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6−2−5−3. プリマス海洋研究所(PML)
 
英語名称 Plymouth Marine Laboratory
組織略称 PML
組織形態 NERCの協力センターの一つ。
2001年4月まではNERCの100%所有リサーチセンターの一つであるCCMS(Centre for Coastland Marine Sciences)に属していたが、5年毎の政府機関見直しの結果、CCMSは解散。CCMSの3ヶ所の研究所(PML、POL、DML)は各々別個の研究所となった。
2002年4月1日に、NERC所有のリサーチセンターから独立組織へと変更された。新規のPMLグループはPML(company limited by guarantee,registered in England&Wales,with charitable status)と商業子会社から成る。
人員数 約120人
所在地 Plymouth
設立年 1988年に複数の研究機関が合併して設立された。Company Limitedとしては2002年に設立。
予算規模 PMLのみの独立した会計データは無いが、NERCの2001/2002年次報告書に記載されたPMLへの割り当て科学関連予算データに依ると、年間予算は2.7百万ポンド強。
目的 世界的にも高水準の基礎的、戦略的及び応用海洋研究を行う。
管轄/活動概要 海洋環境のモニタリング新テクノロジー開発。
現在(2001−2006年)の主要研究プログラムはNERCとの契約によるもので、気候変動、海洋汚染、持続可能性に関する事項への貢献を目的としている。その他、外部顧客依頼によるリサーチ事業も行っている。
また、博士課程及び修士課程学生が一定期間、PMLでPMLの科学者と共に研究を行う機会の提供も行っている(Funded research studentship)。
最近の活動成果例 (1)EUリサーチプログラムである、COST−IMPACTプロジェクト(海底生物多様性と海洋生態系機能に漁業が与える影響と、その結果として、海洋生態系によって供給される物品とサービスの社会経済的価値に及ぶ影響についての研究)を主導。
(2)海洋システムモデリング技術の開発
 
6−2−5−4. プラウドン海洋研究所(POL)
 
英語名称 Proudman Oceanographic Laboratory
組織略称 POL
組織形態 NERCのリサーチセンターの一つ。
2001年4月まではNERCの100%所有リサーチセンターの一つであるCCMSに属していたが、5年毎の政府機関見直しの結果、CCMSは解散。CCMSの3ケ所の研究所(PML、POL、DML)は各々別個の研究所となった。
人員数 約100人
所在地 Bidston Hill(リバプール近郊)
2003年にリバプール大学敷地内への移転が予定されている。
設立年 1987年
予算規模 POLのみの独立した会計データは無いが、NERCの2001/2002年次報告書に記載されたPOLへの割り当て科学関連予算データに依ると、PSMSL、British Oceanographic Data Centre(BODC)予算を含めて年間の科学関連予算は1. 8百万ポンド強。
目的 海洋学、特に世界的な海水レベルと測地学、大陸棚海域の数値的モデリング、沿岸堆積プロセスの研究及びそれに伴うサーベイ、モニタリング、データ管理
管轄/活動概要 (1)潮予測の世界的なセンター
(2)大陸棚海域力学のモデリングと予測の欧州センター
(3)以下の国家的もしくは国際的サービスの所在地でもある。
●British Oceanographic Data Centre
●Pemanent Service for Mean Sea Level(PSMSL)of the International Council for Science,ICSU
最近の活動成果例 以下のテーマ別研究プログラムを推進中。
(1)プログラム1:海面レベル、海底水圧、空問測地学
テーマ1:世界的・地域的海面/地表レベル変動
テーマ2:海面レベル変動性及び極度変動
テーマ3:連続的海洋測定手法
(2)プログラム2:浅沿岸海:機能と変化の影響
テーマ1:浅海システムの機能
テーマ2:プロセスの小規模実験
(3)プログラム3:大陸棚域のモデリングと観測システム
テーマ1:先進的数値モデル開発
テーマ2:沿岸観測所パイロット
 
6−2−5−5. ダンスタッフネージ海洋学研究所
 
英語名称 Dunstaffnage Marine Laboratory
組織略称 DML
組織形態 DMLはスコットランド海洋科学協会(SAMS:Scottish Association of Marine Science)とUHI Millennium Institute BSc Marine Science Degree(海洋科学専門教育機関)のべースである。SAMSは、現在登録チャリティとなっている。
2001年4月まではNERCの100%所有リサーチセンターの一つであるCCMSに属していたが、5年毎の政府機関見直しの結果、CCMSは解散。CCMSの3ケ所の研究所(PML、POL、DML)は各々別個の研究所となった。NERCはDMLをHEI(High Education Institute)として扱っている。
人員数 110人強
所在地 スコットランドのOban
設立年 2002年5月に、SAMSはNERCとの新アグリーメントにサインし、これにより13年間のNERCリース契約が終了して研究所の管理運営は100%SAMSの管轄下になった。
予算規模 DMLのみの年間総売上は3百万ポンド以上。
SAMSはNERCとの協定によって、Northern Sea Programmeについて資金提供を受けており、その他、パブリック及びプライベートセクターに対する有償リサーチ、寄付金、メンバーシップ料から収入を得ている。
目的 海洋科学研究と教育の促進
管轄/活動概要 研究は深海漁業からバイオ地球化学、気候変動まで広範囲に亘っており、研究対象地域も南太平洋から南極大陸、スコットランド海岸からスコットランドの西の深海底帯にまで及んでいる。
最近の活動成果例 2002年5月のSAMS−NERC協定により、NERCから5百万ポンドの資金提供を受け、Northern Seas Programme,”Marine Environment Change in Northern Seas:Natural and Anthropogenic Influences”を推進中。







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