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Monthly Report
さわやか活動日記(抄)
〈2002年1月1日〜1月31日〉
 
インストラクター研修 着々と
フォローアップと候補者研修 福岡 大阪
組織づくり支援グループ
 
【1月13日】
 日本自転車振興会の補助事業として宮崎県宮崎市において「地域たすけあい研修会」を開催。高齢者福祉に限らず障害者支援、育児支援など様々な分野の活動団体が参加して、まちづくりを視野に入れた地域での助け合いのあり方を考える内容。42名が参加。午前中は基調講演とシンポジウム、午後は助け合い活動の「仲間づくり」「組織づくり・組織運営」「地域通貨の活用法」についての3分科会に分かれて学習。どの分野にも共通する組織運営の難しさを実感。また、近隣型の助け合いについて興味を抱いている参加者が多く見受けられたことは、今後の展開の参考になるのではと思われる。
(三輪)
【1月16・17日】
 日本自転車振興会の補助事業として福岡フォローアップ研修会・インストラクター候補者(九州・沖縄ブロック)研修会が福岡(ホテル・クリオコート博多)で開催。初日は25名の参加で具体的に団体を立ち上げたいという方に対して、3分科会に分かれ、課題の整理、立ち上げの再学習など、個別相談を中心に行った。翌日は、インストラクター候補者研修。5名の参加。大阪同様のプログラムを行った。
(木原)
【1月30・31日】
 平成13年度 大阪フォローアップ研修会・インストラクター候補者(東海・北陸・近畿・中国・四国ブロック)研修会を大阪で開催した。参加者は9名。1日目は「団体設立について」の問題点・課題の洗い出し、解決までが全体会・分科会に分かれて行われた。中でも中村順子講師による地域課題を解決していきながらの「組織づくり」から「活動」への使命・役割(ミッション)はわかりやすく、また課題をどのように解決していくかを学んだ。2日目はインストラクター候補者のためのフォローアップ研修会が行われた。参加者は9名。インストラクターとしての「心構え」はどうか? 問題解決へのアドバイスや支援ができるか? など共感や指導力が問われた。また、ロールプレイを通して、相談の仕分けの重要性など問題解決へのノウハウも経験し、「インストラクターの役割について」講師の方々からの意識づけが行われた。候補者の方々にとって実りの多い、有意義な研修会となったと思う。
(佐藤康)
 
JA富山県中央会などが主催
地域協同推進シンポジウム
地域協同推進プロジェクト
 
【1月11・28日】
 長野市で「地域協同推進フォーラム in NAGANO」の準備会。これで4回目となった準備会でいつも使わせていただくのが、長野県社会福祉協議会の音楽室兼用の会議室で、片隅にピアノがあり、音響にも配慮した造りとなっている。そのせいか、この準備会は、議論の響きあいがよく、社協、農協、生協、NPO・草の根団体や、県、市のスタッフなど、様々な立場の人たちによる混声合唱のリハーサルを思わせる。曲のテーマはもちろん「地域協同」。2月28日本番では、会場の若里市民ホールで息の合った演奏(事例発表)が楽しめそうだ。そして、その響きが県内外の各地へ広がっていくことだろう。
(丹・松本・三輪)
【1月18日】
 富山市。JA富山県中央会などが主催の「地域協同推進シンポジウム」に参加。基調講演はNPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸理事長の中村順子さん。スライドを使って、ちょうど大震災後7年を経たばかりの神戸での地域活動を説明。内容には地域通貨あり、空き店舗を活用した図書館兼用のたまり場ありと盛り沢山。200名余の参加者に、地域活動に地域協同が欠かせないこと、そのためには各地の自治体はじめ、社協、農協、生協など既存組織の理解が大変重要であることを強く印象づけた。午後の事例発表では、それぞれの組織と草の根の立場から、富山でも新しいふれあい社会づくりが地道に、しかし着実に進んでいることが窺えた。この催しは富山では3回目。全国のJAに広がることを期待したい。
(丹)
 
栃木 山形 北海道 を訪問
自治体プロジェクト
 
【1月11日】
 栃木県高齢対策課、生活環境文化振興課を訪問。介護予防生活支援「はつらつセンター」は、学校・公民館・民家を活用し、運営はNPO法人の参入も認め、18市町村で展開される。NPO法人人人(にんじん)の生きがいデイサービスは、宇都宮市の委託事業。人人のサービスで、ご両親が元気になられた利用者が個人宅を開放された。とても明るい「にんじんハウス」だった。
(和久井)
【1月13日】
 山形県最上町・中村町長のご依頼で、最上郡初のNPO法人アルカディアもがみ認証記念会で講演した。町は、町長の「健康に勝る幸せなし」のもと、山村型福祉先進町である。施設ウェルネスプラザも素晴らしいが、福祉を産業ととらえ、福祉金額は米産出高を超し、雇用も町役場職員を上回っている。そこに、10のボランティア団体が結集し、天童のさわやかインストラクター加藤由紀子さんの指導を受けてNPO法人が誕生した。
(和久井)
【1月29・30日】
 「北海道構造改革懇談会・堀達也知事と堀田力対談」に併せて、道庁、札幌市、JAホクレン、NPO法人と打ち合わせる。道庁・総合企画部構造改革推進課、高齢者保健福祉課、環境生活部。構造改革推進課は、地域づくりにおける市民と行政の役割・協働を戦略プロジェクトとして推進中。高齢者地域支援事業では、NPOの提案も検討されている。介護相談員研修を道内で開催する要望もあった。
(和久井)
 
高齢社会研究セミナーが開催
内閣府・高連協主催
渉外代表
 
【1月25日】
 内閣府と高齢社会NGO連携協議会(高連協)による高齢社会研究セミナー「中高年の社会参加を実現するためには」が開催された。基調講演で慶応大学清家教授は、「職業人生選択を自分の手に取り戻し、年齢から自由な社会づくりを」と発言。同会代表でもある堀田理事長は、意識改革をし、「年齢などにかかわらず、すべての人が自分の能力を活用し、充実して生きることが、大切だという価値観を確立しよう」など5つのメッセージを語った。5分科会は、中高年の社会参加を「起業就業」「企業の中高年活用」「自治体との協働」「中高年自主活動の仕組み、仕掛け、場づくり」等。3年目にして内容は充実し現場感あふれるセミナーであった。
(和久井)







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