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Monthly Report
さわやか活動日記(抄)
〈2002年9月1日〜9月30日〉
 
インストラクター候補者研修会開催
各地で地域たすけあい研修会スタート
組織づくり支援グループ
 
【9月9・10日】
 日本自転車振興会補助事業として、東京・大森ホテルモントレ山王にて、インストラクター候補者研修会を開催。全国から35名の参加。インストラクターの役割について現任のインストラクターから説明を受けた。また、翌日は、6グループに分かれ、仮想事例から地域たすけあい研修会をつくり、話し合った。議論を重ねた内容に、参加者の意見が飛び交い、内容が濃い研修となった。
(木原)
【9月21日】
 今年度初の「地域たすけあい研修会 in 福岡」が福岡県福間町のふくとぴあで開催された。福岡県内各地などから109名の参加があった。
 前半は、古賀市保健福祉部長の荒川英雄氏が「ふれあいデイサービスで、地域通貨―市民参加の運営で地域が元気に―」、たすけあい遠州の稲葉ゆり子氏が「もうひとつの家とごっつぉハウス―時間貯蓄(ふれあい切符)サービスと地域通貨のたすけあい―」と題して講演を行った。
 後半は分科会に分かれ、団体の立ち上げや、サービス別の運営のノウハウ、NPOの基礎知識などについて、グループディスカッションなどを通して理解を深めた。
 参加された方たちからは、自分たちの地域でもできることから始めてみたい、今後の活動に生かしたいなどの感想が寄せられ、今後が楽しみな研修会となった。
(猪瀬・坪井)
【9月26日】
 日本自転車振興会公益事業部事業調査課より、篠原課長・獅子山調査専門役が来所され、13年度補助金に関する調査があった。経理関係を中心に事業の確認を受け、問題点なく調査を終えた。
(木原)
【9月28日】
 日本自転車振興会の補助事業として和歌山県和歌山市において「地域たすけあい研修会」を開催。「地域」をキーワードに地域での助け合いのあり方を基調講演・分科会を通して考える内容。73名の参加者があった。午前中は地域の助け合いネットづくりについての基調講演、午後は「地域通貨」「団体の基盤強化」「たすけあい活動の新設」の3分科会に分かれて学習をした。「誰もしないことを一人でやる」という基調講演にあった話を踏まえ、団体を立ち上げたい、地域通貨を始めたいというグループがあり、今後の流れに期待したい。
(北村)
 
三重・京都を往訪
自治体プロジェクト
 
【9月9日】
 京都府保健福祉部・府民労働部を訪問。市民団体・NPOが、民家・商店街を活用し、子育て、ミニデイを展開している。温かさと低額な費用で運営される結果、普通の日常感覚で利用でき、設置個所も倍増できる。これを市民公益と認めれば、支援の仕方があるのではないか。
(和久井)
【9月10日】
 三重県県民センター。県民活動・NPO活動先進県では、各分野、各地域にボランティア団体、NPO法人、コミュニティービジネスが事業を展開している。県企画や市民企画の研修会、行政職員研修、県庁内で調整した委託事業で、官民の信頼関係と実績を積み重ねている。14年度は、NPO法人と行政の協働事業を、目的の共有化を含め、わかりやすい自己評価チェックシートを作成して推進している。
(和久井)
 
地域協同フォーラムを静岡で開催
JAIFA社会奉仕委員会で時間通貨体験ゲーム
地域協同推進プロジェクト
 
【9月3日】
 7月11日に開催した「地域協同推進シンポジウム イン しまね」の反省会。報告された参加者からの反響では、シンポジウム内容は好評で、むしろ時間が短くパネルディスカッション、基調講演ともにもっと話を聞きたかったとの声があった。また、このシンポジウムをきっかけに、さらに地域協同を推進していくために、準備会メンバーを母体とした推進組織づくりをしていくことを決定。県域からより身近な地域ごとでの展開、来年度のシンポジウムのための助成制度の活用など具体的な意見も出され、活発な議論が交わされた。
 当初はシンポジウムのために初めて顔を合わせた方もいた準備会であったが、準備段階を経ることで皆が結束できたことを実感。心強い地域協同の理解者が生まれた島根県で、今後のさらなる展開が楽しみになってきた。
(丹・三輪)
【9月5日】
 JAIFA(ジェイファ・「生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会」の略称。当財団の法人会員)の社会奉仕委員会に出席。財団側は、時間通貨担当の猪瀬、事務局長の竹下、丹の3人、先方と合わせて計10名余りのメンバーで、「助けられ上手・助け上手体験ゲーム」を試みた。事業の性格上、「困ったときはお互いさま」の精神は十分お持ちの皆さんだけに大変理解が早く、有益な研究会となった。
 12月頃予定の次回には、時間通貨を実際の地域助け合いに応用するときの課題や、JAIFAの役割などについて整理していくことになった。全国3万人ものJAIFAの皆さんが、地域に根付いたボランティア活動に参加してくださる姿をイメージすると心強い限りである。
(丹)
【9月9日】
 「かながわボランタリー活動推進基金21」審査会・幹事会合同会議に出席。今回のテーマは、県とボランタリー活動との協働を進める「基金21」の運営を、2年目となる今年度からさらにより良い姿にしていくためにどうすればよいか、ということ。審査会長を務める当財団堀田理事長の水際立った進行により、協働のあり方から審査基準の見直しまで山積する課題について、約2時問で一定の方向付けができた。
(丹)
【9月26日】
 「地域協同推進フォーラム・静岡」開催。県内10団体からの活動報告は、家事援助、ふれあいサロン、演劇、その他実にバラエティーに富んだもの。報告団体も、NPOあり、JAあり、生協あり、社会福祉協議会あり。地域の方にとってもこれだけの助け合い活動がこのようにさまざまな主体で担われていることは新発見だった様子。この活動の連携を呼びかける堀田理事長の基調講演、最後の交流会も大変好評で、スタッフも含め300名余りの参加者からは良い刺激になったという感想が聞かれた。
 地元主催団体のしずおか健康長寿財団、資金を助成いただいた住友生命社会福祉事業団、地元準備会メンバー、その他ご協力いただいたたくさんの方々に心からお礼申し上げたい。
(詳細については別途ご報告します)
(丹・三輪)
 
Jリーガーも参加!
サッカーさわやか広場 名古屋グランパス
勤労者マルチライフ支援事業
神戸ワークショップフォローアップ
社会参加システム推進グループ
 
【9月19日】
 8月2日に神戸で開催したワークショップ(参加型体験学習)のフォローアップの一環で、兵庫経営者協会でそのOB会員を対象にボランティアについて話をする機会を頂戴した。当日参加者数、15名。地場企業の顧問や会長を務めておられ、会社経営の第一線は退かれているが、まだまだ元気いっぱいの一言居士の集まりといったところ。
 現在は、まとまってボランティア活動をなさっているわけではないが、一部の方は大学でボランティアについて講座を受け持っておられるとのこと。小生からは、現役や退職者が地域で社会参加しやすくなるような仕組みづくり、手始めにNPOの評価に取り組むこと等をアドバイスさせていただいた。今後の展開が楽しみ。
(蒲田)
【9月22日】
 今月のサッカーさわやか広場は名古屋グランパスエイトのご協力を得て愛知県大府市で行った。訪問先は一昨年開催した「デイパーク大府」。今年は入居者20名に加えご近所にお住まいの高齢者が約15名参加され楽しい催しとなった。また今年も福祉支援サービス団体NPO法人さわやか愛知がたこ焼き屋台を設置して、広場に集まった120名の参加者に美味しいたこ焼きが振る舞われた。
 Jリーグは終盤にさしかかり大事な時期ではあるが、手嶋雅春広報部長をはじめJリーガー富永康博選手と山内友喜選手が参加していただき、お年寄りと子ども達とともに積極的に交流していただいた。
(吉田旭)
 
映画フォーラムを開催
川越・大府 大盛況
新しいすまい方への関心続々
グループホーム推進グループ
 
【9月11日】
 川越市民会館「やまぶき会館」に於いて、「映画とフォーラムから考える自立と共生の新しいすまい方 in 川越」が開催された。真夏を思わせるような炎天下で、ウィークデーの日中という条件のもと450名を超える出席者があった。
 映画「ホーム・スイートホーム」上映のあと、(有)福祉ネットワークさくら代表小川志津子氏、(社)コミュニティネットワーク協会理事長神代尚芳氏及び当財団の堀田理事長の3人をパネリストとして、「共生型すまいを考える」フォーラムが行われ、「『ふれあい型』グループホームに関する考え方」について有意義な話し合いで、時間が足りなかったという出席者の意見も多くあった。
 ご協賛いただいたアメリカンファミリー生命保険会社、ご後援いただいた県・市をはじめとする各団体、協力をしてくださったNPO法人ニッポン・アクティブライフ・クラブなど多くの方々、本当にありがとうございました。おかげ様で勉強会も発足するとのこと、とてもうれしく思っています。
(鈴木)
 
映画フォーラム会場はいずれも500名ほどの観客で熱気一杯。上は受付風景。さわやか愛知の川上さん(右側)もにっこりとお出迎え
 
【9月15日】
 愛知県大府市勤労文化会館に於いて、同じく「映画とフォーラム」が開催された。
 「敬老の日」でもあり、いろいろ催しが重なる日にもかかわらず、550名余の出席者を数えることができた。特に小学生くらいの子どもさんの出席もみられ、休日に行うことの大切さも実感できた。映画上映の後、出演女優横山通乃氏の講演があり、撮影の裏話など、持ち時間を超えて盛り上がった。その後の「みんなで生きる、一緒に生きる」のテーマで、地元で活躍中の方々をパネリストに、新しい住まい方を探るフォーラムが行われ、具体的なお話を聞く良い機会となった。最後に、声楽家の安藤恭子氏の指導で皆で合唱し、とても楽しい会になった。
 ご協賛いただいた日本自転車振興会、ご後援いただいた大府市、さわやか愛知の川上里美さんをはじめとする実行委員会の皆々様に、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
(鈴木)
【9月17日】
 今年度の事業の一つとして進めてきた案内冊子「『ふれあい型』グループホーム推進に向けて」の改訂について、原稿処理・レイアウトなどの作業を済ませて印刷手配。前回の改訂(ピンク表紙)では、入居希望者もしくは初歩的な立場の読者に焦点を絞る立場を取ったのに対して、今回(クリーム色表紙)はサブタイトル「運営の手引き」ということで、「ふれあい型グループホーム」の立ち上げ・運営についての実例が、具体的な事例として紹介されている。当初の計画通り、この2冊がセットとなって案内書としての役割を担うことができると思う。ご期待いただきたい。
(山村)







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