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2. 電波標識 Radio Aids to Navigation
種類
Type
機能
Function
有効範囲
Coverage
必要な受信設備等
Necessary receiver
ロランC局
Loran C Station
船舶がロランC受信機によって船位を測定するための電波を発射する施設をいい、3〜5局で1チェーンを形成している。(船舶が、チェーン内の主従局から発射される電波の時間差をロランC受信機で測定して船位を求める。) 昼夜間
1,100海里
ロランC受信機
ディファレンシャルGPS局
Differential GPS Station
船舶かディファレンシャルGPSビーコン受信機等によって高精度船位を得るための補正値等電波を発射する施設をいい、センター、ディファレンシャルGPS局でシステムを形成している。 昼夜間
110海里
ディファレンシャルGPSビーコン受信機
無線
方位
信号所
中波
標識局
無指向
ビーコン
Non-directional radio beacon
船舶が方向探知機によって送信局の方位を測定することができるように、常時無指向性電波(中波)を発射する施設をいう。一部の局では船舶気象通報を定時に放送している。 昼夜間
110海里
方向探知機
マイクロ波
標識局
レーマーク
ビーコン
Ramark beacon
船舶のレーダー映像面上に送信局の方位を輝線で表すように電波(マイクロ波)を発射する施設をいう。 昼夜間
20海里
レーダー
(Xバンド)
レーダー
ビーコン
Rader beacon
船舳のレーダー映像面上に送信局の位置を輝線符号の始点で表すように、船舶のレーダーから発射された電波に応答して電波(マイクロ波)を発射する施設をいう。 昼夜間 9海里
又は5海里
レーダー
(Xバンド)
 
ディファレンシャルGPS
 
中波無線標識局
宗谷岬灯台、同無線方位信号所(北海道)
 
マイクロ波標識局
六島レーダービーコン(岡山県)
3. 音波標識 Audible Aids to Navigation
納沙布岬霧信号所(北海道)
 
犬吠崎霧信号所(千葉県)
 
 音響を利用した航路標識を音波標識と呼びます。いわば音の灯台です。霧信号の名称で灯台などに併設され、霧、雪などにより視界が悪くなったとき、音響を発して付近を航行している船に灯台の位置を知らせます。







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