5.1.4 通信用ケーブル
通信用ケーブルは、照明用ケーブルの場合と同様、圧着端子を付けるか、又は小形端子にそのまま裸締めする。多心線は、他のケーブルと共にビニルダクトに導入するか、ビニル紐、ビニルバンドで要所々々を固縛する。心線の識別は、 5.1.8心線識別を参照して行うこと。
端子部の導体が振動などで断線しないように、プラスチック絶縁物付のグリップ形圧着端子を使用し、ケーブル絶縁体と共に圧着することが安全であるが、結線チェックを容易にするため丸形端子の代わりに先開形端子を使用してもよい。
図5.6 通信用ケーブルの固縛
図5.7 通信用ケーブルの端子処理
5.1.5 高周波同軸ケーブル
高周波同軸ケーブルは、機器附属のコネクタにより接続される場合と、一般のケーブルと同様に端子を用いて接続する場合がある。いずれの場合においても接触については十分注意し、特にはんだ付けを使用する場合は気をつけること。
図5.8〜図5.10にそれぞれの場合の処理法を示す。
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図5.8 はんだ付けケーブルコネクタの処理法
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図5.9 圧着式ケーブルコネクタの処理法
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図5.10 小形端子接続の場合の処理法
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