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4.2.8 Class Library management
4.2.8.1 Rules for Proposals and Acceptance of Classes
 STEPクラスライブラリは、ISO 10303−221として正式に発行されるまでは、常に開発と保守が継続している。ライブラリの技術的な内容が開発され、その品質がエキスパートグループによって維持されている。外部の人も下記の手続きに則って、問題点を指摘することで貢献できる。
 ライブラリは、電子データで管理されているので、最新の電子データを常に使う様に心がけなければならない。また、中央で集中管理されているものに対しては、ローカルな修正は避けなければならい。それによって、ライブラリに対する新規の問題点が互換性を保てる。
 ライブラリの管理の為に次の様な規則を適用する;
1. ライブラリは、パブリックドメインである。従って、誰でも参加できる。
2. 商用システムにライブラリを使うには、その人の責任とリスクで行うこと。またライブラリは常に変わることをわきまえておくこと。
3. 追加や削除あるいは改善の要求は、次のようにすること:
−ライブラリ管理者が発行したスプレッドシートを使うこと
−要求事項は、各部のグループ経由で申し立てるか、もしくは、ライブラリ管理者に直接あげることが出来る。それは、このガイドに示されている品質要件を満たしていなければならない。
−全ての変更部分は、スプレッドシートの新しい行に、挿入もしくは既存の行をコピーしてつくり、
−自分の要求もしくはグループの要求事項を記述する。次の事項は、必ず記入しておくこと:
−Association id, Unique id = ブランク又は既存の識別子
−Status =‘proposed', or‘propdel', which means: proposed to be deleted.
−Originator of proposal = 自分の名前
−Date of start of life = 新規作成の日付
−Date of latest change = 新規作成または修正の日付
−Source = 提案元(管理組織の場合)
−Remarks = 何故提案がなされたかの理由、オプション
(- Order an item =‘required' or‘relevant' ).
−名前と変更日付順にソートして、スプレッドシートから自分の要求を選択して、その要求事項を他のスプレッドシートにコピーして、それをライブラリ管理者に送るか、グループのメンバに処理してもらう様に依頼する。
4. Epistleのグループでは、要求事項を審査して、承諾するか拒絶するかについて、技術的なアドバイスを与える。
5. Epistle Class Library workshop meetingsは、ライブラリ管理者が決定したのを受けて、要求事項をライブラリに含めることに関して承諾もしくは拒絶する最終決定機能を持っている。正規のISO 10303標準のクラスに含めるか否かの決定は、ISO TC184/SC4に委ねられる。
6. ライブラリ管理者もしくは管理グループは、唯一オーソライズされた人で、申請があったものを承諾、更新、削除、クラス削除、組合わせ削除などを行える。
 ライブラリの品質と完成度は、参加したグループのボランティア活動の賜物である。しかしながら、誰も正式にライブラリコンテンツの品質を計ることはできない。
 標準が正式に発行されて、ISO STEPの試験要領に則った正規の試験が終了するまでは、ライブラリを応諾することは出来ない。
7. ライブラリ管理者は、ライブラリの更新を行う。ISO 10303−221標準のサブセットは、ISO 10303−221の一部として発行される。
 
4.2.8.2 Return proposals to the Library Manager.
 7章で記述した様にクラスライブラリの管理規則を参照して、先述のフォーマットに納まったスプレッドシートは、クラスライブラリ管理者に返されなければならない。これは、インターネットでファイルを送るか、ディスケットを郵送するかの方法が取られる。
e-メールにファイルを添付してライブラリ管理者に送る場合は、下記のアドレスによる。
andries.vanrenssen@shell.com
 
4.2.8.3 File management
 ライブラリ管理者は、バックアップを保管して、整合性をとってSTEPlibを定期的にWWWにアップする。







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