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(9)事故原因別発生状況
 事故の原因を事業用自動車の運転者に起因する事故(以下「有責事故」という)と相手側に起因する事故等(以下「無責事故」という)に分けると、有責事故が219件(52.9%)、無責事故が183件(44.2%)、となっており有責事故が過半数を占めています。また、有責事故219件のうち206件は、運転操作不良によるものとなっています。
 更に、運転操作に起因する事故については、その内容を業態別、発生順位別にみると(表−6)のとおりです。運転操作不良事故の業態別・原因別ワースト3では、いずれも基本的な運転操作の不良が上位を占めています。
 なお、車両故障に起因するものは8件発生しており、発生状況は〔図−23)のとおりです。
 
〔図−22〕原因別重大事故発生状況
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〔図−23〕業態別装置別車両故障発生状況
(拡大画面:26KB)
 
〔表−6〕運転操作に起因する事故状況(第1原因)
業態 順位 事故原因 件数 比率
バス 1 発信時の安全確認不良または不履行 13 33.3%
2 歩行者に対する不注意 7 17.9%
3 左折、右折不適切 6 15.4%
バス事故合計 39 100%
ハイタク 1 左折、右折不適切 13 33.3%
2 歩行者に対する不注意 9 23.1%
3 最高速度制限の不履行 5 12.8%
ハイタク事故合計 39 100%
トラック 1 脇見運転 28 21.9%
2 最高速度制限の不履行 17 13.3%
3 歩行者に対する不注意 16 12.5%
トラック事故合計 128 100%
※ 第一原因のみ集計したものです。
 
(10)高速道路等における重大事故発生状況
 専用道路における重大事故発生状況は〔表−7〕のとおりであり、全事故件数の14.4%を占めています。業態別事故発生の割合は、バス4件(7%)、ハイタク1件(1%)トラック55件(92%)となっています。また、事故発生時の道路状況は〔図−24〕のとおりである。
 
〔表−7〕業態別発生状況
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〔図−24〕事故発生時の道路状況
勾配
 
 
直線・曲線の別
 
 
路面の状態
 
 
(8)事業用自動車の重大事故統計
(1)重大事故の業態別・県別年次推移〔様式1〕
(拡大画面:50KB)
 
(2)重大事故の業態別・事故の種類別年次推移〔様式2〕
(拡大画面:63KB)







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