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さわやか福祉財団活動報告
 
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活動日記
 
 
 去る12月20日(金)、恒例の“幸四郎君バザー”を財団事務所で行いました。都内在住の匿名ご家族がご好意で折に触れ寄せてくださる洋服、バッグ、雑貨等を、堀田理事長以下財団スタッフが購入してチャリティーに充てるもので、時に発送ボランティアさんが駆け付けてくれることも。当日の売上金は5万3046円で、その全額を長野県在住の畔上智子さん・幸四郎くん親子に贈りました。不幸な事故で車イス生活となった智子さんですが、幸四郎君共々明るく頑張っている姿にこちらも励まされ、皆で応援しています。
 
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活動報告 NEWS&にゅーす
「ネットワークのコツは良い結婚と同じ・・・」
こうべ地域協同推進フォーラム 盛会!
地域協同推進プロジェクト
 
 
会場は熱気で一杯
 昨年11月18日、「こうべ地域協同推進フォーラム」(以下「フォーラム」)を兵庫農業会館(神戸市)で開催し、300名余りの参加者を得て盛会でした。堀田理事長の講演では、ネットワークづくりのコツについて「相手を仕切らないこと。これは良い結婚の心得と同じ」などという話に会場が沸きました。交流会は100名以上の参加で会場は熱気で包まれ、多くのつながりが生まれました。
 
幅広い分野からの関心高まる
 参加者層としては、NPO・草の根団体、社協、生協、JAはもちろん、自治体、一般企業、介穫保険事業者など地域支え合いに関係する幅広い分野の方が、地元はもちろん県外からも足を運んでくださいました。地域版の地域協同推進シンポジウム(フォーラム)は、2001年12月に干葉県で開催してから神戸で5か所目(今年度は7月の松江市、9月の静岡市に続いて3か所目)、回を追ってネットワークづくりへ地域や諸団体の関心が高まってきていることが実感されました。
 
今回の「フォーラム」の特色
 地域協同推進シンポジウム(フォーラム)の共通スローガンは「広げよう支えあい、つなごう地域の力」ですが、内容としては開催地域の特色を出すように工夫しています。神戸の場合次の3点が特色といえるでしょう。
 
(1)重点対象を県域でなく、神戸市地域としたこと
 神戸市の特性とともに、なるべく小地域でフォーラム開催後の具体的なネットワークづくりを実らせていきたいという考えからです。
(2)介護保険事業者とボランティアの連携をテーマにしたこと
 支え合いの現場では、ケアプランひとつにしても介護保険枠内・枠外の担い手の連携が欠かせないという認識からです。
(3)実行委員会形式で進めたこと
 NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸を中心に、7団体(*)が実行委員会を形成し、共催団体として企画・準備・運営を担当しました。この委員会は、開催後の地域ネットワークづくりの核となることが期待されています。
    
(*)
NPO法人神戸ライフ・ケアー協会、NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸、神戸市シルバーサービス事業者連絡会、JA兵庫六甲、神戸市社会福祉協議会、兵庫県社会福祉協議会、生活協同組合コープこうべ
 
たくさんのお力添えに感謝します!
 ご支援いただいた住友生命社会福祉事業団、ご後援いただいた兵庫県、神戸市、神戸新聞社、朝日新聞社ほか、多くの方々のお力添えに心からお礼申し上げます。(丹 直秀)
勤労者・シニア“地域デビュー”はどうしたら?
ワークショップを2か所で開催
社会参加システム推進グループ
 
“シニアのための地域デビューの仕方”
愛知県豊川市
 昨年11月2日(土)に豊川市で、地元のNPO穂の国まちづくりネットワークの協力を得て、シニアの“教育への社会参加”をテーマとするワークショップ(参加型体験学習)を開催しました。参加者数は事務局を含め34名。
 まず初めに、地元小学校の校長、総合的な学習の時間にかかわっているシニアボランティア、週末に子どもたちにスポーツを教えているシニアボランティア、共催NPOの理事長の4名によるパネルディスカッションを実施。その後、「どんな子どもに育ってほしいか。そのために自分たちには何ができるか」をワークショップのテーマに論議しました。
 コミュニティーの崩壊現象が現れつつある中、子ども会、自治会等の組織にいる心ある人たちが頑張ってこれを防いでおられる様子が印象的。地元青年会議所を母体とするNPOとの共催ができ、極めて内容の濃い中身となりました。
 
藤井誠コーディネーターを中心にワークショップのグループ分け(11/30・大田区)
 
“NPOが皆様を待っています!”
東京都大田区
 
 また、11月30日(土)には大田区で、NPO法人たすけあい大田はせさんずの協力と、勤労者リフレッシュ事業振興財団と東京経営者協会の後援を得て、「退職者を含む勤労者の高齢者に関わるNPOでのボランティア活動」をテーマにしたワークショップを開催しました。
 参加者数は事務局を含め26名。冒頭、大田はせさんずのボランティア3名の方々から体験談をお聞きし、その後、“地元にこんなNPOがあればよいな。自分はこんな事ができる、こんな事をやりたい”といったテーマで、和気あいあいとした雰囲気のもと、約2時間、参加者間で意見交換を行いました。
 午後は、大田はせさんずの事務所で活動を見学、任意参加でしたが11名が参加しました。「自分で同じような団体を立ち上げたい」「地元のNPOを紹介してほしい」といった声が参加者から上がっており、きっちりとフォローアップしていきたいと考えています。
 いずれも詳細は財団ホームページでご紹介しています。(蒲田尚史)
 
100回突破!
社会参加システム推進グループ
“出前研あれこれ”
蝉丸頭になりそう!?
 
 
 社会参加システム推進グループには、各地の自治体や学校、会社そして各種団体からのボランティアに関する講話、講演、さらにはシンポジウムのパネリストなど、講師派遣の幅広い依頼状が届く。そして、ご要望にお応えすべく担当者が各地へ出向いて、それぞれに熱弁を振るってくる。このシステムは7年前にスタートしたもので、我々仲間では、「出前研究会」と呼んでいる。
 その出前研究会が縁で、各地でさわやかなボランティアの輪が生まれ、美しい花が咲き、さらには立派な実を付けてくれている会社や学校や自治会もある。担当者にとっては、まさに「出前冥利」に尽きる。
 ところで、干葉県市川市に住む私が、社会参加システム推進グループに顔を出し始めて7年が過ぎている。財団のボランティア仲間では、最年長で77歳になるが、1997年4月10日(木)から、出前研に首を突っ込んでいる。そして昨年12月25日(水)に干葉県白子町で通算114回目の出前研を済ませた。時には、成田市にある新東京国際警備隊に勤務する全国から選抜された警察官たち1500人にも数回講演した。下手な出前研も数打ちしていると、たまにはホームランが出る。
 昨年5月27日(月)には、銚子市立猿田小学校の全校児童56人と手紙の交流で結ばれた取手市戸頭地区の老人グループが、コーディネーター役の民生児童委員たちの案内で、貸し切りバスで銚子の同小までご対面にやって来てくれた。これを翌日の朝日・毎日・産経・干葉日報の各紙朝刊が、写真入りで記事にしてくれた。これこそ仕掛人だけが味わう喜びである。
 去る8月の定例会議で、100回記念講演を済ませた報告をした時に、堀田理事長から、「200回記念講演を期待しているよ」と温情の激励をいただいた。でも200回は夢のまた夢。新しいネタの仕込みで、さらにハゲが進行し、蝉丸法師の頭になりそうである。困ったものである。
 結びに川柳の拙吟。
 
 明日へ夢 生きがいが湧く 出前研
 
(中村 延夫)







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