(うづき)の佳(よ)き日創立の
二十五周年めでたかりけれ
師父教(おし)ゆ吟道(ぎんどう)精神(せいしん)貫ける(つらぬける)
岳精宗家の功績(いさお)頌え(たたえ)む
岳精流日本吟院光(ひかり)みつ
弥栄(いやさか)祷り(いのり)言祝(ことほ)ぎまつる
 
というものでした。
 また午後は企画番組が盛り沢山で、特に創流二十五周年特別構成番組「吟生意気に感ず」では、会長、支部長諸先生の朗吟と華麗な舞が繰り広げられた。
 そして最後には宗家横山岳精(大会会長)先生が良寛の「短歌・何事も」を吟詠し、締めくくられた。
 岳精流日本吟院は、この全国大会開催を機に今後、いっそうの発展をめざすが、平成十五年度の全国吟道大会は六月二十二日(日)と決定している。
(岳精流日本吟院広報部長 福島赳山)
 
 
岳精流日本吟院創立25周年記念式典
 
 
中部地区幹事総会と『袴』の着付け講習会
 四月二十七日(土)名古屋市公会堂四階ホールにおいて、平成十四年度の中部地区幹事総会が、中部八県より百五十一名の出席者を集めて開催されました。
 開会の辞に続いて、高木残峰議長、入倉昭星幹事長の挨拶の後、恒例により高木残峰議長が座長席に就き、議事にはいりました。先ず小幡神叡書記長より平成十四年度、十五年度の行事予定が発表され確認。関連行事として平成十六年度全国名流吟剣詩舞道大会会場に決定した静岡市民文化会館〔昭和六十二年度と同じ開催会場〕について、阿部昭馨静総連理事長より説明があり、成功を期しての準備と地区連協を挙げての協力が確約された後、各県総連盟の行事予定と現況が各県事務局長より報告されました。続いて月刊『吟剣詩舞』購読者を増やす方法と、現購読者の減少を防ぐための手立て等については、指導者は必ず購読すること。各流統内においては購読者の実数をチェックして、継続購読の手続きを忘れないよう指導すること等、活発に意見が交換されました。その他質疑応答を経て議事が終わりました。
 休憩後、第二部として吟詠家の為の『袴の着付け講習会』に移りました。始めに高木残峰講師が【袴について】と題して、袴の起源から現代までの歴史について講義されました。
 杉浦容楓講師による着付けの【実技】は山内正風常任幹事をモデルに、約一時間三十分に亘り、質疑応答を交えて懇切丁寧に手ほどきされました。常日頃は両手を伸ばして突っ立っているのみの会長先生の、身を乗り出しての真剣な眼差しが印象的でした。着付けは日々の練習の積み重ねが大切であり、宗家会長先生の独りで『袴』の着付けの出来ることを期待しつつ、閉会の辞をもって幹事総会が終わりました。
(中部地区連協書記局)
 
 
杉浦容楓講師による袴の着付け講習会(モデルは山内正風氏)
 
 
横浜市吟剣詩舞道連盟こけら落しに出演
 このたび横浜の中心街に『横浜にぎわい座』が完成した。四月十三日(土)こけら落しに市民内覧会があり、さまざまな芸能が披露されその開幕に、吟剣詩舞を発表する機会を得た。神奈川県総連の傘下にある横浜市吟剣詩舞道連盟、理事長橘興貴を中心に、県総連理事長西形興信先生のご参加を戴き宗家会長の代表者で出演した。女性は二十名、全員江戸妻で板付き、幕が上がると客席観衆から、どよめきがあがった。吟題は宝船、舞は志村静風。引き続き男性九名は、略式礼服に横浜市の色、ライトブルーの揃いのネクタイで、吟題は不識庵機山を撃つの図に題す、剣は、村本誠鳳。尺八伴奏は橘真風、橘一宗両氏。
 この日入場申込が千人に達した事から、入れ替え二度の出演、全員気合が入り成功を収めた。このこけら落しに、吟剣詩舞を披露した事で、一般市民観衆から、深い感銘を受けたと評価を戴いた。地域社会に貢献できた事は大変有意義であった。横浜にぎわい座の館長は、司会で有名な玉置宏さん。当日は横浜市長中田宏氏も出席された。
(文責 室橋瑞恵)
 
 
「宝船」を吟じ舞う横浜市吟剣詩舞道連盟女性の皆さん







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