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情報誌「さぁ、言おう」 2002年4月号

 事業名 高齢者のためのボランティア普及啓発活動
 団体名 さわやか福祉財団 注目度注目度5


われら地域市民
創造的に生き生きと
〜地域で活躍する企業OBたち〜
 
アクティブエイジングネット・浦安
 千葉県浦安市に第一線を退いたサラリーマンを中心に組織された「アクティブエイジングネット・浦安」(AAネット浦安)という団体がある。市内の同会副会長上辻茂樹さん宅に集まった会長の板倉哲郎、次期会長の大塚康、宇佐美彰の諸氏と上辻氏夫人真理子さんから話を聞いた。
 
アクティブエイジングネット・浦安とはどんな会ですか?
 高齢期を生き生きと過ごしたいという気持ちを持った浦安市内在住の第一線を退いた人たち20人が発起人となって設立しました(2000年2月)。ライオンズクラブ・公民館で開催するセミナー・町内自治会などの役員会・講演会・行事・パーティーなどで知り合ったシニアたちが、「こんな会をつくりませんか」と誘い合いながら自然発生的にできたものです。現役時代はそれぞれ何のかかわりもなかった人たちです。会員が楽しく学び合いながら心身ともに元気なシニアでありつづけることと会員の能力・知識・経験を活用して地域社会に貢献をすることを目的としています。
皆さん浦安市に住む
 そう。浦安市は通勤者のほとんどが東京都心部へ通っています。高齢化率はまだ7%弱と低いものの、知識・経験の豊富なシニアの方々が年々第一線を退かれており、今後はこの傾向に拍車がかかるのではないでしょうか。
どんな団体ですか?
 “みんなでやろう”の精神よりもむしろメンバー個人の豊富な知識、経験を生かした個性的なグループです。個人個人が自己啓発を行いながら生き生きと人生を楽しみ、結果的に地域社会への貢献ができれば個人にとっても社会にとっても意義あることと考えています。それと、設立時からIT技術を活用していること。21世紀のシニアはインターネットやパソコンに習熟しているのが特徴。会員各自がメールやホームページなどを利用して会員間の連絡や広報を行い、事務員も事務所電話も置かず事務経費をかけずに運用しています。会員の90%がパソコンに習熟しています。
 メンバーは60歳代後半を中心に46名(1月末)です。男26名、女20名で、サラリーマンOBが多いだけに珍しい男性主導型のボランティア団体ですね。外国人メンバーもいます。会費は夫婦で月500円、月1回の例会への出席が原則ですが、部会は出席したい好きな部会の会合に都合のつくとき自由に参加し出席の義務はありません。
 
男性料理教室
 
中学校の校舎で地域の高齢者にパソコン教室を開催
活動状況を教えてください
 多くのシニアの方々が関心を持っているテーマで、すぐにでもリーダーとなっていただける専門知識、経験、能力を持つ方が会員の中にいたということから、文化・電脳・カウンセリング・高齢者経済・ウエルネス・介護福祉・国際交流の7つの部会をつくりました。会員は好きな部会に所属し自己研鑽に励む傍ら地域社会への貢献活動も行っています。2000年6月には会の初の行事として「高齢者経済問題・超低金利下における資産運用を考える」をテーマに一般市民向けの講演会を開催しました。講師は会員の大手証券会社OBです。毎週開催される浦安市主催のIT講習会には、毎回約10名が講師の補助としてボランティアを行いました。昨年4月からの1年間で1人平均50回程度行ったことになります。また、浦安市公民館と協同で、市民と会員を対象に臨床心理学博士他を招き“中高年の心の問題”について5日間のセミナーを行うなど、何れの部会も活発に行動しています。ボランティアは無報酬、交通費等の費用も自弁で行っています。
苦労話を聞かせてください
 会員の中には現役時代に大企業の管理者だったりそれぞれの分野で専門家だった方が大勢います。議論がはじまると凄いですよ。定例会や運営委員会は2時間の定刻に終わりますが、その後の飲み会は夜遅くまで続きます。まとめるのに大変苦労します。でも、現役時代に調整に腕を振るった方もいますからね。
 
上辻夫妻(左端と左から4人め)と大塚さん、板倉さん、宇佐美さん(以上左から)
後輩の現役サラリーマンにぜひアドバイスを
 定年後のボランティアの世界は今までと全く違う世界です。気負わず、無理せず、「新しい事への挑戦」といった気分でやってきました。「AFTER(アフター)定年」は肩書無しの世界です。気楽ではあるが頼りになるのは自分だけ、自立の精神で地域に溶け込み、「自己研鑽」に励んで下さい。
最後に、これからの課題は何ですか?
 浦安は比較的若い町だけにこれからはシニア人口の増加が問題です。市も市民といろいろな面で協力していかないと行政の停滞が起こると思います。最近は、行政も我々の活動に注目し協力してくれるようになりました。今後は我々も行政や地域との協同を今まで以上に強めていきたいと思っています。
コラム
 上辻さんの奥様真理子さん。「定年間近になった主人を町の自治会に入るように仕掛けたのは私なんです。それまで自治会役員は殆ど奥様方でしたが、我が家へ順番が回ってきたのを機会に主人に頼んだんです。リタイアしてから近所との付き合いが全くできない男性が多いことは前から知っていましたから、地域の方との交流は大切です」と話す。以後自治会には男性役員が増えたという。その上辻さん、今や元商社マンの経験を生かし、会のまとめ役として、また行政とのパイプ役に得意技を発揮している。







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