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(20)ship(4.2.141)
 Shipは一連のShip building APsでサポートされるただ一つのproduct製品のItem(4.2.109)である。この製品を規定する全てのデータはshipに関連付けられる。shipオブジェクトに関連する製品モデルの定義データは、初期計画段階、初期及び詳細設計段階、建造段階、運用段階などライフサイクルの如何なる段階をも対象としている。
注)船名は、Ship_designationで特定される。これは、Versionを持つものである可能性がある。
 Shipと関連付けられるデータには以下のものがある。
−single_hull_or_class
−ship_item
−units
 single_hull_or_classは、データ交換が単胴船と多胴船のどちらに適用されるのかを記述する。これは、次の内の一つとなる。
 design_for_single_hull:製品データが単胴船に適用される。
 design_for_multiple_hulls:製品データが多胴船に適用される。
 ship_itemは、特定されたshipに適用される構成物を規定する。
 unitsは、船舶モデルに使用される全ての寸法の種類のために、事前に定められた単位への参照を記述する。Unitsは、Derived_unit若しくはNamed_unitの何れかとなる。これは、値を持たない場合もあり、また一つ若しくはそれ以上の重複しない値を持つ場合もある。
 
(21)Version_creation(4.2.174)
 Version_creationは、新たにDefinitionや、Item_structureやItem_relationshipを作成するEventを特定するVersionable_object_change_event(4.2.180)の一つの型である。もし対象となるVersionable_objectが実在するVersionable_objectを元にしているのであれば、Base属性を移植するほうがよい。元のVersionable_objectは、対象となるVersionable_objectの直前のバージョンである必要はないが、元のVersionable_objectは、同じItemの改訂履歴に含まれる以前のバージョンか、対象Versionable_objectの生成に寄与した他のItemのVersionable_objectを引用することがある。本アプリケーションオブジェクトは次の属性データと関連付けを行う。
−base
−subject
 baseは、起源となっているVersionable_objectを示す。subjectは、変更によって生成されたVersionable_objectを示す。
 
(22)Version_deletion(4.2.175)
 Version_deletionは、Definitionや、Item_structureやItem_relationshipを削除するEventを特定するVersionable_object_change_event(4.2.180)の一つの型である。本アプリケーションオブジェクトは次の属性データと関連付けを行う。
−subject
 subjectは、変更によって削除あるいは削除予定のVersionable_objectを示す。
 
(23)Version_history(4.2.176)
 Version_historyは、Versionable_objectとそれらのVersionable_relationshipを互いに関係のある前身と後続の役割で特定する。本アプリケーションオブジェクトは次の属性データと関連付けを行う。
−current_version
−relationships
−versions
 current_versionは、このVersion_historyのなかで現在のバージョンの役割をするVersionable_objectを特定する。relationshipsは、Version_historyの内部のVersionable_relationshipを特定する。versionsは、Version_historyの内部のVersionable_objectを特定する。
 
(24)Version_modification(4.2.177)
 本アプリケーションオブジェクトは、ある物の変更を生じさせた出来事を特定するVersionable_object_change_event(4.2.180)の一つの型である。すなわち現存のオブジェクトの新しい改訂が生成されたことを示す。元のVersionable_objectは、対象Versionable_objectの直前のバージョンである必要はなく、同じItemであるVersionable_historyに含まれる以前のバージョンを引用することがある。本アプリケーションオブジェクトは次の属性データと関連付けを行う。
−base
−subject
 baseは、元になっているVersionable_objectを示す。subjectは、変更によって修正されたもしくは修正されるVersionable_objectを示す。
 
(25)Version_relationship(4.2.178)
 Version_relationshipは、Version_historyの同じ型の2つのVersionable_objectの関係を定義する。
−predecessor
−reason
−successor
 predecessorは、後続に受け継がれる元となるVersion_objectを示す。reasonは、ある人によってある時に作成された新しいversionに対する理由である。successorは、predecessorから引き継がれる次のVersion_objectを指す。
 
(26)Versionable_object(4.2.179)
 Versionable_objectはVersion付けを行うものであり、それぞれ、Definition(4.2.80)、Document(4.2.85)、Item_relationship(4.2.110)、Item_structure(4.2.111)、Revision(4.2.139)のうちどれかになる。本アプリケーションオブジェクトは次の属性データと関連付けを行う。
−description
−version_id
 descriptionはオプション記述であり、対象物を特定若しくは記述する付加情報を示す。version_idはVersionのidを特定する。
 
(27)Versionable_object_change_event(4.2.180)
 本アプリケーションオブジェクトは、Event(4.2.91)のタイプであり、Definitionや、Item_structureやItem_relationshipの変更される出来事を効果的に統合したものである。それぞれ、Envisaged_version_creation(4.2.90)、Version_creation(4.2.174)、Version_modification(4.2.177)、Version_deletion(4.2.175)の何れかとなる。







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