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2.3.2 国際会議及びワークショップヘの出席状況
 平成14年度は、次の国際会議に出席した。
ストックホルム会議 平成14年6月9日(日)〜14日(金)
出席者:覚野専門分科会長(Benic)、上野委員(HZ)
ソウル会議 平成14年11月3日(日)〜8日(金)
出席者:覚野専門分科会長(Benic)、佐久間委員(NK)
サンディエゴ会議 平成15年3月9日(日)〜14日(金)
出席者:覚野専門分科会長(Benic)、神尾委員(SHI)
 また、次のワークショップにも出席した。
AP226/227ワークショップ(ワシントン) 平成14年9月18日(水)〜19日(木)
出席者:覚野専門分科会長(Benic)、井上委員(富士通九州)
 
 それぞれの会議の審議内容は、会議報告書を下記の通り発行しているのでそれを参照して頂きたい。
 
ストックホルム会議報告書/平成14年8月発行
AP226/227ワークショップ ワシントン会議報告書/平成14年10月発行
ソウル会議報告書/平成14年12月発行
サンディエゴ会議報告書/平成15年3月発行
 
2.3.3 SHIP AP規格の調査
 STEPのAP規格は、各応用分野ごとの例えば船舶分野の情報交換のために必要な情報を規定するものである。このAPは、各適用業務の情報モデルをその分野の概念と用語を用いて作成し、つぎにそれを汎用情報即ちリソースを用いて表現し直す。これにより、その分野の情報を汎用的に表現することが可能になるようにしたものである。
 SHIP AP規格は、先に記した4規格があり、それぞれAP開発段階の種々のstageにある。これらの規格は、それぞれが数百ページにのぼる量の文書で構成されている。そこで、これらの文書を調査解所して、適用範囲、AAM、UoF、ARMの状況を明確に把握することによって、その規格を正しく理解し、規格構成としての適否の判断、我が国の方法論との差違の判別、問題点の摘出などを行うこととした。調査研究の対象としたAP規格と作成担当した会杜名を次の表に示す。
 
AP Title Dcc. No. 担当会社
215 Ship Arrangements DIS文書 MES NK
216 Ship Moulded Forms DIS文書 USC SHI
218 Ship Structures DIS文書 IHIMU MHI
227 2ndEd. Plant Spatial Configuration N1144 Kawasaki USC
 
 なお、今年度は上記規格文書解析に加え、AP 227 2nd Editionに組み込む方針が決定したShip Mechanical Systems(舶用機器装置情報)の実装調査を行った。
これらの詳細は別添資料のCD-ROMに収録している。
 
2.3.4 ISO/TC184/SC4 国内対策委員会の開催状況
 電子商取引推進協議会(ECOM)主催の国内対策委員会が次のように開催された。
 
平成14年度第1回 ISO/TC184/SC4 国内対策委員会 平成14年5月28日
平成14年度第2回 ISO/TC184/SC4 国内対策委員会 平成14年7月9日
平成14年度第3回 ISO/TC184/SC4 国内対策委員会 平成14年10月22日
平成14年度第4回 ISO/TC184/SC4 国内対策委員会 平成14年12月16日
平成14年度第5回 ISO/TC184/SC4 国内対策委員会 平成15年2月21日
 
2.3.5 特記事項
 今年度の活動の中で特に新しい動きのあった事項について以下に列記する。
▼AP215
DIS Ballotが平成15年(2003年)1月に終了した。今後Ballot Commentsに対する検討、改定が行われ、IS Documentsの準備フェーズに入る。
▼AP216
DIS Ballotが平成14年(2002年)5月に終了した。その後Ballot Commentsに対する検討、改定が行われ、12月にIS DocumentsがISOに提出された。
▼AP218
DIS Ballotが平成14年(2002年)11月に終了した。現在Ballot Commentsに対する検討、改定が行われており、IS Documentsの準備フェーズに入る。
▼AP2272ndEdition
平成14年(2002年)12月にDIS DocumentsがSC4に提出され、平成15年(2003年)1月よりDIS BallotがStartした。
▼AP226 Cancellation
ソウル会議にてCancellationが決定した。今後AP2272ndEditionにShip Mechanical Systemsとして組み込みの検討が行われ、DIS Ballot Commentsとして提出される予定である。
▼AP234 Cancellation
ソウル会議にて、three years ruleに従い、automaticallyにcancelとなった。但し、AP234の機能要件は各Scopeに応じて、AP227のShip Mechanical systems並びにAP239(PLCS)に組み込む方向で検討される模様である。
▼ATS318 Cancellation
ソウル会議にて、ATS318は開発負荷、期間等の問題によりCancelされることになった。但し、KS-STEPで実施してきたTest Caseの結果は整理、Reviewの後、Usage Guideとして作成されることになった。







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