図5−24 負荷による排気ガス温度
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図5−25 エンジン制御装置(制御ブロック図)
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図5−26 エンジン制御装置(回路構成)
EGRの実施については負荷変動がある場合には極めて危険で定常状態で遮熱エンジンを運転し続けると排気温度は急激に上昇し(図5−24)、エンジンの負荷50%では約500℃になる。この排気ガスをEGR30%実施すると吸気温度は435Kとなり、圧縮比16の遮熱エンジンではポリトロープ指数が1.4となるのでその圧縮端温度は1350Kに上昇し、上死点前の着火、ノッキングの発生が起こる。従って、始動状態から定常状態への移行を吸気温度の監視によってスムーズにさせなければならない。負荷が上昇した場合にはEGR通路に熱交換器を配置し、その温度を下げなければならない。ノッキングの発生しない吸気温度は380Kであるのでその温度まで低減できる熱交換器の設置が必要である。
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