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情報誌「さぁ、言おう」 2002年10月号

 事業名 高齢者のためのボランティア普及啓発活動
 団体名 さわやか福祉財団 注目度注目度5


投稿 生涯学習を地域の中でどう役立てるか
 6月号で特集した「清見潟大学塾」(静岡県清水市)は、得意な技能や専門知識を持つ市民が講師となって「この指止まれ」方式で塾生を募り、教える喜びと学ぶ楽しさを通して生きがいづくりをする市民主導の生涯学習システムだが、これへの共感の声が多く寄せられた。
 
☆ 当青葉大学は地域住民同士による雑学大学で、講師も生徒も地域住民。この地域に移住してきた団地族なので地域文化と歴史を勉強し、市原市民憲章の趣旨を理解する手作りの大学です。平成4年11月開講し10年目を迎えるが、講師になる人は多いが生徒数が増加しないのが課題。
(千葉県・76歳男)
☆ 自治の精神を基礎とする白主的運営を目指すもので大変優れているように思う。これを基礎に地域の人たちの交渉(たとえばサブゼミを開いて事前に問題を検討するとか)が進展すれば人と人のつながりが強化されてお互いに有意義ではなかろうか。
(千葉県・71歳男)
 
 その一方で、現実に体験した不活発な講座、学習の成果を地域活動に発展させる難しさなどを綴った投稿も少なくなかった。
 
☆ 市主催の講座に2年間通った。1年目は講義が主体で2年目は応用と発表会だったが、2年目になると受講生が半数以下に減ってしまった。また、2年間の学習をもとに地域の問題解決のための実践活動をしようとした時には10分の1の参加者となってしまった。要は面倒なことは大嫌いという世相と同じで、講義を受講しても一歩前進という捉え方をしている人は極少数である。
(茨城県・65歳男)
☆ 地方小都市にあって、生涯大学校(県・財団運営)の応募者が定員を割っているのは何とも寂しい。しかし、町内会や職域を超えた同世代の者が学ぶことのできる場は大切にしなければと思う。
(千葉県・68歳男)
☆ 川越市シニア大学「小江戸塾」で1年半のコースを企画・運営委員として活動、今年3月修了し、同窓会を結成。地域の学校や公民館で児童を対象とした体験学習を行うよう努力しているが、なかなか進まない。
(埼玉県・66歳男)
☆ サロン活動で意見がまとまらないことで試行錯誤している。福祉に対する感覚のレベルがなかなか上がらず、まずサポーターの意識変革をどうしていくべきかで迷っている。
(京都府・65歳女)
 
 生涯学習とはいくつになっても、知りたい、やってみたいと思うことを自ら学ぶこと。そして学習を通して仲間と出会い、学んだことを地域社会に生かすことができたら充実感はより深いものになると回答者の多くが考えている。最後にそんな意欲的な意見を紹介しよう。
 
☆ 生涯学習をさらに地域の福祉、ボランティア活動にどう結びつけていけるか?ITを使った福祉活動をどう発展させるかが今年の課題。
(神奈川県・62歳男)
☆ 「人は学ぶことを止めた時に老いる」という言葉があるが、私は生涯学習と生涯現役をモットーに頑張っていきたい。ただし、単に自分の知識を高めるだけでなく、学んだ知識を社会に還元していきたいと考え、兵庫県のサラリーマンシニア支援事業「ひょうごシニアクラブ」への参加や、高齢者の閉じこもりをなくすさまざまなイベントを実施するなどの活動をしている。
(兵庫県・62歳男)
☆ 亀岡市民大学の運営委員として企画したナルク高畑会長の講演で感銘を受け、亀岡市にナルクの拠点を設立し、現在145名の会員で地域の高齢者福祉活動を行っている。この経験から生涯学習は「学ぶ」だけでなく「実践」が必要で、実践することでまた学ぶものを見いだすことがわかった。
(京都府・65歳男)
 
 こうした各地の生涯学習を通して、人々の交流がある地域、みんなが助け合って暮らせる地域が全国のまちに実現することを期待したい。
 
トークアンケート投稿者にお話をうかがいました!
「のびのびキャンパス」で学び、「ぱる塾」で太極拳を教えています
岡山県倉敷市・氏家明子さん(65歳)
 
 トークアンケートの投稿者の一人、氏家明子さんが住む岡山県の生涯学習大学は愛称「のびのびキャンパス」という。県全体をキャンパスに、生涯学習大学主催講座のほか、県内の大学の社会人向け公開講座、公民館講座などが連携講座となって連なっており、いつでも、誰でも、どこでも気軽に知識や知能を身につけることができる。氏家さんも「のびのびキャンパス」でこれまでにパソコン講座やボランティア講座、国際理解、くらしと法律、男女共同参画をテーマとする講座など幅広く受講してきたという。
 座学だけでなく夏期ボランティア体験にも参加、総合病院と特別養護老人ホームでボランティア活動をした。「医療と介護の現場を体験し、人間の心身の健康がいかに大切かを思い知りました。そして、健康づくりをテーマに人様の役に立てることができたらどんなに素晴らしいだろうと考えました」。
 そこで決心したのが、30歳代後半から取り組んできた太極拳を地域の健康づくりに役立てること。ちょうどその頃、県の生涯学習センターが生涯学習ボランティア「ぱる・ボランティア」を募集しており、健康分野で応募、「ぱる塾太極拳講座」を開くことになった。
 
氏家さんの太極拳講座風景
 
 「ぱる塾とは、ぱる・ボランティアが得意分野を生かして自主開設する講座で、太極拳講座は全13回で太極拳の基本様式をマスターする人気講座だ。現在、開講3年目で、岡山大の学生から87歳の男性まで老若男女20人が和気あいあいと太極拳を学んでいる。
 「誰もが健康でありたいと願っていますから、そのお手伝いができるのはありがたいこと。いずれは太極拳で国際交流したいですね。」と氏家さんの夢は大きく膨らんでいる。







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