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情報誌「さぁ、言おう」 2002年12月号

 事業名 高齢者のためのボランティア普及啓発活動
 団体名 さわやか福祉財団 注目度注目度5


ふれあい助け合い 東西南北
さわやかインストラクターから
 全国でふれあい・助け合い活動についてアドバイスを行うさわやかインストラクター。そんな皆さんから活動の状況や個別の課題、心温まるふれあいエピソードなどを寄せてもらいます。
誰もが気軽に利用できる団体に
北河内たすけあい(大阪府)
富田 妙子
 
 インストラクターの私が悩み事を書いていいのでしょうか?
 互助型団体の小さな会を運営して早、7年目です。2年半前より介護保険制度が始まり、たくさんの仲間達はNPO法人格を取り、介護保険に参入され、有償ボランティアの方は楽に運営できるようになったとお聞きし、また事務局運営費はいただかなくてもいいようになった等、いろいろと耳にする中・・・。最近の私はNPO法人、介護保険、委託事業等の言葉に異常反応する自分に気が付きました。
 私はリーダーとして資質に欠けているのではないかと、心は千々に乱れます。NPO法人となってせめて委託事業くらいはするべきではないか? いや立ち上げた時の心のまま、やさしいサービスを目指して地道にやっていけばいいのか・・・?
 9月28日の土曜日、和歌山市で「さわやか地域研修」をインストラクター3人の仲間とWAC和歌山さんの協力で開催しました。その時の和歌山大学の堀内先生の基調講演の中で「地域の有償ボランティアは今よりもっともっとたくさん必要になってくるだろう」「誰にも頼らず、頑張って自立して、やさしいサービスを続けてほしい」等々お話を拝聴しているうちに、その言葉はまさに私自身への励ましのように思えてきました。今まで通りでいいやん・・・それでいいやん・・・。何と私の心は秋空の様に晴れやかになりました。
 ある日事務所で、「運営費をいただき続けるリーダーは資格に欠けているかもしれないね」と言った時のことです。「それは間違っている、私達は運営費を出すことでこの会を盛り立て、一緒に会の運営に携わっていることに誇りを持っているヨ。それが証拠に精算する時に、皆、“ありがとう”と言っているやん、わかるやろう」との言葉。
 そうだ、今まで通り、やさしいサービス、楽しい事務局、気軽に来られるミニデイが週3回開けるよう、皆様の励ましを栄養に頑張ろう、数え年で今年は還暦、新しい出発の年になるかもしれません。
押し付けではなく相手の声を聞けるように
ふれ愛・中津(大分県)
堀 幸子
 
 私たち「ふれ愛・中津」は、1994年7月1日にNHK学園専攻科・社会福祉コースを学び合った6名が集まって、「住み慣れた地域の中で、気軽に助け合える人間関係をつくりたい」「老いても障害を持っていても、人間らしく心豊かに暮らしていけるような仕組みをつくり、共に手を取り合い、助け合いの輸を広げていきたい」との思いから発足しました。以来、今日まで「困ったときは、お互いさま」の心で、“ふれあい・助け合い・支え合い”の草の根的活動を続けています。
 当団体の所在地である中津市は、大分県の北端にあって、福岡県と県境を接しています。市の人ロは約6万7000人、高齢化率20%の地方都市です。また歴史的にも黒田如水が開いた城下町であり、幕末から明治にかけては、慶應義塾の創設者である福沢諭吉が幼児期から青年期までの19年間を中津藩士として過ごした町でもあります。
 私は、夫の転勤に伴い当地に移って来ましたが、一年足らずで夫は海外転勤。その後も国内を転々と約15年間の長きにわたり、単身赴任の生活が続きました。その間、子どもの進学、老親の世話など、まったく親戚、友人もいない中津での生活は、不安と寂しさの連続でした。
 やがて、PTA活動やボランティア活動にかかわり始め、前出のNHK学園で福祉について学んだ後、中津市社会福祉協議会でガイドヘルパーのコーディネーターや中津市ボランティア連絡協議会の設立とその事務局などを担当してきました。そのお陰で「よそ者」といわれながらも、行政、社協、中津市ボラ連などとのかかわりができ、やっと住民として認知されたように思います。
 大分県では1999年より「大分県福祉ボランティア大学校」が開催され、今年で4回目となります。これは大分県がさわやか福祉財団とタイアップして開催しているもので、約5か月間、県内各地から集まった180名の皆さんが熱心に学んでいます。財団と私たちさわやかインストラクターがこの大学の開催を支援しており、私も9月、10月と講師に立ちました。
 まだまだインストラクターとして力不足の私は、事前の学習と謙虚な態度を忘れないように、また、型にはまったサービスではなく、要援助者の必要とするもの(ニーズ)を良く聞き取るように、と常々思っています。「温かい心」で接するふれあい活動は、社会資源として、これからますます必要になってくるはずです。有償サービスとはいえ「ボランティア性を高く持った活動を」と、心を大切にした活動をすすめています。
 私が、インストラクターとして心がけていること・・・。
 「共に生きる社会の一員として、生きがいのある人生を送りたいですね」と促し、「人は人とふれあい、学び合い、磨き合うことによって成長していく」のではと呼びかけ、「あなた自身、すてきに生きる人生を自分で演出し、つくり上げられたらいいな、と思いませんか?」と、励ます。
 これが私の、さわやかインストラクター人生かもしれません!
人のつながりが生きる支え
社団法人長寿社会文化協会 生活支援センター“YOU” (埼玉県)
石井 初枝
 
 生活支援センター“YOU”の活動を始めて7年6か月の間に、何と多くの人と知り合い、つながり合えたことでしょうか。
 福祉の仕事を始める以前は、友人、仕事仲間、ご近所と限られた人達でした。もちろん、その中からでも多くの学びはありましたし、現在の活動に生かされていることが多々あります。
 今、私を取り巻く環境は、一つの興味から横に果てしなく広がり、さまざまな分野の方の英知に触れることができます。介護保険施行に伴い学習をするグループが増え、参加する機会も多くなると、また仲間ができ、今まで知らなかった人や地域の問題がわかり、次のステップも考えられ、さらに自分の振り返りにもなってくる。辛いときもありますが・・・。
 そして今年、インストラクターとしてデビューです。去年1年間はさわやか福祉財団漬けになってしまったようですが、熱き思いの皆様に触れることができました。北海道から九州の方たちと集中して、触れて、つながることができるなんて、なかなか経験できません。叱咤激励を受け、本当にエキサイティングな仲間です。共有できることのありがたさを感じています。目指す道が同じだからでしょうね。今までは、私は私という思いで走ってきた反省も込めて。周りの方たちは大変だったと思います。きっと今もでしょうけど。
 「好きなことをしていていいわね」と言われることがあります。「あなたも始めればいいじゃない」と返すと、「私にはできない」と皆、異口同音。「ちがうのよ、最初は1人でも後は仲間づくりから。この仲間は一生の宝物よ」と話す。本当に宝物です。人は一人では生きられません。
 “YOU”の仲間は、年を重ね、人の手が必要になったら皆で支え合おうと約束しています。そのためには継続した活動をしなければいけないと皆で話し合い、NPO法人を設立しました。インストラクターの皆様のご意見や励ましが後押しになりました。
 これからも、えーどうしよう、もう、体も頭も一杯と叫んでいると、誰かが支えてくれることを願っています。
 そして、誰かが叫んだら支えられる私でありたい。







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