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平成14年度(2002年)研究報告

 事業名 医学医療に関する研究助成
 団体名 笹川保健財団  


V. 研究の成果等の公表予定(学会、雑誌等)
 本研究の一部は平成14年6月の第7回日本緩和医療学会総会(松山市)にて「一般総合病院緩和病棟への動物介在療法の導入における問題点の検討−第一報」として発表した。今後、本研究については継続して検討を重ね、日本緩和医療学会その他で発表していく予定である。
 
参考文献:
1.疼痛コントロールマニュアル、ペインチャートを用いた消化器外科における癌性疼痛管理、日本外科系連合学会誌、24(6)、865−869(1999)山崎恵司、菅 和臣、東野 健、大里浩樹、今本治彦、丸山博英 他
2.一般病棟における癌性疼痛管理、メディカル朝日、0(4)、39−42(2000)山崎恵司
3.アニマルセラピーとは何か、横山章光著、日本放送出版協会
4.検証アニマルセラピー、林良博著、講談社
5.アニマルセラピーコーディネーターて何だろう、山崎恵子著、ウイネット
 
謝辞
 医療施設における動物介在療法(活動)の見学に際していろいろとご教示いただきました国立がんセンター東病院緩和ケア病棟医長の志眞泰夫先生、および講演その他でいろいろなご教示をいただきました山?ア惠子先生に深く感謝申し上げます。また、今回の研究の全般にわたりまして終始、励ましと助言をいただきました当院の大森綏子副院長に感謝申し上げます。
 
 
表1.コンパニオン・アニマルの病室訪問に関するアンケート(別紙
 
表2.アンケート結果(別紙
 
表3.動物介在療法(Animal Assisted Therapy:AAT)の緩和ケア病床への導入について(案)(別紙
 
表4.緩和ケア病床における犬の訪問活動 計画書(別紙
 
表5.院内各種委員会での審議経過
 
平成13年09月、緩和ケア病床スタッフの中で、AATに関するミーティングを開始
平成13年10−12月、緩和ケア病床入院患者および家族に対してアンケート実施
平成13年12月28日、企画書を病院へ提出
平成14年01月16日、診療コア委員会で審議
 “前向きに検討可で、詳細については4つの下部委員会で検討すること”
平成14年01月22日、医事委員会承認
平成14年02月01日、感染対策委員会(1回目)
平成14年03月07日、保険診療委員会承認
平成14年03月08日、感染対策委員会(2回目)承認、その後、留保
平成14年03月14日、患者サービス向上委員会承認
平成14年03月27日、診療コア委員会で最終審議
 “各委員会で検討し承認を得ているが諸問題あり、担当者から直接意見を聴取する”
 平成14年03月28日、担当副院長と担当者(冨田)、直接面談
 “開始時期についてはやや尚早であり、更に準備検討すること”との決定
 その後も、AATチームで定期的にミーティング、勉強会を開き、準備を行う。
平成14年12月27日、企画書を再度、病院へ提出
平成15年01月15日、診療コア委員会で審議
 “経営会議で審議すること”
平成15年01月27日、経営会議で審議 “現時点では承認せず”
 その後、担当副院長と担当者(冨田)、直接面談にて、以下の回答を確認。
 “一般病床との混合病棟の中での緩和ケア病床において動物介在療法あるいは活動を行うことに関しては、尚潜在的なリスクなどが考えられ、それに対する不安が拭いきれない。当院の緩和ケア病床については、将来的に20床の独立病棟への移行等いくつかの改革計画の可能性もあり、それらの動向を見ながら今後検討する。”
 
表6.初回計画書の各種委員会における審議事項
 
医事委員会:治療の一環として行うのか? 費用はどうなるのか?
回答:現時点では治療行為としては行えない。また保険診療の適応ともならず、必要経費は、研究助成金等から支出することとする。病院スタッフ以外のメンバーは、ボランティアとしての参加となる。
保険診療委員会:保険診療上は点数算定項目が無く、問題に該当しない。
感染対策委員会(1回目):臭い、安全性(噛み付き、犬の病気)、退出後の清掃の問題
同(2回目):感染対策上のいくつかの問題について委員から質問あり。
回答:セラピー犬の選定におけるJAHAの認定基準や定期的腸内細菌検査、チェックシートなど詳細な資料を配布し、安全対策、感染対策上の問題がないことの説明を行う。
 “感染対策委員会としては、感染リスクは考えにくく導入を同意する。”
患者サービス向上委員会:患者サービスの向上につながるのではないかということで承認
 
表7.研究経過の概略(別紙
 
表8.当初の計画案における問題点(別紙
 
表9.一般総合病院緩和病棟におけるAATあるいはAAA導入、実施における問題点
 
1.一般総合病院の緩和ケア病棟としての問題点
・施設が大きく広いため、セラピー犬が病院に到着してからAAT活動を行う場所に至るまでの動線が長い。
・施設内には、多くのまた色々な患者および家族、医療従事者などが存在し、セラピー犬が多くの人の目に触れ、また接触する機会がある。(動物に対する嫌悪、恐怖を持つ人も存在する。)
 
2.対象とする患者の多くが癌の終末期の患者であるための問題点
・AAT活動に従事する外部のボランティア(セラピー犬のハンドラーなど)にも高い人間性、倫理性、社会性などが必要とされる。
・多くの患者では免疫能は低下しており、易感染性である。
・セラピー犬にも、より高度の能力、清潔が必要とされる。
・個々の患者における期間は限定されるため、継続したAAT活動は実際上行えない。
 
3.病院管理サイドからみた問題点
・直接の病院収益とは関係がない。動物介在療法や活動それ自体には保険点数もなく、また医療上の絶対的な必要性もないため、基本的には患者サービスの一環となるが、その割には前記1、2に挙げられたいろいろな問題点があり、それら潜在的なリスクを相殺するだけの明確な利益が算定しにくい。







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