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5.1.9 ケーブルの導入
(1)一般
 電気機器のケーブル導入部の位置と構造は、機器の種類、用途、装備場所、導入されるケーブルの種類、本数、機器とケーブルの関係位置などに応じて、それぞれ適当なものを採用する。
 また、ケーブルの引き抜けを防ぐため適切な固縛方法を考慮するとともに、人が誤って充電部に触れることのないようにすることが必要である。更に、外観や作業性を良くすることなどについても留意しなければならない。
(2)導入部構造と導入処理要領
(a)防水導入の場合
(i)電線貫通金物
 電線貫通金物によるケーブルの導入処理要領の例を図5.17に、グランドの防水処理法を図5.18に示す。
 
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図5.17 グランド導入処理法
 
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図5.18 グランド防水処理法
 
(ii)機器に直結した電線管
 暴露部に装備される機器にケーブルを導入する場合は、図5.19に示すように、機器の端子箱にパイプフランジを取付け、導入する。
 
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図5.19 電線管導入の例
 
(b)非防水導入の場合
(i)機器付コーミング
 機器付コーミングは、防滴形の機器、非防水形の機器のケーブル導入部に採用し、多数のケーブルをまとめて導入するのに適し、作業性がよい。
 
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図5.20 壁取付始動器のコーミング導入処理法







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