ムダマの接合
2枚の材を接合します。これをチョウアワセといいます。
クチヒキでスミツケ
ムダマ材を、キリン(万力)やツカセで上下に固定します。クチヒキで下方の接合面の形状を上方に写しとり、いったん固定を外して、ノコギリで切ります。
スリアワセ
再度ボルトで固定し、隙間をトオシノコでこすり、隙間を密着させます。水もれを防ぐ技術です。中刃ノコの後に、目の細かい小ノコ(仕上げノコ)に替えてしっかりとすりあわせます。
ダメキリ
船釘を打ち込む溝(ダメ)をダメキリノミと、ノミを使って掘ります。(8寸間隔、19ヵ所)
釘穴を開ける
両ツバノミを打ち込んで、釘の通る穴を開けます。
キゴロシ(木殺し)
接合面をゲンノウで叩いて少しへこませます。木の繊維が水を含むとふくらみ、接合面が更に密着します。
釘穴を開ける
両ツバノミで開けた穴に、再度片ツバノミを打ち込んで釘穴を確認し、通りを良くします。
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