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図17. 基準点と移動点の衛星位相捕捉サマリー(平成14年10月10日)
 
イ)今治港より宇品港データ解析
 今治港より宇品港のKGPS測位データ解析は、国土地理院電子基準点を基準として算出した。測量海域近傍の電子基準点の概要を表13に、測量海域と基準点との位置関係を図18に示す。
 
表13 測量海域近傍の電子基準点概要
電子基準点 設置場所 機種
アンテナ
緯度・経度
(WGS-84)
楕円体高
(m)
データ間隔
940078
広島熊野
広島県熊野町熊野中学校 ASHTECH ZーXII3
Rev.D(70718)
34-20'25.2755"N
132-34'31.574"E
293.896 30秒
960666
江田島
広島県江田島町石風呂児童公園 TRIMBLE4000SSI-RC
PermanentーL1/L2
34-15'39.3223"N
132-27'19.955"E
57.478 30秒
960667
木江
広島県木江町木江幼稚園 ASHTECH Z-XII3
Rev.D(70718)
34-12'36.2505"N
132-53'03.775"E
46.728 30秒
950430
今治
愛媛県今治市大新田公園 TRIMBLE4000SSI-RC
PermanentーL1/L2
34-04'40.395200"N
132-59'24.8304"E
41.883 30秒
 
図18 測量船の航跡と基準点の位置関係
 
 図18の円は、各基準点から20kmである。4基準点をそれぞれ基準として算出した測量船の測位結果(楕円体高)を図19に示す。
 図19より、広島熊野を基準とした結果は全体としてやや低く、12時前後にはフロート解がある。また、木江による処理結果は、平均よりもやや高めの傾向を示す。広島熊野の基準点は他の基準点に比べ標高が約200m高い。木江及び広島熊野の電子基準点はASHTECの装置を使用し、江田島及び今治の電子基準点はTRIMBLEのものを使用している。なお、移動点に用いたものはTRIMBLEである。
 
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図19 今治から宇品への航海の電子基準点ごとのK−GPS測位解析結果の比較
 
 なお、この区間のデータについては、装置設備の都合上動揺データを取得していない。







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